はじめに
龍茶文十(りゅうちゃあやと)先生の「地球防衛隊X」第12話から最新話(第19話)までのネタバレです。
この作品はマガポケオリジナル作品で毎週月曜日に更新です。
現在コミックス1巻発売中。
2巻が2024年11月8日(金曜日)に発売です。
地球防衛隊X – 龍茶文十 / 【第12話】凪の日 | マガポケ
『地球防衛隊X』はマガポケで全話無料で読めます。↓この記事にまとめました。
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これまでのあらすじ
地球外生命体から日本を守る秘密組織、地球防衛隊。
その隊員である大和孝一は、トランスン星人ピロ子と手を組み、正義の名のもとに老害どもを駆逐し始めるが、選民の“線引き”がピロ子とずれはじめ…。
登場人物
大和孝一(やまとこういち)…防衛隊特殊学校を首席で卒業し、7年間常に成績トップ“無敵の大和”の異名をもつ。
老害を殺し、日本を変えると決めた。
ピロ子…美人のトランスン星人。
手を触手のように伸ばし広げ相手を包み込み、養分を取りこみ、手のひらサイズの黒い球体にする。
大和と行動を共にする。
信濃みなと…地球防衛隊特別対策室室長。
ハーバード卒の財務官僚、元首相の孫で使えない人材は容赦なく切り捨てる。
ついた異名は“空爆の使者”。
武蔵凪人…淡路島に住んでいた中学生。訳アリで合って上京してきた。
武蔵海里…凪人の姉。
ネタバレ
第12話『凪の日』
模倣犯のニュースを大和とピロ子が見ている。大和の反応が嬉しそうだというピロ子。
模倣犯もしくは狂信者が今後選民の対象を見誤れば、彼らもまた国にとっての害となりうる。と大和。
ピロ子が日本を選んだ理由は暗闇で光る東京が懐かしかったから。業の数だけ光がある。
ピロ子がいた星は赤く大きな光に照らされて今は何もない。
気分転換に2人で街に遊びに行く。卓球、テニス、ゴルフ、ローラースケート、バスケ、ロデオマシーン、まんが喫茶など体験してみた。楽しめたか?と聞かれピロ子は長く沈黙してしまう。
ピロ子は大和孝一を運命共同体だと思っている。大和はピロ子を協力者だと思っている。
第13話『深い深い水の底』
Xの影響は学生にまで広がり始めた。
とある高校のオカルト研究部がXについてのインタビューを校内の生徒にしている。
・Xはムーブメントそのもの。
・身内以外が消えるのはどうでもいい。
・身勝手な正義感で暴力に走るとか幼稚。などの意見。
その中で凪という少年だけ名前が出る。
凪「もし、仮にXが人間なんだとしたら…きっとどこかで壊れちゃったんだろうね。」
特別対策室のケガをした2人(三崎漁と品川まい)が復帰した。ブンツー星人を捕まえて以降、神隠しはストップしていたから、信濃は定時で帰っていた。
品川がXの模倣犯のニュースについて「警察の領分ではなにもできない。Xの出現による影響は想像以上に広がっているようだ」と話す。
大和は考えが揺れていた。
選民による社会改革。それに伴う変化に対応することこそ、首謀者としての心構え。そう思いながらも手が震えていた。
帰宅するとマンションのエントランスで女性が2人話し込んでいる。
大和が話しかけるとピロ子の手が変化しているのを目撃したということだった。(女性たちは赤いドレスを着たきれいな女の子と言っている)。
部屋に入ると奥から出てきたピロ子は信濃の首を持っていた。
第14話『大和沈没』
ピロ子は「信濃が選民の邪魔になるから殺した。」
大和「信濃は選民の対象ではないと説いたはずだ。」お前は俺の許可なく人を殺した。日本においても一握りの優秀な存在を…俺に殺されたいのか…
躾のつもり?主従関係にあるとでも思っているの?
大和が感じている不快感を『恐怖』だとピロ子は言った。
大和はすでに法外の手段に手を染めているにもかかわらずいまだに社会に縛られている。自己矛盾に気づいていない“愚かな公人”。
ピロ子は「あなたの不安、恐怖、罪、すべてを飲み込むことができる。現実を見て。選民こそ日本を救済する一手だと考えるなら血で血を洗うほかないのよ。私たちは運命共同体。終わるときは一緒よ。」大和は吹っ切れた。
生体電磁波が大きく変化したから、ピロ子があなたは今、何者なのかと聞く。
『X。日本の特異点だ。』大和沈没しXが誕生した。
俺たちは、恐怖によって日本を変える。ピロ子の役割は、証拠隠滅。
第15話『孝一、始動!!』
林道たちが会食をしている。
その場にいた8人(林道章・元内閣総理大臣、沢渡健司・元財務大臣、貝塚裕二・元厚生労働大臣、中尾秀隆・元防衛大臣、斎藤優・元総務大臣、東条宗男・元内閣官房長官、矢部慎太郎・元国家公安委員会員長、近藤俊一・元外務大臣、川端二郎・元アナログ脱却大臣)は神隠しにあった。
つまり、X(大和とピロ子)に殺された。
吹っ切れ、サクサク殺す大和にピロ子が「キャラ変わった?」と聞く。
剥がれただけさ、と大和。
最初に隅田川でじいさん殺したときから、社会通念に縛られている感覚が飲み込みきれてなかったが、宇宙人(ピロ子)と仲良くしてる時点で社会通念もクソをないな。と吹っ切れた。
特別対策室では、信濃も大和も欠勤で何が起きているのか分からず話し合っていた。
やはり、大和が内通者である疑惑が大きくなる。
信濃と大和の身元を徹底的に洗うことになる。指示を出したのは浦賀。
大和「真の民主主義は非合法でやる他ない。」ピロ子は私たちの新たな活動は“夜警”ね。と理解した。
ピロ子に似た学ランの少年と車がすれ違う。
第16話『大和帝国誕生』
上層部から1人ずつ面談を受ける特別対策室のメンバー。
大和の家は夜逃げのように解約され、管理人室の防犯カメラ映像も完全に消去されていた。信濃が消息を絶って依頼神隠し件数は明らかに増加した。
大和孝一がXの内通者だというのが特別対策室一同の見解。
そのころ大和とピロ子は四機ホールディングス会長兼財日連会長を拷問していた。不正や汚職を聞き出した。
大和の採用面接をした上層部のひとりは「あなたは日本が平和な国であると思いますか?」の質問に大和の目が全てが閉じたような深い闇を感じた。
その後大和は地球防衛軍として「日本に貢献できるなら自分の身一つ安いものです。」と答えた。
「あのときのお前はもういないんだな?」
大和の考え『引き際が肝心。だからこそ我が身可愛さに権力にしがみつく老人共に嫌気が指す。必ず変えなくてはならない。』
Xの出現により、劇的に日本は変わっていった。
新章
第17話『16ビート』
武蔵凪人。中学生。姉・武蔵海里と2人暮らし。。
凪人は夜の散歩中に目玉がくっきりしたアメーバのような生物に出会った。
それは生き物(カエル)と融合して同じ姿になった。凪人は「あ目ーば」と名付けその生き物を外で飼った。凪人はあ目ーばと会話もした。愚痴。説教臭い姉のことも愚痴っていた。
姉とケンカをしたあと、姉が家を出て行った。夜中に探しに行くと、あ目ーばは姉・海里に融合していた。
それがピロ子だ。
あ目ーばは本当は東京に着陸予定だったけど故障のせいで淡路島に不時着したことを凪人に言い、今後も地球人の協力者として接してもらいたいと話した。
しかし、姉を乗っ取られた凪人は許すわけがない。理解できないあ目ーば(ピロ子)。
拒絶され、あ目ーば(ピロ子)は凪人を殺そうと触手を伸ばすが、残っていた海里の意識がそれを止めた。
そのまま海に転落した。夜だからすぐ姿がみえなくなった。
武蔵凪人は決意した。全てはおれが巻いた種だ。「必ず助けるから。姉ちゃん…」
淡路島。東経135 度に位置する瀬戸内海に浮かぶ島。
2025年この地点から日本…いや世界…いや地球規模の災難に発展していくことを、人類はまだ気づいていない。
第18話『2025年に向けて』
凪人は上京した。
あ目ーば(ピロ子)が東京に行くと言っていたから、東京在住の叔母・武蔵波に姉の失踪を説明し受け入れてもらった。
姉・海里が失踪して2週間。凪人は地球外生命の情報を収集し続けたが成果はなし。
波が海里の行方不明を警察に相談するも事件性がないとされる。
凪人はあ目ーばが融合したカエルやカラスがあ目ーばが離れると完全に元の状態に戻ったことから、
“別の人間に乗り移ってくれれば…”と考えていた。しかし、その思考を姉は嫌悪するだろう。
転校し、「人様に迷惑をかけない」「郷に入れば郷に従え」をモットーに作り笑顔で不自然な標準語を話し、気味悪がられる。図書館で宇宙人についての本を読んでいると、オカルト研究部に誘われた。籍だけ置くことになった。
部長(?)の手作りの冊子をもらう。『2025年の災害』4つ書かれている。
1つを読み上げる『2025年7月青い星が降って世界が滅ぶ』…
帰宅すると、警視庁捜査一課として大和孝一がいた。武蔵海里の失踪について。
大和は宇宙人を目撃したのでは?と切り出す。
凪人はあ目ーばのことを誰にも話せなかったから、この人に任せておけばきっと全てうまくいくはず…と確信して、全てを話した。
第19話『交わる』
大和の訪問から数ヶ月、姉の行方に関して進捗報告はなかった。
オカルト研究部で『ばけ探』というおばけ探知機を買おうと土曜に秋葉原にいく。
それは大和がピロ子とブンツー星人の姿を確認した日だった。(第4話)
秋葉原で凪人は大和を見かけ声をかける。しかし、箝口令が敷かれていて話せないと言われる。ただ、お姉さんは生きている。それだけは伝えておく。
ばけ探を買った部長。偶然、ミュラ号にぶつかり『ばけ探』が作動する。
しかし、ミュラ号は普通のゴスロリの女の人にしかみえないから、壊れてる?と部長は思う。
凪人が合流し、ゴスロリを追ってみないか?となる。
そして、大和とピロ子が接触しているところを目撃する。「え?」
凪人は2人がXだと確信した。
ピロ子の正体
ピロ子はトランスン星人ということはわかっていました。
第17話で寄生型であることが判明しました。
寄生された人間は『武蔵海里』です。
おわりに
第1話でピロ子が大和にあったとき、地球に来て46日と言っています。
姉が失踪=ピロ子が誕生して2週間で大和と凪人は会っていて、武蔵海里の失踪のついて話したのなら、
もちろん顔写真も見ているはずなので、第1話でトランスン星人とすぐわかったのは凪人からの情報おかげだと思われます。
秋葉原で大和とピロ子が一緒にいるところを目撃して、即座に2人がXだと確信した凪人はとても頭か言いと思いました。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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