
2025年7月9日、映画界に衝撃が走った。芳根京子と King & Prince の髙橋海人が初共演する映画『君の顔では泣けない』の公開日が11月14日(金)に決定し、併せて特報映像とティザービジュアルが解禁されたのだ。
映画『君の顔では泣けない』基本情報
公開日: 2025年11月14日(金)全国ロードショー
配給: ハピネットファントム・スタジオ
監督・脚本: 坂下雄一郎
原作: 君嶋彼方『君の顔では泣けない』(KADOKAWA)
劇場: TOHOシネマズ 日比谷ほか全国
豪華キャスト陣
主要キャスト
芳根京子(坂平陸 役)
- 入れ替わり後の30歳の陸を演じる
- 「まなみとして生きてきた15年」を誠実に表現
髙橋海人(水村まなみ 役)
- 入れ替わり後の30歳のまなみを演じる
- 「陸としての人生」を繊細な感情で体現
15歳時代のキャスト
西川愛莉(15歳の陸 役)
- 第9回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞受賞
- 映画初出演
武市尚士(15歳のまなみ 役)
- EBiDAN NEXT NAGOYAのメンバー
- 映画初出演
原作小説『君の顔では泣けない』とは
原作は君嶋彼方によるデビュー作で、2021年9月24日にKADOKAWAから発売された。第12回「小説 野性時代 新人賞」受賞作品で、発売前から重版が決定するほど話題となった作品だ。
作者プロフィール
- 君嶋彼方(きみじま かなた)
- 1989年生まれ、東京都出身
- 「水平線は回転する」で小説野性時代新人賞受賞後、改題して『君の顔では泣けない』でデビュー

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あらすじ・ストーリー
高校1年生の夏、プールに一緒に落ちたことがきっかけで、坂平陸(男性)と水村まなみ(女性)の心と体が入れ替わってしまう。「これは何かの間違い」と元に戻る方法を模索する二人だが、15年経っても入れ替わったままだった。
15年間の軌跡
- 進学: 入れ替わったまま高校・大学を卒業
- 初恋: 異性として恋愛を経験
- 就職: 社会人として働く
- 結婚: それぞれが結婚相手を見つける
- 出産: 子どもを授かる
- 親との別れ: 人生の別れを経験
そして30歳の夏、まなみは陸に「元に戻る方法がわかったかも」と告げる。果たして二人は元の体に戻ることができるのか?そして、本当に戻りたいと思うのか?
監督・制作陣
坂下雄一郎監督のコメント
「15年入れ替わったままという設定に、こんなにも様々な解釈が可能で豊かな物語を作れるのかと驚いた。解決してくれたのは芳根さんと髙橋さんでした。間違いなくこの映画の見どころはこのふたりです」
特報映像で見えた見どころ
映画.comによると、特報映像には以下の印象的なシーンが含まれている:
- 入れ替わった陸とまなみが元に戻れないまま、お互いの人生を歩む様子
- 15歳から30歳までの15年間をエモーショナルに描写
- 陸の「入れ替わったのが水村でよかった」という告白
- まなみの「私もいま同じこと言おうと思ってた」という応答
- 「私の顔で情けなく泣かないでくれる?」という切ない台詞
なぜ今話題なのか?
新しい「入れ替わり」の描き方
従来の男女入れ替わり作品とは異なり、15年間という長期スパンで描かれる点が斬新。単なるラブコメではなく、「アイデンティティ」や「人生の意味」を問う深い物語となっている。
実力派キャストの共演
芳根京子と髙橋海人という演技力に定評のある二人が初共演。それぞれが相手の人生を生きる複雑な役どころを演じきっている。
原作の評価の高さ
小説野性時代新人賞受賞作品で、「圧倒的リアリティで『入れ替わり』を描く」と評される原作の映画化に期待が高まっている。
見どころ3選
- 15年間を一つの映画で描く大胆な時間設計
成長過程をモンタージュではなく“地続きの感情”として描くため、観客はふたりの“積もる想い”を追体験できる。 - 性別とアイデンティティの揺らぎをW主演が体現
芳根の凛とした佇まいと髙橋の柔らかな演技が、男女の境界を越えた“魂の交流”をリアルに感じさせる。 - タイトル回収シーンの破壊力
まなみ(中身は陸)が言う「私の顔で情けなく泣かないで」の一言は、15年の重みが凝縮された名場面。特報映像でも涙を堪える芳根の表情は必見です。
見どころポイント
- 15年間の成長を描く演技力
- 芳根京子と髙橋海人が見せる、相手の人生を生きる演技
- リアルな入れ替わり描写
- 生理や身体の変化など、従来作品では触れられなかった現実的な描写
- 深いテーマ性
- 「自分らしさとは何か」「人生の意味とは何か」を問う哲学的な物語
- 新人キャストの演技
- 西川愛莉と武市尚士による15歳時代の演技にも注目
今後の展開
映画は2025年11月14日(金)から全国の劇場で公開される。特報映像は既にYouTubeで公開されており、ティザービジュアルも解禁されている。
この作品は、単なる「入れ替わり」を超えた、人生の本質を問う感動作として大きな注目を集めることは間違いない。芳根京子と髙橋海人の渾身の演技、そして新人キャストの初々しい演技が織りなす15年間の物語を、ぜひ劇場で体感してほしい。
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