心療内科でおすすめされた本がよかったので紹介します。
このブログを読むことで、本の要約と作者藤河るりさんの現在が分かります。
はじめに
この本は、ひとり暮らしのアラフォー女性がある日突然癌を告知されるところから物語が始まります。
現在もアメーバブログで更新されています。
書籍だけの描き下ろしがあります。
コミックエッセイは心が疲れているときでも読みやすい利点があります。
癌の治療日記ですので、私は専門的な治療のことは省いて、わたしの感想も含め紹介します。
治療内容も知りたい方はご購入ください。
元気になるシカ! アラフォーひとり暮らし、告知されました (メディアファクトリーのコミックエッセイ) 単行本 アマゾン公式サイト
元気になるシカ!
無理して明るくすることもなく
暗くすることもなく
淡々と前向きに
そんな治療日記です。
ネットは怖い情報がたくさんあります
なのに見るのがとまらないです。
医師との話には
・質問を箇条書きにまとめたメモ
・許可を取って録音
術後、隣の人が“良性でよかったですね!”と看護師に声をかけられているのを聞いている気持ち
はどうだったのでしょうか?
私は描写の通りだと思いました。
友達に恵まれている
気を遣ってわざと軽く励ましてくれる人と、
ちゃんと重く言ってくれる人がいました。
友達に『子供はもう産めない』と話してないてしまう場面があります。
わかります。
人に話すと実感して泣けてくることってありますよね
受け入れていたはずなのに
吐き出せたことはいいことなのかな…と思いました。
周りが“結婚して子供がいる”ばかりじゃないから、
いろんな生き方をしているひとがいるから、
そんなに落ち込まなかったそうです。
シングルな生活も楽しめて、
ご縁があったら誰かが隣にいてくれたら嬉しいね
本当にそうですね。
治療をやらされてるんじゃなくてやるぞという気持ちになる
副作用が楽になる方法を探していくうちに
治療をやらされてるんじゃなくてやるぞという気持ちになったそうです。
人がいないところで思いっきり泣いて発散していました。
いろいろ試して、効いたとか、楽になったかそのことを自体より
・やることで気が紛れる
・やったんだから大丈夫
そういう気持ちが励みになりました。
同じ病気でよ状況は違うから共感できるとは限らない
作中、同室だった女性Aさんが出てきます。
その関係性は涙なしには読めませんでした。
そんな中、作者が出した結論は
それでも『患者同士だからこそわかることがある』ということだったのかもしれません。
変わったこと、変わらないこと
落ち込みやすい性格は変わらないけど
立ち上がるのが早くなった
時間は無限じゃない
楽しく使うほうがいい
『癌になって良かった』なんて絶対言えないけど
たくさんのことを勉強した
この経験が必要だったのかもしれない
癌の闘病は次々と迫ってくる問題に対して、
Bestを求めるのではなくBetterな選択肢を常に選んでいく生活になります。
元気になるシカ!2
続編のコミックエッセイです
こちらは治療後の社会復帰がテーマです
前回でさらっと復帰したように描いてありましたが、裏では苦労があったんだなと思いました。
そして、抗がん剤治療後から社会復帰までの体験談を書いた作品は少ないそうです。
元気になりきらない自分の体と心の付き合い方
抗がん剤終了後、仕事再開まで半年休むと決めました
その間に週1で中国語教室に通います。
八つ当たりは甘える、相手に頼ってるってこと
先に『八つ当たりします!』という
朝食と一緒に薬を入れておくと飲み忘れない
スマホのメディカルID機能おすすめ
仕事を『続けられるか、続けられないか』じゃなくて『続けたいか、続けたくないか』て、考えたほうがいいなって
自分が大した事ないって思う症状が実は何かのサインってことがある
いつもと違ったらどんどん言おう
闘病中にかける言葉について考える
主体を相手にしてみると伝わりやすい
・読みたい本とかある?
・あえて話題に出さず普段どおり
・再発しませんように→これからも体を大事にしてね
社会復帰が今まで通りにいかない
それも含めて人生
藤河るりの現在
闘病記を書いた方の現在は気になりますよね
結論は元気です
正確には元気そうに見えます。
実は私はこの方を別ルートで2018年頃から知っていて(ネット上で一方的に知っていました)
そのときは元気そうだったのでこのような大病をして
治療日記を書いていたことを知りませんでした。
そしてこの本を読み終わりアメーバブログにとんでみたら
現在も更新しているので元気だと思います。
少なくとも亡くなってはいません。
がんが完治しているかどうかは不明です。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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