映画『汝、星のごとく』はどこまで描く?『星を編む』との違い・続編の内容を解説

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※本記事の一部はAIを活用して作成しています。

はじめに

凪良ゆうさんの本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』が、横浜流星さんと広瀬すずさんのダブル主演で実写映画化されます。

映画の公開日は2026年10月9日。監督は『余命10年』『正体』などを手がけた藤井道人さん、脚本は『おかえりモネ』『きのう何食べた?』などの安達奈緒子さんです。

『汝、星のごとく』には、その後を描いた続編『星を編む』があります。

そのため、

「映画は原作のどこまで描くの?」

「『星を編む』の内容も映画に入る?」

「映画を見る前に続編まで読んだ方がいい?」

と気になっている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、『汝、星のごとく』『星を編む』を読んだ私が、映画で描かれそうな範囲と2冊の違いをネタバレありで解説します。

※ここから先は、『汝、星のごとく』『星を編む』の重大なネタバレを含みます。

『汝、星のごとく』の登場人物、詳しいあらすじ、結末、名言を先に確認したい方はこちらをご覧ください。
『汝、星のごとく』あらすじ・ネタバレ・名言・相関図

映画『汝、星のごとく』の基本情報

映画『汝、星のごとく』の公開日は、2026年10月9日です。

主なキャストは次のように発表されています。

  • 青埜櫂:横浜流星
  • 井上暁海:広瀬すず
  • 久住尚人:松村北斗
  • 二階堂絵理:中村アン
  • 植木渋柿:濱田岳
  • 青埜ほのか:尾野真千子
  • 井上志穂:木村佳乃
  • 林瞳子:石田ゆり子
  • 北原草介:長谷川博己

原作の中心人物がほぼそろった、かなり豪華なキャストです。

公式サイトでは、映画について「愛し合いながらも運命に翻弄され続けた15年」「愛と選択の物語」と紹介されています。

高校生で出会った櫂と暁海が、夢や家族に人生を左右されながら、15年間にわたって愛し合う物語になるようです。

結論:映画は『汝、星のごとく』のラストまで描く可能性が高い

現時点では、映画が原作のどの場面まで描くのか、詳しい構成は公表されていません。

ただし、公式サイトに「15年の大恋愛の末に、2人のくだした決断とは」と書かれているため、映画は櫂と暁海が高校生で出会うところから、原作の結末まで描く可能性が高いです。

『汝、星のごとく』は、17歳で出会った櫂と暁海の人生を長い年月にわたって描いています。

櫂は漫画原作者になる夢を叶えるため東京へ行き、暁海は精神的に不安定な母親を置いていけず、島に残ります。

遠距離恋愛を続ける2人ですが、仕事や収入の差、櫂の浮気、暁海の家族問題などによって少しずつすれ違い、やがて別れてしまいます。

その後、暁海は北原先生と結婚します。

一方の櫂は、仕事仲間である久住尚人の騒動によって漫画の連載を失い、母親からの金の無心にも苦しめられ、生活が崩れていきました。

さらに櫂は胃がんを患います。

櫂が病気であることを知った暁海は、北原先生のもとを離れて櫂のもとへ向かい、残された時間を一緒に過ごします。

最後に2人は島へ戻り、今治の花火を見ます。

そして一発目の花火が上がったとき、櫂は暁海と手をつないだまま亡くなりました。

映画が公式の説明どおり「15年の大恋愛」を描くのであれば、この花火の場面まで映像化される可能性が高いと思います。

櫂が書いた『汝、星のごとく』まで映画に入る?

原作の最後には、櫂の死後、暁海のもとに一冊の本が届きます。

本のタイトルは、

『汝、星のごとく 青埜櫂』

でした。

亡くなる前の櫂が、暁海との人生を書き残していたのです。

この本が届く場面は、作品のタイトルにつながる重要な結末です。

映画でも、櫂の死だけで終わるのではなく、暁海のもとに本が届くところまで描かれるのではないでしょうか。

二階堂役の中村アンさんは、二階堂について「青埜櫂の才能に惚れ込み、小説を書くことを勧める編集者」とコメントしています。

二階堂が櫂に小説を書くよう勧める設定が映画にも登場することから、櫂が遺した小説『汝、星のごとく』も重要な要素として扱われそうです。

映画に『星を編む』の内容も入る?

『星を編む』は「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」の3編で構成されています。
3編すべてのあらすじとネタバレ、登場人物の関係はこちらでまとめています。
『星を編む』あらすじとネタバレ・北原先生の過去・相関図

『星を編む』は、『汝、星のごとく』で語りきれなかった物語を収録した続編です。

講談社公式では、『星を編む』を「『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語」と紹介しています。

収録されているのは、次の3編です。

春に翔ぶ

北原先生と、結の母親である明日見菜々の過去を描いた話です。

『汝、星のごとく』だけを読むと、北原先生は以前の勤務先で教え子と関係を持ち、子どもを引き取った先生のように見えます。

しかし、実際には北原先生と菜々は恋愛関係ではありませんでした。

高校生だった菜々は、ハーフパイプ選手の敦との子どもを妊娠していました。

菜々は敦の夢を壊したくないと考え、妊娠を伝えないまま彼を海外へ行かせようとします。

さらに菜々の父親は、生まれた子を菜々から引き離そうとしていました。

子どもを守るため、北原先生は「自分が父親だ」と嘘をつき、結を引き取って育てたのです。

『汝、星のごとく』では謎の多かった北原先生の過去が、『星を編む』でようやく明らかになります。

星を編む

表題作「星を編む」は、櫂を担当した2人の編集者、植木渋柿と二階堂絵里を中心に描いた物語です。

櫂が亡くなったあと、二階堂は遺作小説『汝、星のごとく』の出版を進めます。

植木は、櫂と尚人が完成させられなかった漫画を世に出そうと動きます。

尚人と付き合っていた安藤圭のインタビューも掲載され、尚人にかけられた淫行疑惑が誤解だったことが、ようやく世間に伝わりました。

『汝、星のごとく』が櫂と暁海の物語であるのに対し、「星を編む」は、亡くなった作家の作品を世に送り出す編集者たちの物語です。

なお、作中では小説『汝、星のごとく』が出版され、重版となり、その後に映画化されています。

現実でも『汝、星のごとく』が映画化されたため、小説の中の出来事が現実になったようで不思議に感じます。

波を渡る

「波を渡る」は、櫂の死から5年後の暁海と北原先生を描いた物語です。

櫂が亡くなったあと、暁海は北原先生や結と暮らしていました。

しかし、北原先生が毎月、菜々に会いに行っているため、暁海は北原先生と菜々が恋人同士だと思い込んでいました。

暁海はそろそろ離婚するべきだと考えますが、北原先生から菜々とは恋人ではないと聞かされます。

北原先生は、暁海が櫂を愛していることを知ったうえで結婚していたため、自分にも恋人がいた方が暁海の気持ちが楽になると思い、誤解を解かずにいたのです。

その後、暁海と北原先生は、互いを思う気持ちを少しずつ自覚していきます。

最初は「足りないもの同士の互助会」として始まった結婚でしたが、長い時間をともにする中で、2人の間には夫婦としての愛が生まれていました。

暁海にとって櫂は、激しく燃え上がる「煌めく火花」。

そして北原先生は、静かに受け止めてくれる「海」だったのです。

暁海と北原先生は、櫂の死後も何度も離婚を考えます。
2人の関係がどのように変わり、最後にどんな夫婦になったのかは、こちらで詳しく解説しています。
北原先生と暁海はその後どうなった?『星を編む』ラストをネタバレ解説

『汝、星のごとく』と『星を編む』の違い

2冊の大きな違いは、描かれている時間と主人公です。

『汝、星のごとく』の中心は、櫂と暁海の恋愛です。

高校生で出会った2人が、親への依存や仕事、夢、収入格差、病気などに翻弄されながら、自分の人生を選んでいく姿が描かれます。

一方、『星を編む』では、櫂と暁海の周囲にいた人たちの人生が中心です。

北原先生の過去、櫂の作品を世に出した編集者たち、そして櫂を失ったあとの暁海の人生が描かれています。

簡単にまとめると、

『汝、星のごとく』は、櫂と暁海が愛し合った15年間の物語。

『星を編む』は、その愛に関わった人たちと、櫂が亡くなったあとの物語です。

『星を編む』まで映画化される可能性は低そう

今回の映画の正式タイトルは、『汝、星のごとく』です。

公式サイトでも、原作として記載されているのは凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』であり、『星を編む』は原作に含まれていません。

そのため、『星を編む』の3編すべてを映画の中で描く可能性は低いでしょう。

長谷川博己さんも、北原先生について「二時間という映画の枠の中でどこまで立ち上げられるかは難しかった」とコメントしています。

『汝、星のごとく』だけでも15年分の出来事があり、登場人物も多い作品です。

約2時間の映画で、さらに北原先生の過去や櫂の死後まで詳しく描くのは難しいと思います。

ただし、『星を編む』の内容が一切入らないとは限りません。

北原先生が結を引き取った事情や、二階堂と植木が櫂の作品を出版する様子などが、説明や短い場面として補足される可能性はあります。

特に二階堂と植木は、すでに中村アンさんと濱田岳さんの出演が発表されています。

2人は『汝、星のごとく』にも登場しますが、『星を編む』ではさらに重要な人物になります。

映画のラストで櫂の本が暁海に届くまで描くなら、二階堂や植木が作品を世に出す過程の一部が、原作より少し具体的に描かれるかもしれません。

映画ではカットされそうな内容

『汝、星のごとく』は登場人物が多く、それぞれの人生が細かく描かれています。

すべてを約2時間に収めるのは難しいため、いくつかのエピソードは短縮されると予想します。

特にカットや変更の可能性がありそうなのは、

  • 暁海の母親が宗教にのめり込む過程
  • 暁海が母親の借金を背負う詳しい経緯
  • 櫂が一時期一緒に暮らす秋美との関係
  • 尚人と圭の騒動の細かい経緯
  • 櫂が漫画家として成功してから転落するまでの過程
  • 暁海が刺繍作家として成功するまでの細かな仕事
  • 北原先生と菜々の過去

などです。

ただし、久住尚人役に松村北斗さん、二階堂役に中村アンさん、植木役に濱田岳さんが起用されています。

そのため、尚人の騒動や櫂の創作活動は、大幅に省略されても、物語の重要な部分として残ると思います。

尚人の死は櫂の人生を大きく変える出来事なので、映画でも描かれる可能性が高いでしょう。

映画を見る前に『星を編む』も読んだ方がいい?

映画の内容を理解するだけなら、先に読む必要があるのは『汝、星のごとく』だけです。

『星を編む』は続編なので、先に読むと映画の結末まで分かってしまいます。

映画をネタバレなしで楽しみたい人は、映画を見たあとに『星を編む』を読むのがおすすめです。

一方、すでに『汝、星のごとく』の結末を知っている人は、映画公開前に『星を編む』まで読んでおくと、登場人物への理解が深まります。

北原先生がなぜ結を育てているのか。

櫂の遺作がどのように出版されたのか。

暁海と北原先生がその後どうなったのか。

『汝、星のごとく』を読んだだけでは残っていた疑問が、『星を編む』でつながります。

映画で注目したいポイント

私が映画で特に気になっているのは、櫂と暁海の関係をどのように見せるのかです。

2人は好きなのに一緒に生きることができません。

暁海は母親を見捨てられず、櫂は夢を諦められない。

どちらかが悪いというより、選んだ人生のタイミングが合わなかった2人です。

原作を読んでいると、もっと早く頼ればよかったのに、もっと早く本音を言えばよかったのにと思います。

しかし、助け合うことと依存することは違います。

自分の人生を自分で引き受けられるようになったとき、2人はようやく一緒に過ごせるようになりました。

それでも、残された時間はあまりにも短いものでした。

櫂と暁海にとっての幸せは、一般的な結婚や家族の形ではありません。

幸せになれなかったのではなく、2人は自分たちが選んだ幸せを生きたのだと思います。

横浜流星さんと広瀬すずさんが、17歳から30代までの変化と、言葉にできない2人の感情をどのように演じるのか楽しみです。

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おわりに

映画『汝、星のごとく』は、原作の冒頭から櫂の死、そして櫂が遺した本が暁海に届く結末まで描かれる可能性が高いです。

ただし、映画の原作として発表されているのは『汝、星のごとく』のみなので、続編『星を編む』の3編すべてが映画化される可能性は低いと思います。

『星を編む』では、北原先生の過去、櫂の遺作を出版した編集者たち、櫂を失ったあとの暁海と北原先生の関係が描かれています。

映画を見て北原先生や暁海のその後が気になった人には、ぜひ続けて読んでほしい作品です。

映画『汝、星のごとく』は、2026年10月9日公開予定です。

映画公開後には、原作との違いやカットされた場面についても追記したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうごさいました。

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