はじめに
大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第64話『prrrr』のネタバレです。
毎週月曜日に更新です。次回更新は5月5日予定です。
ねずみの初恋 – 大瀬戸陸 / 【第64話】prrrr | マガポケ
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ねずみの初恋 あらすじ
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。
何も知らない普通の青年、碧(あお)。
二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。
あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
ねずみの初恋 ネタバレ
前回まで
ねずみは碧と性交しようとしたとき反射的に碧を刺してしまった。
豚磨は過去に組に内緒で児童売春をしていた。
第64話『prrrr』
公園。ねずみはテングから新しい携帯電話を渡された。それはスマホではなく通話機能しかついていない携帯電話だ。前に使っていたデータもアカウントも消して電話番号も新しいものにされていた。
ねずみは「水鳥にLIМEで送らないといけないのあって…」とつぶやいたが、碧と連絡をとりたいことをテングは見抜いていた。テングは「小僧とはもう連絡を取るな。」と忠告した。
テングは碧は今回はたまたま助かったが、次は殺してしまうぞ。それはお前(ねずみ)が一番わかっているはずだ。と続けた。それでもねずみは「浅葱さんにLIМE追加しといてって言われてて…」と碧の話を避けた。テングとの間に長い沈黙が流れる。
ねずみは家に帰り、碧を刺してしまったときのことを思い出してテーブルの下の床に突っ伏していた。手にある携帯電話を見つめる。そして急に碧にだって電話電話があることを思い出した。
なにもLIМEだけが連絡手段ではないのだ。「あおくんの電話番号…」とつぶやき、出会って間もないころデートをしていたときのことを思い出した。
まだお互いを『白石くん(碧のこと)』『小山さん(ねずみのこと)』と呼びあっていたころだ。
電話番号を交換しようと言ったのはねずみからだった。それまでは毎回待ち合わせをしていた。そのときファーストフードを食べていたからそのレシートに電話番号を書いてお互いに交換した。
ねずみはその帰り道、碧の書いた番号を何度も読み上げた。
ねずみは宝箱にはそのレシートがちゃんととってあった。
レシートを取り出して涙を流した。そして新しい携帯電話で番号を押した。プルルルル…という呼び出し音が長い間続いた。なかなか電話にでない。ねずみは涙を流しながら電話を鳴らし続けた。
そして電話が通じた。「…もしもし」
第65話ネタバレ→
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おわりに
電話に出たのは、はたして碧なのでしょうか…。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
第65話ネタバレ→
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