※本記事の一部はAIを活用して作成しています。
はじめに
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は、デンジとレゼの恋を思わせる出会いから始まり、最後にはかなり切ない結末を迎えます。
特に気になるのが、
「レゼはなぜ一度逃げたのにカフェへ戻った?」
「デンジへの好意は本物だった?」
「なぜマキマはレゼを殺した?」
という3つの疑問です。
結論からいうと、レゼは最初こそ任務のためにデンジへ近づきましたが、最後には本当にデンジを選ぼうとしたと考えられます。
しかしデンジのもとへ戻る途中、マキマに阻まれました。
この記事では、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の結末を整理しながら、レゼがカフェへ戻った理由、マキマがレゼを殺した理由、そして二人が結ばれなかった意味をネタバレありで解説します。
※ここから劇場版『チェンソーマン レゼ篇』および原作漫画の重大なネタバレを含みます。
『チェンソーマン レゼ篇』の結末をネタバレ
→『チェンソーマン レゼ篇』アマプラ配信はいつから?Prime Video配信日・見放題か解説
レゼ篇は、デンジとレゼが雨宿り中に出会うところから始まります。
映画公式でも、レゼは近所のカフェで働く少女として登場し、デンジと急速に親密になっていくと紹介されています。
二人はカフェで話したり、夜の学校へ忍び込んだり、プールで遊んだりと距離を縮めていきます。
しかし、レゼには秘密がありました。
彼女の正体は、デンジの心臓=チェンソーマンの心臓を奪うために送り込まれた刺客。
さらに爆弾の力を使う「ボム」へ変身できる武器人間でした。
デンジに近づいたのも、もともとは任務のためです。
やがて正体を明かしたレゼとデンジは激しく戦います。
最終的にはデンジがレゼを海へ引き込み、戦いは決着。
しかしデンジは、自分を殺そうとしたレゼを完全に切り捨てることができませんでした。
むしろ、
一緒に逃げよう
とレゼを誘います。
レゼはその場ではデンジの誘いを受けず、自分が見せていた好意も任務のためだったというような態度を取り、去っていきます。
ところがその後、彼女は重要な決断をします。
レゼはなぜ一度デンジのもとを去った?
レゼはもともと、自由に生きてきた少女ではありません。
国家のための戦士として育てられ、デンジの心臓を奪うという目的を持って日本へ来ています。
そのため彼女にとって、
任務を捨ててデンジと逃げる
という選択は、簡単にできるものではありません。
それまでの人生そのものを捨てることになるからです。
デンジから一緒に逃げようと誘われても、レゼはいったん彼のもとを離れます。
ここだけを見ると、
「やっぱりデンジのことは好きではなかった」
と思ってしまいます。
しかしレゼ篇の本当の結末は、そこではありません。
レゼはなぜカフェに戻った?
レゼは日本を離れようとします。
そのまま帰れば、デンジとは二度と会わないはずでした。
しかし途中で考えを変え、デンジが待っているカフェ「二道」へ向かいます。
ここがレゼ篇で最も重要な場面のひとつです。
デンジへの好意が最初から最後まで完全な演技だったなら、わざわざ危険を冒して戻る必要はありません。
任務にも失敗している以上、そのまま逃げるほうが合理的です。
それでも戻った。
つまりレゼは最後の最後で、
任務ではなく、自分自身の気持ちでデンジを選んだ
と考えるのが自然です。
レゼの「好き」は本物だった?
レゼがデンジへ近づいた最初の理由は任務です。
そのため、
最初から純粋に恋愛感情だけで近づいた
とは言えません。
しかし映画でレゼを演じた上田麗奈さんは、レゼについて「どのレゼも全部本当」と語り、デンジと一緒にいるときは本当に楽しんでいるように感じたと明かしています。
さらに上田さんは別のインタビューで、レゼは自分の感情を削ぎ落として生きてきた人物だと捉えており、感情を持てば「一緒に逃げたい」といった思いが生まれてしまうのではないかと語っています。
このコメントは、レゼの最後を考えるうえでかなり重要です。
レゼには、
任務を遂行する刺客としての自分
と、
普通の少女としてデンジと過ごしたい自分
の両方があったのでしょう。
前半で見せた笑顔すべてが嘘というより、
最初は任務だった
↓
一緒に過ごすうちに本当に楽しくなる
↓
それでも任務を優先する
↓
最後には自分の気持ちを選ぶ
という変化が描かれていたのではないでしょうか。
なぜレゼはデンジに惹かれた?
デンジとレゼには、実はかなり似た部分があります。
二人とも普通の青春を経験していません。
デンジは幼いころから父親の借金を背負い、ポチタと悪魔を狩って生活していました。
学校へ通った経験もありません。
一方のレゼも、普通の少女として自由に育ったわけではなく、国家に利用される戦士として生きてきました。
だからこそ二人が夜の学校で遊んだり、プールではしゃいだりする場面には大きな意味があります。
それは、二人が本来なら送っていたかもしれない普通の高校生の青春です。
映画公式が公開したビジュアルでも、レゼの働くカフェ「二道」でデンジと談笑する姿が、戦闘中の姿とは対照的に描かれています。
レゼにとってデンジは、
「任務の標的」
から、
自分と同じように普通の人生を奪われた少年
へ変わっていったのかもしれません。
カフェに戻る場面が映画でより切なくなった理由
映画では、カフェ「二道」へ向かうレゼの姿が丁寧に描かれています。
レゼ役の上田麗奈さんも舞台挨拶で、原作では何気なく読んでいたカフェへ向かう場面が、映画ではドラマ部分の尺が伸びたことで強く印象に残ったと振り返っています。
これは映画ならではのポイントです。
観客は、
「レゼは戻ることを決めた」
と分かります。
一方、デンジは知りません。
ここに大きなすれ違いがあります。
デンジはレゼを待っていた
デンジもまた、レゼを完全には諦めていませんでした。
自分を殺そうとした相手にもかかわらず、デンジはカフェでレゼを待ちます。
つまり最後には、
デンジもレゼを選び、レゼもデンジを選んだ
ことになります。
二人の気持ちはようやく同じ方向へ向きました。
しかし、二人は再会できません。
その直前に現れるのがマキマです。
レゼはカフェに着く前にマキマに襲われる
デンジのもとへ戻ろうとするレゼ。
しかしカフェへたどり着く前に、マキマと天使の悪魔が待ち受けています。
そしてレゼは攻撃を受け、デンジのもとへ行けなくなります。
結果としてデンジは、
レゼが自分を選んで戻ってこようとしたことを知らないまま
カフェで待ち続けます。
ここがレゼ篇の結末です。
もしマキマが現れなければ、二人は再会できていた可能性があります。
だからこそ、見終わったあとに強烈な切なさが残ります。
マキマはなぜレゼを殺した?
では、マキマはなぜレゼを排除したのでしょうか。
大きな理由は、デンジ=チェンソーマンを自分の支配下から失いたくなかったからだと考えられます。
レゼは外国勢力から送り込まれた刺客であり、狙っていたのはデンジの心臓です。
その時点で公安にとって危険人物です。
しかし後の原作まで読むと、マキマがデンジを守ろうとしただけではないことが分かります。
マキマ自身もまた、チェンソーマンに強い目的を持っていました。
そのため、デンジを連れ去る可能性があるレゼは、マキマにとって排除すべき存在だったと考えられます。
マキマにとってレゼは「デンジを奪う存在」だった
レゼがデンジに近づいた当初は、チェンソーマンの心臓を奪うことが目的でした。
しかし最後には事情が変わります。
レゼは任務を離れ、デンジ本人と逃げようとする方向へ気持ちを変えたように見えます。
それでもマキマからすれば問題は同じです。
レゼがデンジを連れていけば、
デンジがマキマの管理下からいなくなる
からです。
マキマはデンジの人生にかなり強く関与しています。
そんなマキマにとって、自分の影響下からデンジを連れ出そうとするレゼを自由にしておく理由はありません。
つまりレゼは、
敵国の刺客
であると同時に、
デンジをマキマから奪う可能性のある少女
でもありました。
マキマは最初からレゼの正体を知っていた?
レゼ篇を見ると、
「マキマはどこまで知っていたの?」
という疑問も残ります。
レゼがカフェへ戻ろうとするタイミングで待ち構えていることから、少なくともマキマはかなり早い段階からレゼの動きを把握していた可能性があります。
ただし、
具体的にいつレゼの正体を知ったのか
については、作中で細かく説明されているわけではありません。
マキマには通常の人間とは違う情報収集能力があり、後の展開でも広範囲の出来事を把握している様子が描かれます。
そのため、
「最初から全部知っていた」
という解釈もできますが、ここは断定せず、
レゼの動向を把握していた可能性が高い
程度に考えるのがよいでしょう。
レゼはマキマに殺されて死亡した?
映画の結末だけを見ると、レゼはマキマたちの攻撃を受け、死亡したように描かれます。
しかし『チェンソーマン』原作を先まで読むと、ここで完全にレゼの物語が終わったわけではありません。
レゼは「武器人間」と呼ばれる特殊な存在です。
デンジやサムライソードと同じように、高い再生能力を持っています。
そのため普通の人間と同じように、
致命傷=完全な死
とは限りません。
実際、原作では後にレゼが再び登場します。
したがって、
レゼ篇ではマキマに倒されたが、完全に消滅したわけではない
という説明が最も正確です。
レゼが後に再登場するのはなぜ?
ここからは映画より先の原作ネタバレです。
レゼは後に、ほかの武器人間たちとともに再登場します。
しかしそのときのレゼは、以前のように自由に行動しているわけではありません。
マキマの支配下に置かれた状態で登場します。
ここで明らかになってくるのが、マキマという人物の本当の恐ろしさです。
レゼを倒しただけではなく、その後は自らの駒として利用している。
そう考えると、レゼ篇のラストはさらに残酷に見えます。
マキマはレゼとデンジの恋を邪魔したかった?
「マキマは嫉妬してレゼを殺したの?」
と感じた人もいるかもしれません。
ただし、単純な恋愛上の嫉妬と考えるのは少し違います。
マキマが強い執着を持っているのは、基本的にチェンソーマンという存在です。
そのため、
「デンジを好きだからレゼを殺した」
というより、
自分の目的に必要なデンジ=チェンソーマンを他者に奪われないため
と考えるほうが物語全体には合っています。
ただ、デンジから見れば、マキマは憧れの女性。
レゼは自分と似た境遇の少女。
この二人が対照的に配置されているのも面白いところです。
マキマとレゼは対照的な存在
デンジにとって、マキマとレゼはかなり違う存在です。
マキマはデンジにとって、
手の届かない憧れの女性。
一方のレゼは、
もしかしたら手が届くかもしれない同年代の少女。
マキマ役の楠木ともりさんも、レゼについて「届かなさそうで、届いちゃいそう」な魅力があると語っています。
デンジはマキマに憧れ続けています。
しかしレゼとの間には、もっと等身大の恋愛に近いものが生まれました。
だからこそ最後にマキマがレゼの行く手を阻む構図は象徴的です。
デンジが普通の少年として生きる可能性を、マキマが再び奪った
とも見ることができます。
「私も学校に行ったことなかった」が切ない理由
レゼ篇の最後で重要なのが、レゼと学校の関係です。
デンジは学校へ行った経験がありません。
そしてレゼもまた、普通の学校生活を送ってきた少女ではありませんでした。
二人が学校へ忍び込んで遊んだ時間は、単なるデートではありません。
二人が経験できなかった青春そのものです。
もしデンジもレゼも普通の環境で生まれていたら、
普通に学校へ通い、
普通に出会い、
普通に恋をしていたかもしれない。
しかし現実では、
一人はチェンソーマン。
一人は爆弾の武器人間。
敵として戦わされます。
だからレゼが最後にカフェへ戻ろうとすることには、
「戦士ではなく普通の少女として生きたい」
という意味まで重なって見えます。
レゼはデンジと本当に逃げるつもりだった?
ここは作中でレゼ本人が長く説明しているわけではないため、断定はできません。
ただし彼女の行動を見る限り、
少なくともデンジにもう一度会いたいという意思があった
ことは間違いないでしょう。
日本を離れる道を選べた。
それなのに戻った。
この行動は、任務では説明できません。
レゼ役の上田麗奈さんも、映画のアフレコについて、デンジとのやり取りによってレゼが今まで体験したことのない楽しさへ引っ張られていったように感じたと語っています。
そのため個人的には、
カフェへ戻った時点で、レゼは「任務のためのレゼ」ではなく、自分自身の意思で動き始めていた
と考えています。
デンジはレゼが戻ってきたことを知らない
そして、この作品で最も残酷なのがここです。
デンジは最後まで、レゼが戻ろうとしていたことを知りません。
デンジからすれば、
レゼに裏切られた
↓
戦った
↓
それでも一緒に逃げようと誘った
↓
カフェで待った
↓
レゼは来なかった
という結末です。
だからデンジには、
レゼが自分ではなく別の道を選んだように見えます。
しかし観客は知っています。
レゼは戻っていた。
あと少しで再会できた。
この「デンジだけが知らない」というすれ違いこそ、レゼ篇のラストが強く記憶に残る理由でしょう。
もしマキマが現れなかったら二人はどうなった?
もちろん、これは作中で描かれていないので考察になります。
ただ、レゼはカフェへ向かい、デンジはカフェで待っていました。
つまりマキマが介入しなければ、
二人が再会していた可能性はかなり高い
でしょう。
その後、本当に一緒に逃げられたかは分かりません。
公安もソ連側も二人を放っておかないはずです。
しかし少なくとも、
二人が自分の意思で何かを選ぶ機会
はあったはずです。
その可能性自体を奪ったのがマキマでした。
レゼ篇は「裏切りの物語」ではなく「選べなかった人生」の物語
表面的に見ると、レゼ篇は、
「美少女だと思ったら敵だった」
という物語です。
しかし最後まで見ると、それだけではありません。
デンジもレゼも、周囲の大人や組織によって人生を決められてきました。
普通に学校へ行くこともできなかった。
普通に恋愛することもできなかった。
そんな二人が短い時間だけ出会い、
最後には初めて自分自身で相手を選ぼうとした。
しかし、その選択すら許されませんでした。
だからこそレゼ篇は、アクション以上に切ない恋愛物語として評価されているのでしょう。
上田麗奈さん自身も、原作を読んだ際に「切ない気持ちになる物語」と感じたと振り返っています。
レゼ篇の結末を時系列で整理
最後の流れを簡単に整理すると、
レゼがデンジへ任務目的で接近
↓
二人が親しくなる
↓
レゼが正体を明かす
↓
デンジとレゼが戦う
↓
デンジが勝利
↓
デンジがレゼに一緒に逃げようと提案
↓
レゼはいったん去る
↓
日本を離れようとする
↓
考え直してカフェ「二道」へ戻る
↓
デンジもカフェでレゼを待っている
↓
レゼの前にマキマが現れる
↓
レゼはデンジに会えないまま倒される
となります。
二人は最後には同じ場所へ向かっていました。
それなのに会えなかった。
このすれ違いが、レゼ篇の結末です。
おわりに
→『チェンソーマン レゼ篇』アマプラ配信はいつから?Prime Video配信日・見放題か解説
『チェンソーマン レゼ篇』でレゼが最後にカフェへ戻った理由は、任務ではなく自分の気持ちでデンジを選ぼうとしたからだと考えられます。
最初にデンジへ近づいた目的はチェンソーマンの心臓でした。
しかし一緒に学校で遊び、普通の青春のような時間を過ごすうちに、レゼの中にも本当の感情が生まれていったのでしょう。
一度はデンジから離れたレゼ。
それでも最後には帰る道を捨て、デンジが待つカフェへ向かいました。
しかし、そこへ現れたのがマキマです。
マキマにとってレゼは、チェンソーマンを狙う外国の刺客であり、さらに自分の管理下にいるデンジを連れ去る可能性のある存在でもありました。
そのためレゼは排除され、二人は再会できませんでした。
しかもデンジは、レゼが最後に自分を選んだことを知りません。
デンジは待っていた。レゼも戻っていた。それでも会えなかった。
このすれ違いこそが、『チェンソーマン レゼ篇』の結末がこれほど切ない最大の理由なのではないでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。




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