クジャクのダンス、誰が見た? ネタバレ 1巻から最新刊5巻 犯人は?

漫画

はじめに

浅見理都の『クジャクのダンス、誰が見た?』
1巻から5巻のネタバレです。

ミステリーですが、まだ犯人はわかっておらず、
むしろ怪しい登場人物が増えてきてしまっています。

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クジャクのダンス、誰が見た?(3) クジャクのダンス、誰が見た?(4)

クジャクのダンス、誰が見た?全5巻
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物語の導入

クリスマスイブの夜
元警察官の山下春生が放火された自宅から
遺体で発見させた。
犯人として逮捕されたのは、
20年前に春生が担当した東賀山事件の犯人・遠藤力郎の息子
遠藤友哉だった。
しかし、春生がひとり娘の山下心麦に残した手紙には、
自分が殺されることを予期した内容、
遠藤友哉、他5人の名前があり
その人達が逮捕された場合冤罪である。
と書いてあった。
さらにその冤罪の弁護人として松風義輝の名前があった。

心麦は松風に会いに行くが…

登場人物

・山下心麦(やましたこむぎ)
主人公
2001年2月6日生まれ文学部
クリスマスイブに屋台でラーメン食べたあと
自分だけ映画を見に行った間に父親が殺された。
行動派だがやや無鉄砲。

・山下春生(やましたはるお)65歳
1975年警察官拝命
2017年定年退職。
定年退職後も2022年5月まで
近所の交番で交通相談員として勤務。
クリスマスイブに自宅で火災が発生。
焼け跡から遺体となって発見された。

・染田進(そめだすすむ)
ラーメン屋台の店主。
昔ムショに入っていて春生に世話になった。
春生が殺された日、
春生から心麦宛に封筒を預かっていた。

・遠藤友哉(えんどうともや)
山下春生の殺害容疑で逮捕された。
死刑囚・遠藤力郎の息子。

・松風義輝(まつかぜよしてる)
春生の手紙で指定されていた弁護士。
幼馴染の波佐見幸信(はさみゆきのぶ)と
法律事務所を共同経営している。

・木村夏美(きむらなつみ)
心麦の伯母。
しかし、心麦と血縁関係がないことが判明した。

・赤沢正(あかざわただし)
警視庁捜査一課係長。
春生の事件を担当。
春生と共に東賀山事件の捜査をしていた。
心麦が幼いころから妻・京子とともに
付き合いがある。

・秋貞隆雄(あきさだたかお)
警視庁捜査一課刑事。
赤沢の部下。
春生の事件の捜査を担当。

・沢谷みのり(さわたにみのり)
一時期春生と一緒の部署だったという女性警官。

・神井孝(かみいたかし)
週刊ジダイという雑誌の記者。

・阿南由紀(あなんゆき)
検察官。
T大法学部3年のときに司法試験合格、
新任明けでいきなり法務省刑事局付。
女性初の本部係。
特捜にも少しだけいた。

春生の手紙にあった名前
・三木田辰雄(みきだたつお)
・遠藤友哉(えんどうともや)
・津寺井幸太(つじいこうた)
・廣島育美(ひろしまいくみ)
・阿波山京一郎(あわやまきょういちろう)
・高畑まのか(たかはたまのか)

“クジャクのダンス、誰が見た?”の意味

ジャングルの中でクジャクが踊っているのを
誰も見ていなければ、
それは存在していないことと同じなのか。
という問い。
誰も観ていないジャングルの中で
クジャクが踊っていたかどうかは誰にもわからない。
本当のことを知っているのはクジャクだけ。
たとえクジャク自身が
自分に嘘をついたとしても躍っていたという
事実からは逃れられない。
人は自分からは逃げられない。
逃げたら過ちを正す機会を失う。

ネタバレ

事件発生

クリスマスイブに元警察官の山下春生の
自宅で火災が発生。
焼け跡から遺体となって発見された。
捕まったのは過去に担当していた
東賀山事件の犯人の息子の遠藤友哉。

手紙

春生と心麦が常連のラーメン屋台の店主・染田進は
山下が殺された日、春生から心麦宛に封筒を預かっていた。
中には300万円と手紙が入っていた。
父と心麦しか知らないエピソード。
春生は自分が殺されることを予期していた。
手紙の内容は
『私が誰かに殺されたとして
以下に挙げる人物が逮捕・起訴されたとしたら
その人は冤罪です。
・三木田辰雄
・遠藤友哉
・津寺井幸太
・廣島育美
・阿波山京一郎
・高畑まのか
下記の弁護士に頼んでその人の弁護を依頼してください。
300万はそのお金。
詳細は心麦の身に危険が及ぶ可能性があるから書かない。
殺されたとしてもやむを得ない部分がある』
書かれていた弁護士の名前・松風義輝

東賀山事件

2000円7月7日
地元では有名な資産家の
林川安成(はやしかわやすなり)さん一家が殺された。
父・明宏、母・乃梨子、妻・里子、長男・奏太の6人が殺害され、
全員が螺旋階段に吊るされた状態で発見された。
当時生後半年の次女・歌は
別の部屋にいたためか助かっている。

犯人は第一発見者で、近くに住む
遠藤力郎。当時40歳た。
遠藤は安成に多額の借金があり、
そのことを周囲に吹聴され
噂されていると思い込み一方的に殺意をつのらせた。
逮捕の決め手は犯人しか知り得ない情報を力郎が供述したこと。
逮捕されたのは2000年12月14日。
現在62歳。

被害者の林川家は林川明宏が一代で林川グループを築きあげた。
複数の愛人がいて妻の乃梨子とよく揉めていた。
乃梨子は事業のいくつかを経営。
ひとり息子の安成を溺愛していた。

安成は林川グループが手掛ける飲食店で働く里子に
一目惚れし交際、母の反対を押し切って結婚。
長男、奏太が誕生した。
安成はグループ企業をいくつか任されるようになる。
しかし会社の金を横領。
乃梨子と明宏が内部で揉み消すが、
隠蔽を知って辞職した幹部役員もちらほら。
多額の退職金を払う代わりに
一切口外しないよう誓約書にサインさせている。

力郎は友哉が事件を調べていることを知って
再審請求を取り下げた。

遠藤友哉

息子の友哉は力郎の逮捕後施設に。
いじめに合いボヤ騒ぎを起こす。
就職後、上司の家に放火。
怪我人は出ず10年間刑務所に。
つい最近まで服役していた。
スマホには東賀山事件の捜査関係者を調べた履歴があった。
犯行時刻頃、現場近くの防犯カメラに写っていた。
火をつけるための灯油を購入したこともわかっている。

上司の家の放火の他にやってない倉庫の放火の事情聴取で追い詰められ、
親父も疲れて罪を認めたのかと気づき
出所後父親の冤罪を信じて東賀山事件を調べた。

阿南検事

検察庁。
阿南検事。女性。
T大法学部3年のときに司法試験合格、
新任明けでいきなり法務省刑事局付。
女性初の本部係。
黒幕と繋がっている模様。
誰かに事件の進捗を電話している。

松風義輝

心麦は松風に会いに行った。
松風は春生と面識がなかった。
しかし松風は依頼を引き受けることにした。
心麦が危なっかしい。
父のために何かしていないと気がすまないんだろうと、
松風が事務所でバイトすることを提案。

松風が友哉と面会。
友哉から松風に渡されたノートには
『週刊ジダイの神井さんに連絡をとっ
あなたを弁ご人にしてもいいかどうかきいて下さい。
神井さんへ
この人が信頼できそうなら
あの資りょうをわたして下さい!!』
と書かれていた。

松風の父親は警察官だった。
窃盗の疑いで懲戒免職されその後行方不明。
名前は久世正勝。

心麦=歌?

週刊ジダイという雑誌記者の神井孝という男が、
燃えた心麦の自宅に不法侵入していた。
神井は心麦の母子手帳を見つけた。
母子手帳に
阿波山産婦人科医院
医師・阿波山京一郎
助産師・高畑まのか
と書かれていたから
東賀山事件で殺されなかって歌は心麦なのではないかと
考え伯母とDNA鑑定する。
伯母とのDNA鑑定結果
木村夏美さんは山下心麦さんの
生物学的おばである可能性は限りなく低いと言えます。
結果は心麦にも見せる。
しかし、誕生日が合わないし、
戸籍も養女になっていない。

染田から
奥さんが心麦のことを
「よく食べるから他の子より一回り大きい」
と言っていたという発言あり。

手紙は偽造?

手紙は
『友哉が山下さんを脅して書かせた可能性』
が出てきた。
手紙は遠藤が染田に書かせたものだと思う
という秋貞の見解に赤沢が薄ら笑いを浮かべる。
染田はクスリ代を稼ぐために
偽ブランド品やサインの偽造し、
不正競争防止法違反で逮捕された過去があった。
その時、取り調べしたのが春生。

染田進

染田の家に秋貞が任意同行にきた。
行く前に染田は誰かに電話
「今…警察が来てっ…」なにか聞いて電話を切った。
染田が取り調べを受けている部屋の扉が開いていて
警官に連れられた友哉が通る。
目が合う。
染田は
「山下さんの手紙を偽造したのは俺です」
と自供。
しかし、それは金欲しさについた嘘だった。
黒幕と思われる人物に裏切られたようだ。
『約束が違うじゃないですか。
ちょっと待ってください。俺は言われた通りに…』
と誰かに電話している。

その後、心麦に会い警察で発言を撤回することを決めるが
その日の夕方、
河川敷で意識不明のところを救急搬送されるが死亡。

力郎は東賀山事件の犯人ではない

松風が友哉のノートにあった録画データを
神井に見せてもらう
友哉は殺人の被疑事実で再逮捕された。
動画は春生と友哉が喫茶店で話しているもので
春生が友哉に謝っていた。
春生『事件解決数年後、力郎さんの死刑判決が確定したと聞き
ある考えが私の頭を掠めて
離れなくなりました。
力郎さんは東賀山事件の犯人ではない。』
『今は独自に確証を得ようと動いていて…』
動画おわり。
撮影は謝罪の部分だけと春生との約束だった。

春生はおそらく真犯人にたどり着いていた。

久世正勝

松風の父親、久世正勝(くぜまさかつ)は
赤沢の同期だった。
赤沢は犯人を仕立て上げる取り調べをしていた。
久世はそれに反発。

三木田辰雄

手紙にあった三木田辰雄は東賀山事件、
遠藤力郎の弁護人だった。
松風と心麦は三木田辰雄に会いに行った。
三木田は松風が最初に入った法律事務所の
所長と修習同期だった。
春生に松風を推薦したのは三木田だった。
春生は三木田のところにきて
「遠藤力郎は東賀山事件の犯人ではないと考えている」
と話を聞きに来たらしい。
松風が歌を引き取った人物の連絡先を知ってるかきくと、
手紙に名前があった津寺井幸太だった。

鳴川徹

心麦は友人のありさが
裁判所で春生に会った日時のメモを松風に渡した。
メモの一つは松風が弁護した事件だった。
刑事弁護をやってる人のメーリングリストで
呼びかけて担当してた弁護士を探す。
鳴川徹(なるかわおとる)という人物が
メールをみて事務所に訪ねてきた。
元検事の弁護士。
遠藤友哉やってないと思うと言う。

津寺井幸太

翌日、津寺井のことろに鳴川と行く。
津寺井はとりつく島もない。
心麦が「私は林川歌さんに間違えられて困っています」
とノートに書いて見せながらインターフォン押す。
話をきいてくれて。
歌はシンガポールの大学に留学中。
心麦とは似てない。

津寺井が誰かに電話で怒ってる
「だから話がちがうじゃねぇか!!!
歌のことは大丈夫ってアンタが言ったから!!
今頃こんな嗅ぎ回るやつが出てくるなんて…」
電話の相手「知らせなかったのは優しさだよ、
染田がどうなったか知ってるだろう」

阿波山産婦人科

母子手帳にあった阿波山産婦人科に
心麦と松風が行った。
まのか(?)は
心麦が名乗り春生の名前を出すと逃げてしまう。
男は
「心麦ちゃんか?赤沢さんに聞いて来たのかい?」
と言った。

おわりに

赤沢さん怪しくないですか?
黒幕はまだ出てきていない人物なのかも、
全くわかりません。
次巻発売を待ちます。

ここまで読んでいただきありがとうごさいました。

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