はじめに
今回は犯人を断定する決め手になった鮫谷浩二警部が毛利小五郎に“わに”と呼ばれる理由を調べました。
それは鮫谷の故郷が鳥取県であることが関係しています。
鳥取県と鮫・鰐(わに)の関係
日本神話「因幡の白兎」における「ワニ」について
鳥取県には、日本神話「因幡の白兎」という有名な物語があります。この物語には「ワニ(鰐)」が登場しますが、実は
- 実際には日本には野生のワニ(鰐)は生息していません
- 山陰地方(鳥取県含む)の方言では、サメ(鮫)を「ワニ」と呼ぶ習慣があります
- 「因幡の白兎」に登場する「ワニ」は、実際には「サメ」を指しているというのが一般的な解釈です
鳥取県のサイトでも「いなばの白うさぎ」の説明で「ワニ(サメ)」と表記しており、これが地域の伝統的な呼び方であることを示しています。
山陰地方の「ワニ」と「サメ」の関係
山陰地方では古くから「サメ」を「ワニ」と呼ぶ習慣があり、これが神話や伝承にも影響しています。「因幡の白兎」の物語は、オオクニヌシ(大国主命)が因幡(現在の鳥取県東部)を訪れた際に、ワニ(サメ)にだまされて皮をはがされた白うさぎを助けるというストーリーで、日本の小学校教科書にも掲載される有名な神話です。
大和勘助と上原由衣の関係
今回の映画、名探偵コナン隻眼の残像は原作を読んでいないで映画しか見ない人達には少し置いてけぼりの感じがしました。
特に大和勘助と上原由衣の関係については二人の初登場エピソードであるコミックス59巻を読むことをおすすめします。
アニメではシーズン13のエピソード26(第516話)『風林火山 迷宮の鎧武者』
エピソード27(第517話)『風林火山 陰と雷光の決着』です。
「大和勘助と上原由衣の関係」について詳しく説明します。
基本情報
大和敢助(やまとかんすけ)と上原由衣(うえはらゆい)
- 大和敢助: 長野県警の警部。35歳。杖と隻眼は雪崩に巻き込まれた際の負傷によるもの。
- 上原由衣: 長野県警の刑事。29歳。大和の部下であり幼馴染。
幼馴染としての関係
二人は幼い頃からの幼馴染であり、6歳の年齢差があります。同じく長野県警に所属する諸伏高明も彼らの幼馴染で、子供の頃は3人で仲良く過ごしていました。回想シーンでは、3人の子供時代の様子が描かれています。
互いへの想い
上原は幼い頃から大和に好意を抱いており、大和も上原を特別な存在として見ています。互いに想い合っている「両思い」の関係ですが、まだ正式に交際には至っていません。上原は大和のことを「かんちゃん」と呼んでおり、大和は一応上司と部下という立場を気にして呼び方をたしなめることもありますが、本気で嫌がってはいません。
別れと再会
物語の中で二人は一度別れを経験しています
- 大和は捜査中に雪崩に巻き込まれ、行方不明になりました
- 上原は大和が死亡したと思い込み、甲斐巡査という共通の知人の死の真相を探るため、刑事を辞めて事件と関係があった長野の名家・虎田家の義郎と結婚しました
- その後、上原の夫である義郎は連続殺人事件で亡くなり、上原は未亡人となります
- 雪崩から生還した大和と再会した上原は、旧姓の「上原」に戻り、大和の勧めで長野県警の刑事に復職しました
現在の関係
現在は、上司と部下という関係でありながら、互いに想い合う気持ちを持ち続けています。「県警の黒い闇」というエピソードでは、上原が「もう心配してあげない。どうせバツイチ女になんて心配されたくないだろうけど」と自虐的に言うと、大和が「バーカ…バツなら俺の顔にも付いてるぜ?だからまあ…気にする事はねぇよ」と返すシーンがあり、2人の気持ちが垣間見える場面として知られています。
まとめ
というわけで鮫谷は毛利小五郎に“わに”と呼ばれていました。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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