※本記事の一部はAIを活用して作成しています。
はじめに
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』で、デンジの前に突然現れた少女・レゼ。
かわいらしく積極的にデンジへ近づき、夜の学校で一緒に遊ぶなど、これまで女性に恵まれなかったデンジに「ついに恋人ができる?」と思わせる存在でした。
しかし物語が進むと、レゼには衝撃的な正体が判明します。
「レゼは何者だった?」
「デンジに近づいたのは全部演技?」
「本当はデンジのことが好きだった?」
「最後にマキマに殺されて死亡したの?」
と疑問に思った人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、レゼの正体はソ連から送り込まれた刺客で、爆弾の力を持つ武器人間「ボム」です。
最初はデンジの心臓を奪う目的で近づきますが、最後にはデンジと逃げる道を選び、彼の待つカフェへ向かいます。
しかし、あと少しのところでマキマに阻まれました。
この記事では、『チェンソーマン レゼ篇』のレゼの正体、デンジを裏切った理由、本当の気持ち、最後に死亡したのか、その後についてネタバレありで解説します。
※ここから劇場版『チェンソーマン レゼ篇』および原作漫画の重大なネタバレを含みます。
レゼの正体は何者?
レゼの正体は、デンジの心臓=チェンソーマンの心臓を狙って日本へやってきた刺客です。
一見すると普通の少女ですが、首元にあるピンを引き抜くことで「ボム」へ変身。
爆発を起こしながら戦う非常に強力な武器人間でした。
劇中では、サメの魔人・ビームも変身したレゼを「ボム」と呼んでいます。
爆発を利用して移動したり、触れた相手を爆発させたり、自らの体を使って爆発を起こしたりと、その戦闘能力はかなり高いものです。
デンジと同じように、人間の姿と悪魔の力を使う姿を切り替えられる存在と考えると分かりやすいでしょう。
レゼはソ連が作った戦士だった
さらにレゼの過去を知ると、彼女の見え方が大きく変わります。
レゼは、ソ連が国家のために作り上げた戦士でした。
岸辺の説明によると、ソ連には「秘密の部屋」と呼ばれる施設があり、親のいない子どもたちが集められ、身体を実験に利用されていました。
レゼは、そうした環境で育てられた人物です。
つまり彼女は、自分から好き好んで暗殺者になった少女ではありません。
幼いころから国家のための戦士として育てられた存在だったのです。
ここは、デンジとレゼの関係を理解するうえでかなり重要です。
レゼとデンジは実は似た者同士
デンジもまた、普通の少年時代を送っていません。
父親が残した借金を返すため、幼いころからポチタと一緒に悪魔を狩り、学校にも通わず生活していました。
一方のレゼも、国家によって戦士として育てられています。
二人とも「普通の青春」を知らない。
これがレゼ篇の重要な共通点です。
デンジはレゼに学校へ行っていると思われていますが、実際には学校へ行った経験がありません。
そしてレゼもまた、最後に心の中で自分も学校へ行ったことがなかったという事実を明かします。
だからこそ、二人が夜の学校へ忍び込み、プールで遊ぶ場面には特別な意味があります。
二人にとってあの時間は、普通なら経験していたかもしれない「青春」の疑似体験だったとも考えられます。
レゼはなぜデンジに近づいた?
最初の目的は明確です。
デンジの心臓を奪うため。
レゼとデンジの出会いは、デンジからすれば偶然でした。
雨宿りしていたところで美少女と出会い、その少女から積極的に好意を向けられる。
しかしレゼの正体が判明すると、その出会い自体が仕組まれていたことが明らかになります。
デンジに好意を持たせ、警戒心を解き、近づく。
レゼは暗殺者として訓練されているため、デンジを誘惑する行動も任務の一部だったのでしょう。
ところが、ここから話が複雑になります。
最初は演技だったとしても、最後まで全部が嘘だったとは考えにくいのです。
レゼがデンジを裏切った理由
縁日でレゼはデンジに、一緒に逃げようと持ちかけます。
デンジがレゼの気持ちを受け止めた直後、二人はキス。
ところが次の瞬間、レゼはデンジの舌を噛み切ります。
そして正体を現し、デンジの心臓を奪おうとしました。
デンジから見れば、完全な裏切りです。
しかしレゼ側から考えれば、こちらが本来の任務。
そもそも彼女が日本へやってきた目的が、チェンソーマンの心臓を手に入れることだったからです。
そのため、
「デンジを好きだったのに突然裏切った」
というより、
「任務のためにデンジへ近づいたが、その途中で本当に惹かれてしまった」
と見るほうが、最後まで含めると自然です。
デンジVSレゼ!最後はどちらが勝った?
正体を現したレゼは「ボム」となり、デンジたちと激しい戦いを繰り広げます。
圧倒的な爆発力を持つレゼに、デンジも苦戦。
しかし最終的にはデンジがチェーンを利用してレゼを拘束し、一緒に海へ飛び込みます。
爆弾は水中では能力を十分に発揮できません。
この作戦によってレゼは敗北します。
ところがデンジは、レゼを公安へ引き渡しませんでした。
それどころかレゼを蘇生させます。
自分を殺そうとした相手なのに、それでもレゼのことが好きだったのです。
そして今度はデンジのほうから、
二人で逃げることを提案します。
レゼの「好き」は全部嘘だった?
レゼはデンジに対し、それまで見せてきた好意はすべて訓練によるものだったという趣旨のことを告げます。
そしてデンジのもとを去りました。
ここだけを見れば、
「やっぱり全部演技だったんだ」
と思います。
しかし、物語はそこで終わりません。
レゼは日本を離れるため、新幹線に乗ろうとします。
そのまま乗ればデンジとは二度と会わなかったでしょう。
ところがレゼは、新幹線に乗ることをやめます。
そして向かった先は、デンジが待っているカフェでした。
この行動こそ、レゼの本当の気持ちを考える最大の材料です。
レゼはなぜカフェに戻った?
デンジはレゼに、カフェで待っていると伝えていました。
そして本当に花束を用意して彼女を待っています。
レゼは一度はデンジから離れ、帰国しようとしました。
しかし最終的には進路を変え、デンジのもとへ戻ることを選びます。
つまり「全部嘘だった」という言葉とは反対の行動を取ったのです。
映画でレゼを演じた上田麗奈さんも、レゼについて「どのレゼも全部本当」としながら、人間味や孤独を意識して演じたと語っています。また、デンジといるときのレゼについて、本当に楽しんでいるように感じたとも話しています。
そのため、
最初からデンジへの恋心が100%本物だった
とまでは断定できません。
最初は任務でした。
しかしデンジと過ごしていくうちに、任務とは別の感情が生まれた。
そして最後には、その感情を選ぼうとした。
そう考えると、レゼがカフェへ戻った行動にもつながります。
レゼはデンジのどこに惹かれた?
レゼとデンジには、大きな共通点があります。
二人とも、自分の人生を自分で選んできたとは言い難い人物です。
デンジは借金に縛られ、ヤクザに使われ、公安に入ってからもマキマの強い影響下にあります。
レゼもまた、ソ連によって国家のために戦う人間として育てられました。
学校へ通い、友達を作り、恋をする。
そんな当たり前の青春を二人とも知りません。
だからこそデンジと過ごした時間は、レゼにとって任務だけではない意味を持ち始めたのではないでしょうか。
「一緒に逃げる」という選択は、単なる恋愛だけではありません。
誰かに決められた人生から二人で逃げる
という意味も持っていたように感じます。
レゼは最後に死亡した?
そしてレゼ篇最大の疑問です。
映画のラストでは、デンジが待つカフェへ向かっていたレゼの前にマキマが現れます。
レゼはマキマと天使の悪魔によって攻撃され、致命傷を負います。
結局、デンジが待つカフェにはたどり着けませんでした。
映画だけを見ると、
レゼはマキマに殺されて死亡した
という結末です。
デンジはそんなことを知りません。
花束を持ったままカフェでレゼを待ち続けます。
レゼは最後にはデンジを選んだのに、デンジにはその事実が伝わらない。
ここがレゼ篇の非常に切ないところです。
ただしレゼは完全に死んだわけではない?
ここからは映画より先の原作漫画のネタバレです。
実はレゼの物語は、レゼ篇で完全に終わっていません。
原作漫画第10巻・第86話「デートチェンソー」で、レゼが再び登場します。少年ジャンプ+でも第86話の掲載を確認できます。
しかも一人ではありません。
サムライソードやクァンシなど、ほかの武器人間たちとともに姿を現します。
このときレゼたちは、マキマの支配下にある公安対魔特異5課としてチェンソーマンと戦います。
つまり、
「レゼ篇で致命傷を負った=そこで存在そのものが完全消滅した」
わけではありません。
なぜレゼは復活できた?
レゼは普通の人間とは違います。
デンジやサムライソードなどと同じく、悪魔の力を宿して変身できる武器人間です。
このタイプの存在は非常に高い再生能力を持ちます。
実際、レゼ自身もデンジとの戦いで倒されたあと、デンジによって蘇生されています。
そのため、マキマと天使の悪魔に倒された場面を「普通の人間と同じ意味での完全な死」と考えると、その後の展開と合いません。
より正確には、
レゼ篇の最後では一度死亡・戦闘不能になったものの、武器人間であるため後に復活している
と説明するのがよいでしょう。
復活したレゼはなぜマキマの味方になった?
再登場したレゼは、以前とは様子が違います。
マキマを慕うような態度を見せ、ほかの武器人間とともにチェンソーマンと戦います。
ここで重要になるのが、後に明かされるマキマの正体です。
マキマは「支配の悪魔」。
自分より格下だと認識した相手を支配する能力を持っています。
マキマ自身もチェンソーマンを利用して世界を作り変えようとしており、そのためデンジとポチタの契約を壊そうとしていました。
その支配下にレゼを含む武器人間たちも置かれていたと考えられます。
つまり、レゼが自分の意思で突然マキマを好きになり、味方になったわけではありません。
デンジのもとへ戻ろうとしたレゼが、その後マキマの駒としてデンジ側と戦わされる。
かなり残酷な展開です。
マキマはなぜレゼを殺した?
レゼ篇だけを見ると、
「なぜマキマはわざわざレゼを待ち伏せしていたの?」
という疑問も残ります。
まずレゼは、外国から送り込まれた刺客であり、狙っていたのはチェンソーマンの心臓です。
一方、マキマにとってもチェンソーマンは自らの計画に欠かせない存在でした。
後の原作では、マキマの目的がチェンソーマンの力を利用して、自分の理想とする世界を作ることだったと明らかになります。
つまりレゼは、
マキマにとって重要なチェンソーマンを外国へ持ち去ろうとする敵
でもあります。
さらにレゼは最後に任務から離れ、デンジと逃げる道を選びかけました。
マキマがデンジを自分の管理下に置こうとしていたことを考えても、レゼを自由にしておく理由はありません。
その結果、カフェへ向かう途中でレゼを排除し、その後は自らの支配下に置いたと考えられます。
デンジはレゼの本当の気持ちを知っている?
ここが一番悲しいところかもしれません。
デンジは、レゼが最後にカフェへ戻ろうとしたことを知りません。
デンジから見れば、
レゼに裏切られる
↓
戦って勝つ
↓
それでも一緒に逃げようと誘う
↓
カフェで待つ
↓
レゼは来なかった
という結末です。
レゼが新幹線に乗るのをやめたことも、
自分のところへ戻ろうとしていたことも、
途中でマキマに阻まれたことも知りません。
だからデンジには、
「レゼは自分を選ばなかった」
ように見えてしまいます。
一方、読者・観客だけは違います。
レゼが最後に何を選んだのかを知っています。
この「デンジだけが知らない」という構造が、レゼ篇のラストをより切ないものにしています。
「私も学校に行ったことなかった」の意味
レゼの最後を考えるうえで外せないのが、学校についての告白です。
デンジとレゼは夜の学校へ忍び込み、一緒に遊びます。
しかし実際には、二人とも普通の学生生活を経験していません。
レゼはマキマに倒されながら、デンジに対して自分も学校へ行ったことがなかったという思いを心の中で明かします。
ここで初めて、デンジとレゼの境遇が重なります。
戦うために育てられたレゼ。
生きるために悪魔を殺してきたデンジ。
もし二人が普通の家庭で育っていたら、敵同士ではなく、同じ学校に通って恋をする少年少女だったかもしれません。
だからこそレゼ篇は、単なる「敵の女の子との戦い」ではなく、普通の青春を奪われた二人の物語としても読めます。
レゼは今後また登場する?
原作第1部では、レゼは第86話で再登場しています。
一方、その後の扱いについては注意が必要です。
レゼは武器人間であり、レゼ篇で致命傷を負ったあとにも復活しています。
そのため、チェンソーマンとの戦闘で再び倒されたからといって、完全死亡したと断定することはできません。
さらに第2部では、クァンシやサムライソードなど第1部に登場した武器人間が再登場しています。
そのためレゼについても再登場を期待する声があります。
ただし、2026年8月25日時点で「レゼが第2部で再登場する」と公式に確定しているわけではありません。
ここは今後の原作で注目したいところです。
レゼ篇の結末を簡単に整理
最後に、レゼの行動を時系列で整理すると分かりやすいです。
ソ連の刺客としてデンジへ接近
↓
デンジと親しくなる
↓
正体を明かして心臓を奪おうとする
↓
ボムとしてデンジと戦う
↓
デンジに敗北
↓
デンジから一緒に逃げようと誘われる
↓
一度は帰国しようとする
↓
考え直してデンジの待つカフェへ向かう
↓
マキマと天使の悪魔に阻まれ致命傷を負う
↓
デンジには会えないままレゼ篇終了
↓
原作第86話でマキマの支配下にある武器人間として再登場
こうして見ると、レゼ篇は「レゼがデンジを裏切った話」だけではありません。
お互いに利用される人生を送ってきた二人が、一度だけ自分で相手を選ぼうとしたのに、結ばれなかった物語でもあります。
おわりに
『チェンソーマン レゼ篇』のレゼの正体は、ソ連から送り込まれた刺客であり、爆弾の力を持つ武器人間「ボム」でした。
デンジに近づいた最初の目的も、チェンソーマンの心臓を奪うためです。
そのため最初の好意には演技が含まれていました。
しかし、最後まで全部が嘘だったとは考えにくいでしょう。
レゼは帰国できる状況にありながら新幹線に乗らず、デンジが待つカフェへ戻ることを選びました。
ところが、その直前でマキマに阻まれます。
デンジは花束を持って待っていましたが、レゼが自分を選んで戻ろうとしていたことを最後まで知りません。
そしてレゼは映画では死亡したように描かれるものの、原作では後に武器人間として再登場します。
だから「レゼは死亡した?」への答えを一言でまとめるなら、
レゼ篇ではマキマに致命傷を負わされる。しかし、それがレゼの完全な最期ではない。
となります。
任務として始まったデンジとの出会い。
それでも最後には、レゼ自身がデンジのもとへ戻る道を選んだ。
あと少し早ければ二人は一緒に逃げられたかもしれない――そんな可能性を残して終わるからこそ、レゼ篇は『チェンソーマン』の中でも特に切ないエピソードになっています。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。



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