はじめに
大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第60話『library』のネタバレです。
毎週月曜日に更新です。次回更新は3月31日予定です。
ねずみの初恋 – 大瀬戸陸 / 【第60話】library | マガポケ
ねずみの初恋 – 第６０話 ｌｉｂｒａｒｙ | ヤンマガWeb
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ねずみの初恋 あらすじ
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。
何も知らない普通の青年、碧(あお)。
二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。
あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
ねずみの初恋 ネタバレ
前回まで
水鳥の初恋は終わった。
第60話『library』
ねずみは豚磨の希望(豚磨は読書が趣味)でふたりで図書館にいた。
ねずみは本は読まず、碧に送ったLINEの画面を見つめていた。3月20日に送った「あおくん大丈夫？」「ほんとうにごめんなさい。」というメーセージに既読は付かない。
豚磨は心理学の本を探していた。
図書館の前には組員と思われる人物が立っている。
室内にはねずみと豚磨以外は貸し出し・返却口にいる司書だけだ。
何冊か本を見繕った豚磨はねずみが座るテーブルの向かいに座った。「どうですか…？恋人の方は…」とねずみに聞いた。「…意識はまだ戻ってないみたいです。」と俯いて答えるねずみ。
豚磨は気をつかってねずみの分も本を何かとってこようか聞いた。ねずみは断る。
ねずみはしばらく豚磨が読書する様子を見つめていた。反応のない碧のLINE画面を見つめる。やがて画面のあかりが落ちスマホにはねずみ自身の顔が映った。
ねずみは豚磨を正面からまっすぐ見つめ聞いた。「私に昔、怖いことしました…？」
豚磨は固まってしまった。しばらくの沈黙のあと豚磨が口を開く。「覚えてないんです…でも…僕がどんなことをしたのか、水鳥さんに全部聞きました。」そして両手をテーブルについて深々と頭を下げた。「本当に申し訳ありませんでした。」
しかし、ねずみは謝罪を受け入れず、碧を刺したのは自分だから自分が全部悪いのだと言った。そして「だからもう、私は…」と何か言いかけた。
そのとき豚磨が急に立ち上がり大きな声で「そんなことはありません！！」と言った。豚磨はねずみが公園で歌っていた歌が愛の歌だったから碧もねずみに悪意がなかったことをわかっていると思う。というようなことを言った。
豚磨は立ち上がったまま熱く語る。「大事なのは自分の愛を信じること。積み重ねた恋人との日々を信じるんですっ…」ねずみは何も答えなかった。
豚磨が貸し出しに行ってくるとその場を離れカウンターに向かった。残されたねずみはスマホにある碧とのアルバムをみて「あおくん…」と呟いた。
豚磨がカウンターに行くと司書は殺されてカウンターの下に倒れていた。
豚磨が驚いて声を出すとねずみがやってきた。ねずみは死体を見ても静かだった。カウンターから図書室に目線をやり「あれ…なんで気づかなかったんだろ…」「敵です。3人います。」と言った。豚磨は何もわかっていない様子。
図書の棚は高く奥まで5つ以上あった。死角は多い。敵は目視できない。ねずみだけに分かるようだ。
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おわりに
豚磨が何を言っても説得力がありません。
入口に見張りがいると思ったのですが敵とは誰のことなのでしょうか…。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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