はじめに
浅見理都先生のクジャクのダンス、誰が見た?
6巻とその続き26話、27話、28話、29話のネタバレです。
次回の30話が最終回のようです。
最終話の更新は2月25日です。
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クジャクのダンス、誰が見た?これまでの話
1巻から5巻のネタバレ記事↓
クジャクのダンス、誰が見た? ネタバレ
6巻
第21話『歌と心麦』
赤沢正の回想。
あの事件(東賀山事件)があった日から何かが狂いはじめた。
赤沢と春生が事件現場に到着。二階に生存者がいることを知り見に行く。それが生後半年の林川歌だった。事件は世間で注目されるが捜査は難航した。
従兄弟である津寺井幸太がマスコミのインタビューに答えていた。「警察はまともに連絡もよこさない、不信感がある。」なんで、あんないい人たちが…(殺された)と涙を流す。
報道では今も容疑者の逮捕に繋がっていないから周辺住民も不安だろうと締めくくられ、捜査本部の空気は日に日に重くなっていった。
遠藤力郎が犯人である目星はついていたが物的証拠がなかった。任意の事情聴取ものらりくらりかわされた。
赤沢と春生は上司に津寺井を任意で引っ張ってくるように言われる。津寺井はアリバイはある。しかし、遺産関係で得をしている。遠藤と繋がりがある可能性もある。
津寺井は取調室で話したことをマスコミに話していいかと言ってきた。
津寺井は「歌の育ての親」としての第二の人生が始まるとうれしそう。
歌が成長するまで密着取材してドキュメンタリーをつくりたいとマスコミから申し込みが来ていて、金になるから。
「見どころは歌が事件のことをわかるようになったときの反応かな。自分の学費くらい稼いでもらわないとなぁ」という津寺井に赤沢が殴りかかりそうになる。「お前に人の親になる資格はない。」歌ちゃんを巻きこむな。というが、実際警察が歌をずっと守れるわけでもない。歌を引き取れる親族はほかにいなかった。
翌日、歌を預かっている花ヶ丘乳児院から警察に電話がきた。津寺井がマスコミを連れ歌を連れて帰ろうとしていた。赤沢と春生が駆けつけ顔をみた津寺井は「冗談ですよ」と歌を職員に返した。
赤沢は育児放棄され死んだ『ミキオ』を思い出していた。
赤沢が「子どもは生まれて来たら幸せになる権利がある。大人の都合に振り回される子どもは見たくない」と春生になにか資料を見せ「山下さんにお願いがあります。」と言った。再び津寺井を訪ねた2人。書類を見せられ驚く津寺井。「あなたに提案があります。」と赤沢。
録画された映像。赤沢夫妻が連れてきた歌と心麦の母・静香が初めて対面するシーン。歌を抱きしめ『うちに来てくれてありがとう。今日からあなたは心麦ちゃん』春生も映り込み笑顔の3人。映像を観ていたのは山下心麦と松風義輝。
阿波山京一郎が2人に事情を説明し始めた。ある日病院に赤沢さんがきて歌(心麦)の出生証明書を偽造するように頼まれた。当時断れない事情があった。しかし、静香と春生は心麦を大切にしていたから罪悪感はない。幼児期の予防注射など乳幼児検診もしていた。心麦がショックで外に飛び出してしまう。阿波山に言われて松風が後を追った。心麦は「知ってしまったあこと…後悔しそうです。」と涙を浮かべていた。
第22話『クリームソーダ』
心麦は本当はこの景色(阿波山医院)をみたことあると思って車を降りたときからイヤな予感がしていた。と松風に言った。そこに高畑まのかがやってきて「お願いっうちの人警察に連れていなかいで…!!」と頭を下げた。
帰ってきたまのかに阿波山はこの件が明るみに出たら戻ってこなくていいと言っただろう。という。まのかは関与していない、自分はどんな処罰でも受ける所存だと心麦に言った。
まのかは30年も一緒にいるんだからそれは無理があるわよ。と笑う。4人で話し合い。
心麦「私がここに来たのは父の残した手紙と私の母子手帳におふたりの名前があったから。」
まのかは元夫から逃げて阿波山のところで働き始めたころだった。赤沢が突然きて「先生にしか頼めない、林川歌ちゃんを助けてくれ」と阿波山に頭を下げた。心麦の母子手帳の記録を書いたのはまのか。阿波山と赤沢は『子どもが幸せに生きるのが第一優先』という点で一致していた。
春生は最後まで迷っていたが今日、心麦を見て自分のしたことは間違ってなかったと確信した。
心麦と松風は阿波山医院をあとにした。
心麦が昔来たことがあるかもしれないという洋食屋による。注射のご褒美にクリームソーダを飲んだ気がする。メニューをみて「懐かしい…気がする…ってことはやっぱり私、林川歌ってことですかね…?」春生と静香を思い出し心麦は大泣きした。ふたりとも本当のことを言わずいなくなってしまった。
帰りの車で心麦はこのまま赤沢に会いに行って話を聞きたい。という。松風はダメだという。赤沢が正直にやったことを認めると思えない、ここはオレに任せてほしい。心麦は友人の家に泊まる。
松風は事務所に帰り鳴川と波佐見に情報を共有。津寺井に見せられ歌の写真は誰だったのかと鳴川。おそらく偽物。林川歌のパスポート照会結果を待っている。
赤沢がまだ何か隠している可能性が高いから話を聞きに行くと松風。赤沢は友哉を春生殺しの犯人にしようとしているから友哉の弁護人の我々と話す気はないだろうから、ツテを辿って情報を集めると鳴川が言い出した。
阿波山が赤沢を自宅に呼び出し、心麦に真実を話したことを伝える。ため息をつく赤沢
「山下さんもあなたも…人がよすぎるのが仇になるんですよ」という誰かの声
翌日、心麦が友人の家で目覚めニュースを見ていると阿波山医院が住宅火災があり、焼け跡から2人の遺体が見つかったと放送していた。
第23話『正しい捜査』
心麦はニュースにショックをうけ、自分が会いに行ったせいではないかと考えた。
スマホをみると赤沢から着信があった。折り返すべきか考えていると松風から着信。松風は心麦の無事を確認したかった。心麦は赤沢に電話してまたかけ直すことにする。火事の原因は石油ストーブの出火。事故との見方が有力。赤沢に報告している秋貞は春生が亡くなる直前に会っていた2人が染田に続き死んだことを不吉だと言った。事件の可能性も捨てきれないのではないか。高畑まのかの元夫が怪しい。
赤沢は心麦からの着信があったスマホを見ていた。
手紙にある名前のリストは「山下さんが亡くなる前に会いに行った人物」のリストと言えるのかも。
廣島育美だけの手がかりがなかった。
秋貞が赤沢の背中に白い毛がついているのに気が付きとる。
赤沢のところに阿南がやってきた。遠藤友哉は逮捕勾留されているのになぜか不審死が起き続けているなんて世間にしれたら、私もあなたもただでは済まない。阿南は遠藤友哉の再々逮捕につながりそうな余罪はないか聞いてきた。
赤沢は私が気にしているのは世間ではなく被害者から見て「正しい捜査」をしているかどうかだと言い返す。
心麦の友達ありさが心麦を心配して話を聞きだす。
阿南が父親に電話をかける「あの元産婦人科の火災の件、まさか関係してないですよね?」
第24話『心あたり』
東賀山警察署に心麦が赤沢を訪ねてくる。
赤沢は心麦に頭を下げた。心麦はやはり自分が林川歌なんですね。という。赤沢はそうだとも違うとも言わない。時間を巻き戻せたとしても同じ決断をした。と言った。
心麦は阿波山とまのかが死んだのは本当に事故なのか聞いてきた。父も染田のおじさんも阿波山先生も高畑さんが亡くなったのも『林川歌』が関係しているんじゃないですか?父の事件と東賀山事件を見直してください。と赤沢に頭をさげる。赤沢は偶然だと言った。心麦ちゃんとは関係ない。自分のせいだ、などと思わないこと。
松風事務所。津寺井が嘘をついていたことが判明。(歌がシンガポールに留学してる説)
鳴川は心麦がひとりで赤沢のところに行ったと聞き、赤沢が一連の事件に関わっていたら心麦も危ないかも。という。赤沢に繋がるツテはみつからない。
松風が迷った末に赤沢に繋がる人物である自分の父親・久世正勝と連絡を取ることにする。連絡先は知らないから母親に聞く。「あの人が窃盗容疑で警察を辞めてから1回だけ電話がかかってきたの。無言電話だったけどたぶんお父さんよ。電話番号はメモしてあったはず。」
松風は父親に会うのは気が重かった。しかし、心麦のため動く。
心麦は赤沢の家で夕食を食べることになっていたから訪ねる。
京子が出迎える。ビデオではじめに心麦を抱っこしていたのは京子。少しの間心麦ちゃんのお世話もしたの。と京子は語る。静香は心麦ちゃんのママになれるととても喜んでいた。だから、あなたには『山下心麦』として幸せになってほしい。『林川歌』だった過去はなかったことにしていいと思うの。
そう言われるが心麦は林川歌であることをなかったことにするのは無理だと言った。
「『山下心麦』がいるのは赤沢さんたちのおかげだって感謝しています。でも…林川家について私は知らないといけないと思います。」そう言うと京子は驚いたようなショックを受けたような顔をした。その反応に心麦は、え?となる。京子は息子である守はこのことを知らない。守は警察官としてこれからという大切な時期。このことはなかったことにしてほしいと心麦に通帳を差し出した。
その残高は一億を超えていた。
第25話『父からの警告』
京子は口止めされているがお金は赤沢からだという。このお金はどこから?と聞いてもはぐらかされた。謝罪の気持ちだと赤沢は言っていたと続ける。
受け取りを躊躇する心麦に京子は「お願い、心麦ちゃんいま言ったことはお父さんにも誰にも…黙っててくれる?もし、知れたら……どんな目にあうか…」と、とても怯えていた。へんに思う心麦。京子が何をいっているのかわからない。
京子のスマホに廣島育美からメーッセージが届いた。
松風が父親・久世と公園で会う。久世は窃盗はやってない、諦めてしまったことを後悔しなかった日はない。と言った。本題。赤沢は父さんのその件に関わってる?
赤沢さんには気をつけたほうがいい。
当時担当していた事件の被疑者について赤沢と意見が分かれた。
冤罪を心配して何度も周りや上層部に進言したが、効果はなく徐々に「面倒なヤツ」と署内で見られるようになった。3日ぶりに家に帰ろうと歩いているとき、ドアが開いてカバンが挟まっている車を見つけた。メモを残しカバンを届けようと手に持つ。ちょうど赤沢から着信があり、「○○に来てくれ。」と。そのまま現場に行ったから見つけた21時から届け日時まで3時間空白があった。その車とカバンは署の上層部の息子のものだった。持ち主がカバンに入っていた財布から現金15万がなくなっている。と言い出した。赤沢はなにも言わなかった。久世は松風に話を続ける。
赤沢の仕業だとは思わないが当時煙たがられていた。赤沢が悪意なく冤罪に加担したとしてもおかしくないと思っていた。しかし、この1件で何もできずに警察を辞めざるを得なかった。
春生から連絡がきたことがあり、逃げ出してしまった自分と違って山下さんは諦めず闘っているんだな。と思った。春生から連絡があったのは一度だけ。
松風に鳴川から着信があり、出る。鳴川の声を聞いた久世は聞いたことある声だと言い『紺野さん?』という。久世はネットで調べて本当は松風が弁護士になったことを知っていた。別れ際は松風は「また…」と言いかけ、久世は無言で手を振った。
秋貞が赤沢についていた白い毛が阿波山家から保護した犬の家と一致したという鑑定結果を聞き赤沢を怪しいと思う。赤沢は阿波山家との繋がりについてなにも言ってなかった。なんでその事実を隠す…!?
7巻
第26話『守っていたもの』
神井が赤沢に廣島育美が『株式会社WRウォーター代表取締役社長』としてデパートの会員誌に写真付きで載っているものを持ってきて見せた。そこには『廣島社長の長年の友人であり、時々手伝いをしている赤沢京子さん(左)』と妊娠中でお腹が大きい京子も一緒に写った写真もあった。
神井が赤沢に問い詰める「廣島育美さんって東賀山事件で林川安成さんと…」「その廣島育美さんと赤沢さんの奥様の京子さんってずいぶん仲良さそうじゃないですか。赤沢さん、あなた京子さんの関与を隠蔽するために力郎さんを犯人にしたてあげたんじゃないですか?」赤沢はなにも言わない。
神井が帰るとき秋貞とすれ違った。秋貞は神井に何しにきた?と食ってかかるが真実を知れば聞く前には戻れないと言われ、ひるんでしまう。
赤沢は東賀山事件の捜査ノートを見直し、事情聴取で廣島育美に会っていることを確認した。今まで忘れていたのだ。廣島育美は林川安成と不倫関係にあった。廣島は不倫関係についてはあっさりと認める。しかし、事件当日はアリバイがしっかりしていた。春生はアリバイ工作も疑うが廣島は足に障害があったことから犯人候補からは外された。赤沢は京子と廣島の関係を知らなかった。
心麦は事務所で鳴川が出勤してくるのを待っていた。昨日、津寺井のところに林川家のことを知りたくて言ったら林川歌の財産目録を渡された。と紙袋に入ったノートを何冊か鳴川に見せた。津寺井のところにひとりで行ったことが松風にバレたら怒られるから一緒に言ったらことにしてくれないか。とお願いした。しかし、鳴川がパソコンで日程表を偽造しようとしているところに松風が出勤してきて結局バレてしまう。
津寺井は財産の株や不動産は売ってしまい、貯金も使ってしまったと言っていた。林川歌の相続財産目録を4人で確認していく。波佐見がその中に『取締役 廣島育美』の文字を見つけ驚いてみんなに見せる。一同も固まる。これってお父さんの手紙の…?
赤沢は京子と守の3人で写った家族写真を見ていた。「私が何かを間違えたというのか…?」
赤沢の小学1年生の夏休み。幼なじみの吉丘京子は育児放棄により、別人のように痩せて汚れ、団地の階段に座っていた。部屋で京子の2歳下の弟は息絶えていた。
京子は父親に「家からでるな。言いつけを守らなかったら地獄に行く。」と言われていて怯えていた。京子はその後、児童養護施設へ入所。親に怒られることはずっと気にしていた。
中学生になり、2人は偶然再会。赤沢は京子のことが好きだった。
大学を出て警察官になり、すぐ結婚した。ほどなくして守も産まれた。赤沢は京子と息子を絶対に守る。命に替えてでも守ると誓った。しかし、私が守っていたものは一体…と頭を抱えた。
第27話『オカちゃん』
心麦と松風と鳴川は立崎大学附属総合医療センターに廣島育美に会いに来た。
廣島は脳梗塞で病院に搬送され、その後脳にダメージが残り、認知症の症状が出ていた。そのため心麦が「山下春生について聞きたい」と言っても反応は鈍かった。
付き添いの看護師に60から70代くらいの男性の見舞客がいなかったか聞くが把握していなかった。女性の友人はよく見かけるとのこと。廣島の記憶に波があり、調子がいいときなら過去を思い出すかもしれない。廣島は小さいころから歩行障害があった。松風はその女性の友人に会って話を聞きたいと思いいつ来ることが多いか看護師に聞く。わからないが廣島さんと同世代の方でよく似ていると看護師は答える。よく来るならワシらも毎日来たほうが良さそうと鳴川が結論を出すが廣島は黙っている。
沈黙が流れ、心麦をじっと見ていた廣島が突然「オカちゃん」と言った。「オカちゃん…私っ、渡さなきゃ…」と立ち上がろうとする。危ないから心麦と看護師が車椅子を押して部屋にいく。残された鳴川と松風。鳴川はオカちゃんって誰や?ととぼける。
赤沢が柱の影から2人を見ていた。鳴川と赤沢はアイコンタクトをとった。
廣島は部屋につくとバッグから巾着に入ったウサギのぬいぐるみを心麦に渡してきた。
「やっと、渡せた。オカちゃん、私…あの半年間が一番幸せだった。あれがあったから生きてこれた。これは歌ちゃんに…」その名前に心麦は固まってしまう。
松風は友哉の面会にきた。起訴され保釈請求もしている。
友哉は犯行時刻頃、ストーブの灯油を買いに行ってそこで春生に呼び出された。指定された駐車場で待ってたが誰も来ず、やがて誰かの「火事だ!」という声が聞こえ気になって行ってみた。車に戻ると灯油が盗まれていて、罠だったと気づいた。俺は山下春生を殺してない。松風は久世に会ったことも話した。父と赤沢が昔一緒に仕事をしていた話から調べれは調べるほど東賀山事件への疑惑は深まるばかりで「あなたたち親子はむしろ被害者なんじゃないか。」
そのことばに友哉は神井も同じように「力郎さんが犯人じゃないと思ってる。」と言ったことばを思い出した。友哉と神井は小4のとき同じクラスになった同級生だった。面会を終えるとタイミングよく神井からメッセージが来てカフェで会う。
神井と友哉は家に行くほど仲がよく、神井は力郎に自転車の乗り方を教えてもらった。
神井が力郎は犯人ではないと言う根拠。神井は逮捕された力郎と文通していた。
一つは、力郎が安成に金を借りていたのは事実だが、ほとんどあげる形だったらしく、安成は催促していない。
2つ目は力郎は林川家の家族構成を知っていたのに歌だけ殺さなかったのか、2つ目については松風も気づいていた。
神井は力郎からの手紙で『事件の日、林川家から何か盗もうとの庭に忍びこんだが、家から物音が聞こえたからそのまま帰ろうとしたら、家の前に安成と赤ちゃんを抱いた女が現れた。取調で言っても嘘をつくな、と一蹴された』もう少しで真実に届きそうだから、俺が集めた情報をあなたたちに共有するから、松風にひとつ頼まれてくれないか?と切り出す。
心麦が受け取ったウサギのぬいぐるみはポシェットをつけていて、その中には若い京子と赤ちゃんを抱いた廣島が笑顔で写っていた。
第28話『森の中へ』
松風は神井の頼みで力郎の面会にきた。
友哉の弁護人だと言ったから力郎は友哉が春生を殺したのはなんかの間違いだよな。と安心する。
神井のことを話し、当日見た女性をこの人で間違いないかと廣島の写真を見せる。遠かったし、絶対とは言えないけどこの女性。松風は病院で廣島は小さいころから歩行障害があったと聞いたことを思い出し、歩き方に特徴がなかったか聞く。足を引きずっている感じとか。
力郎は「別に引きずっている様子とかなかったよ」と答えた。
松風と神井は協力関係を結んだから、神井が事務所にいて心麦と鳴川は驚く。春生はもちろん力郎の「女性を見た」という証言を知っていた。冤罪に加担しているかもしれない。春生は証拠を集め、神井が記事にしようとしていた。友哉とともに力郎の再審ムーブメントを起こそうとしていた矢先、春生が殺された。
廣島と京子の繋がりが皆に共有される。2000年ころ安成の妻・里子が妊娠している様子はみられなかった。
力郎が目撃したのは愛人である廣島とされているが、松風は足を引きずっていなかったというとから、別人だという。じゃあ、それは誰だったのか?という空気になった。心麦がぬいぐるみが持っていた写真を見せる。
赤沢は息子を呼び出し「近いうちに迷惑をかけるかもしれない。」と言った。俺は間違えた。俺のようになるなよ。守ってやれなくてすまない。
赤沢は自宅に帰り、京子に「話がある。」と切り出し廣島が掲載された雑誌をみせた。ベランダにいた京子は誰かにメールを送信し、私も話があるの。と赤沢に向き直った。
第29話『ジャングルの中で踊るクジャクのダンス、誰が見た?』
心麦は京子の娘だった。
心麦と松風は赤沢の家に向かっていた。
京子はお茶を入れ「育美とは児童養護施設で一緒だった。時々連絡は取っていて、起業するっていうから少し手伝っただけ。」と言った。
しかし、赤沢はそれだけではないことに気がついていた。本当のことを言ってくれ。背中を預け合えるのが夫婦じゃないのか?と顔を覆ってしまう。
京子は幼い頃言われた父親の言葉に縛られていた。『ルールを破ったら地獄行き』
話しながらさり気なくベランダに出る。「アラ!?ねぇ見てあそこ…!!」と空を指さす。赤沢が隣にきた。赤沢は睡眠薬を盛られていて、眠ってしまう。
メールで呼び出した鳴川を部屋にいれ、遺書を赤沢のポケットに入れる。
京子と鳴川は2人がかりで赤沢をベランダから落下させた。
車を停めた男がちょうど車外にでたところで車の上に赤沢が落下してきた。車からビ──ッビ──ッたけたたましい音がする。
その騒ぎに気づいた心麦と松風がそちらに行き心麦は赤沢をみてしまう。2人で赤沢の部屋に向かう。鳴川がいることに驚く。松風にちょうど父から電話がかかって、紺野(鳴川)は東賀山事件を捜査・起訴した主任検事だと教えられる。
鳴川は赤沢のことを知り合いに聞いてきただけ…と答える。
そこに京子が松風に向かって包丁を振りかざしてきた。「やめて」と心麦が間にはいる。もうあなたに私の大事な人たちを殺さはせない。という、心麦に「娘を刺せるわけない。」と京子は涙を浮かべた。
京子のどうしようもない猜疑心は親が植え付け京子が育てた。
児童養護施設で父親に買ってもらったというぬいぐるみを見せてくる幼い子。その場ではよかったね。と頭を撫でるが夜、そのぬいぐるみを土に埋めようとした。
そこを育美に見られた。育美は強く京子を抱きしめた。何か話し、育美はミキオの生まれ変わりであり、
『私たちから奪えるものなんて何もない。だって私たち何も持ってないし。持ってる奴ら全員“かわいそうに”!!』と京子と育美は笑顔で見つめ合った。
おわりに
京子の娘とはどういうことなんでしょうか?父親は赤沢ならかなり意味不明なのですが…。
あと1話でどうやって終わるのでしょうか…。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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