はじめに
色鉛筆画をやっていて、
白い紙に白い物をどうやって表現するのか悩んだことはありませんか?
私は、基本的なことをこちらの本(写真みたいな絵が描ける 色鉛筆画 三上詩絵)
で学んだあと、
オリジナルで実家の猫を描き始めましたが、
その猫は白いふわふわの毛だったので
途中で頭をかかえてしまいました。
そこで、いろいろ調べたり悪戦苦闘することによって
猫のイラストを完成させ、地域のお祭りに展示することができました。
このブログを読むことによって、
色鉛筆で白い紙に白いものを描く方法を知ることができます。
使用しているのはファーバーカステル・ポリクロモスです。
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本当に白い色ですか?
まず、はじめによくお手本を見てください。
本当に紙と全く同じ白色でしょうか?
重なりや細かな部分に陰影があり、
真っ白な部分はほとんどないのではありませんか?
白い紙に白いものを描くときは陰影を描くことで表現します。
白色に近いごく薄い色で塗ります。
繊細な色の濃淡なので、筆圧をコントロールして丁寧に塗ります。
例:140ライトウルトラマリン
271ウォームグレーⅡ
231コールドグレーⅡ
あたりの薄い色を塗っていきます。
塗り残す
白い毛を塗り残すように描きます。
周りの毛や背景を描いていきます。
ランダムに塗り残します。
塗りすぎたときはペンシル型消しゴムの角で毛を描くように消します。
消しゴムで消す
ペンシル型消しゴムの角で毛の先のほうを白く描くように消します。
電動の消しゴムが便利です。
消した後、またほかの色を重ねてバランスをとって行きます。
『塗り残す』と『消しゴムで消す』は何度も繰り返します。
※注意※色鉛筆は透過するので、暗い色の上に薄い色を塗り重ねても効果はありません。
つまり、白を上に重ねても見えません。
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エンボスペンで先に凹ませておく
ひげはエンボスペンで先になぞって凹ませておくとそこに色が乗らないので
白色を表現することができます。
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白いひげは白い用紙では見えないので
ひげの下側に274ウォームグレーⅤで細く影をいれると立体感がでます。
エンボスペンで先に凹ませましたが、柔らかい細かい毛だったので、
デザインカッターで削ればよかったと
2つの方法が混ざっています。
デザインカッターで削る
本当に細かな毛、エンボスペンより細い毛は、
色を塗ったあとにデザインカッターで削ることで表現できます。
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余談
毛の描き方は毛先を細く描きます。
力を抜くような感じで、毛並みに合わせ手を動かしていきます。
毛の流れ、色鉛筆の動かし方によって作品の出来栄えが変わってきます。
おわりに
以上のことを使い何とか作品を仕上げることができました。
しかし、次に白色メインのものを描くときは、
紙を色付きのものに変えようかとも思っています。
完成
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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