映画『四月になれば彼女は』ロケ地 原作ネタバレ キャスト 主題歌は藤井風

映画

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はじめに

映画『四月になれば彼女は』についてまとめます。

公開日は2024年3月22日です。

公式サイトはこちら

映画公開後のネタバレ記事
映画『四月になれば彼女は』ラスト ネタバレ 愛を終わらせない方法 |
ケサのおすすめは何でしょう? (cesa-cesa-happy.com)

あらすじ

結婚を一年後に控えた主人公・藤代俊の元に
大学時代の彼女・ハルから九年ぶりに手紙が届きます。
ハルはボリビアのウユニにいました。

婚約者・弥生とは同棲三年していて、二年セックスレスです。
藤代は本当に彼女を愛しているのか、わからなくなってしまします。
弥生はそんな藤代の気持ちを見抜いたのか、姿を消します。

そして、ハルが手紙を送ってきた本当の理由は…

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キャスト

藤代俊(ふじしろしゅん)通称フジ…佐藤健
精神科医。31歳くらい。父親も医者だが母親と離婚したため、
自分も冷めた人間だと思っている。考えたくないことからは逃げる。
大学時代は写真部。

坂元弥生(さかもとやよい)…長澤まさみ
獣医。藤代より三歳年上。藤代との恋愛はクールに装っていたが、
結婚直前に不安になり姿をくらます。

伊予田春(いよだはる)通称ハル…森七菜
大学時代の藤代の彼女。写真部で藤代に出会い、恋人になった。
藤代が初めての恋人だった。
わけあって九年ぶりに手紙を送ってきた。

タスク…仲野太賀
五年来の飲み友。
藤代が友人宅で行われたパーティーに招待されたときに出会った。ゲイ。

ペンタックス…中島歩
藤代の大学の同期。
同じ写真部に所属していた。
いつもペンタックスのTシャツを着ていため、あだ名がペンタックスになった。

坂本純(さかもとじゅん)…河合優実
弥生の妹。
結婚して三年たつが悩みがある。

小泉奈々(こいずみなな)…さかもとりえ
藤代が務める精神科の後輩医師。
ある理由から四年は恋愛から遠ざかっている。

伊予田衛(いよだまもる)…竹野内豊
映画のオリジナルキャラ。
ハルの父。シングルファーザー。

大島…??
大学時代写真部に出入りしていたOB。
当時大学卒業から八年たっていた。
心が弱い。既婚者。

監督…山田智和

脚本…木戸雄一郎、山田智和、川村元気

原作…川村元気『四月になれば彼女は』

主題歌

藤井風(ふじいかぜ)

「満ちていく」

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ロケ地

原作に登場する場所

ボリビアのウユニ

チェコのプラハ

アイスランドのレイキャビク

インドのカニャークマリ(カンニヤークマリ)

都内

予告映像からロケ地を特定する人たちを探しました。

結果、ロケ地は
・新宿中央公園
・JR新宿駅東口
・新宿大ガード(青梅街道)
・万代橋
・昌平橋
・神田高架下
などが挙げられていました。
日本の舞台は都内で撮影された模様です。

静岡

静岡県立大学がロケ地に使われていたことがわかりました。
記事にしました。
映画四月になれば彼女は ロケ地 静岡県立大学 | ケサのおすすめは何でしょう? (cesa-cesa-happy.com)

サイモン&ガーファンクルの『四月になれば彼女は』

この物語の題名である『四月になれば彼女は』は
サイモン&ガーファンクルの有名な曲です。
物語の中で大島が歌っているので、歌詞を載せます。

『April Come She Will』
April, come she will 
When streams are ripe and swelled with rain;

四月、彼女に僕は出会った
春の小川は満ち雨で溢れる頃に

May, she will stay 
Resting in my arms again.

五月、彼女は憩い
また僕の腕の中で眠る

June, she’ll change her tune, 
In restless walks she’ll prowl the night;

六月、彼女にやすらぎはなく
眠れぬ夜を彷徨い歩く

July, she will fly 
And give no warning to her flight.

七月、彼女は急いで去っていった
何も言わずに去っていった

August, die she must, 
The autumn winds blow chilly and cold;

八月、彼女は遠い世界に行ってしまった
秋風がつめたく吹く時だった

September I’ll remember.
A love once new has now grown old.

九月、僕は思い出すだろう
巡り訪れた愛も移ろいすぎてゆくことを

相関図

ネタバレ

冒頭
藤代の元にボリビアのウユニにいるハルから九年ぶりに手紙が届きました。

四月
藤代の大学時代、医学部三年写真部。
新入生ハルが入部しきて担当になりました。
ハルの写真は、どれも色が薄い景色でした。
“わたしは雨の匂いとか、街の熱気とか、悲しい音楽とか、嬉しそうな声とか、誰かを好きな気持ちとか、そういうものを撮りたい”
藤代はハルに自分の笑顔を撮られていました。

五月
現在
藤代、精神科医。
獣医である弥生と一年後の四月に行う結婚式打ち合わせをしています。
ふたりは三年前から同棲しています。二年セックスレスです。
大学時代の彼女から手紙が届いた話をします。

六月
大学時代 
大島(おおしま)という八年前、大学を卒業したOBが
写真部にきています。
大島は鬱病で働けなくなってから大学のときから付き合ってた彼女と結婚しました。
アイスランドの『勝利の薔薇』バンドの演奏を
4人(大島、フジ、ハル、ペンタックス)で観に行きました。
“音楽に惹かれるということは、その歌い手と、
彼が見ている世界に惹かれているのと同じなんだ。
ハルちゃんもいつかアイスランドに行くといい”
“写真も同じ。写真に惹かれるということは、
それを撮ってるカメラマンの心に惹かれるということ”
その後、ハルと藤代が別行動になって
遠くから花火みてハルから告白されました。
藤代の両親が離婚しました。
母「誰かを愛し、誰かから愛される人生を諦められなかった」

恋と風邪は似ている。
ときが経つにつれ、その熱は失われていく。

現在
結婚式の試食会に来ています。
弥生の妹、純(じゅん)とその夫、松尾(まつお)
ふたりは結婚して三年たっていました。
弥生から、純が藤代に相談があると聞いて、
藤代は純とふたりで会います。
純もセックスレスで誘惑されてしまいます。しかし弥生からタイミングよく電話がきて
間違いを起こさずに済みました。

純は松尾と結婚した理由を
松尾の声がよかった。一緒にいて疲れなかった、あとは情が濃いところ。
と言いました。

七月
またハルから手紙が届きました。
今度はチェコのプラハにいました。
大きな天文時計を写真に撮って送ってきました。
時計ではなく“時間”を撮りたかった
フジとの付き合いと別れの回想が書かれていました。
写真部で行った小旅行。
夜の海で大島がウクレレを弾きながら
サイモン&ガーファンクルの「四月になれば彼女は」を歌っていた
わたしがフジがにとって必要な存在なのか、
ときどきどうしようもなく不安になると泣きそうになった。
と大島にその夜の海で話した。
という回想でした。

藤代は職場で後輩医師の奈々に
純に誘惑されたことを友人の話として相談します。
奈々「愛情といえばなにもかもが許されるのが嫌なんですよ。
愛し合うふたりは無条件で美しくて素晴らしいものだという感じが。
愛情って、もっと不様で孤独なものだから

奈々は四年以上恋人がいません。
弥生は不安になっています。

八月
のみ友のタスクと愛について語ります。
タスクはバイで本命はゲイです。
しかし藤代はゲイだということは人伝に聞いたので、
本人に確認はしていません。
一緒にいる女が自分のことを愛し続けているかなんて、
どうやって確認すればいいんですか?
自分がその女のことを愛しているのかもわからないのに

藤代は純とまたふたりで会ました。
そして姉(弥生)は本当は重いという話をされます。

九月
大学時代
藤代は大島にハルが好きだと言われました。
ホテルで大島が自殺未遂を起こします。
その時、なぜかハルがそこにいました。
何があったか聞いてもハルは泣くだけで話しませんでした。
一命はとりとめ、大島の妻が
あの人はいつも死に追いかけられている
と言いました。
大島がハルに気が付いて、ハルを呼んで、ハルが逃げました。
藤代は少し追いかけましたが、すぐ諦めました。
その後別れました。

結婚式まであと半年です。
後輩の結婚式の話から、もし子どもができたら…
て話になりますが、藤代はスルーします。
弥生は「藤代くんは、今、幸せにじゃないみたい」に見えると言いました

十月
ハルから手紙がきました。
アイスランドのレイキャビクからです。
フェスティバルで「勝利の薔薇」を見ていたら大島をみた。しかし幻だった。
大島は交通事故でその日死んでいた。
大島の好意をわかっていながら、見ぬふりをして彼と一緒にいた。
フジがなにを考えているのか、いつまで好きでいてくれるのかいつも不安だったから。
という内容でした。

十一月
弥生との出会いの回想です。
六年ぶりの恋でした。
出会ったとき弥生には婚約者がいましたが、
結局婚約破棄して藤代のところにきました。
付き合う前、藤代は自分が欲しいと思えるものが見つからない、
こだわるものがなにもない。
ハルとインド最南端のカニャークマリの朝日を見れなかった。
いつでもまた来れると信じていた。
彼女(ハル)とは好きなものを共有できていたと思う
という話をします。

十二月
一週間前から弥生が帰ってきません。
藤代と付き合う前の婚約破棄の
前の彼のときも結婚の直前に逃げたと純から聞きます。
純は妊娠五ヶ月で、
子どものことを「ついに分けられない愛を見つけた気がする」と言いました。

職場で奈々に純と弥生のことを友人の話として話します。
しかし、自分のこととバレていました。
婚約者に逃げられたのは自業自得と言われてしまいました。
「愛していないことを見抜かれた?」

奈々が恋愛できないのは、
精神科医になりたてのころ患者に恋してしまったからでした。
医師と患者の関係を超えることはなかったけど、唯一の人だった。
あの子が特別すぎて他が選択肢にならない。
と語ります。

一月
弥生から手紙が来ました。
プロポーズされたときの思い出と
そのときはお互いの愛情に触れることができた。
いまは失ってしまった。失ったものを取り戻したい。

と書かれていました。

二月
ハルはホスピスで死んでいました。
ハルは最後に海の写真を撮ったらしく、そのフィルムをもらいました。
現像してみたら、海ではなく、
海上の厚い雲に遮られながら、懸命に光を放つ朝日でした。
それがハルが本当に撮りたかったものでした。

タスクと飲みます。
僕は自分がいちばん大事とタスクは強がります。
藤代は出会ってから半年くらいのときに、
一度タスクに迫られてるましたが、
ホモみたいじゃんと茶化して逃げました。
「弥生のことちゃんと探してるか、手放したくないなら、もっとあがけ。
結局見捨てようとしている」
といわれ図星でした。
帰宅し、弥生の部屋に入ると
開封された自分は知らないハルからの手紙がありました。
ハルからの最後の手紙でした。

三月
藤代はカニャークマリに朝日を見に行きます。
最後の手紙には
もうすぐ死ぬとわかって
見たかった景色を見るために旅にでた

しかし、またカニャークマリの朝日をみることは間に合わなかった。
(カニャークマリには病状が悪化して行けなかった)

『愛は日食のよう
ふたりの愛が等しく重なっていたのはほんの一瞬
でも、その、一瞬を共有できたふたりだけが、
愛が変わってゆく事に、寄り添っていけるのだと思う

いまフジが愛するひとがいて、その人がフジのことを愛してくれることを願っています』
と書かれていました。
藤代は朝日を見ました。
そこには弥生がいました。

藤代は愛する気持が重なった瞬間がよみがえってきました。
わたしは愛したときに、はじめて愛された
漫然と続く日常のなかで愛をつないで生きていく
過去でも未来でもなくいまの彼女に向けて走った

四月一日の朝日でした。
藤代は日常の中に愛があることに気が付いたのでした。

おわりに

重要な登場人物であるはずの大島のキャストが発表されていません。
かわりに、ハルをシングルファーザーとして育ててきた伊予田衛が出てきます。
少し話が変わるのかもしれませんね。

ここまで読んでいただきありがとうごさいました。

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