『薬屋のひとりごと』陸孫の正体は?なぜアニメでは早くから登場?猫猫への求婚と過去をネタバレ

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※本記事の一部はAIを活用して作成しています。

はじめに

『薬屋のひとりごと』に登場する、羅漢の副官・陸孫(リクソン)。

物腰が柔らかく、一度見た人の顔を忘れないという特技を持つ優秀な人物ですが、アニメを見ていると「この人、かなり前からいるよね?」と気になりませんか。

私も原作小説は8巻くらいまで読んでいましたが、その時点では陸孫について「羅漢の優秀な副官」くらいに思っていました。

ところがその先を調べてみると、陸孫は物語のかなり重要な人物。小説11巻では衝撃的な正体と過去まで明らかになります。

さらに猫猫に「求婚してもいいですか?」とまで言っていることが判明。

そこでこの記事では、陸孫の正体、アニメではなぜ原作よりずっと早くから登場していたのか、猫猫への求婚の意味までまとめて解説します。

※ここから原作小説11巻までの重大なネタバレを含みます。アニメ・漫画のみを追っている方はご注意ください。

陸孫とは?最初は羅漢の副官として登場

陸孫は、猫猫の実父である軍師・羅漢の副官です。

穏やかな雰囲気の優男ですが、かなり有能な人物で、特に特徴的なのが一度見た人の顔を忘れないこと。

人の顔をうまく認識できず、多くの人が碁石のように見えてしまう羅漢とは、まさに正反対の能力を持っています。

そのため羅漢の補佐役として非常に相性がよく、周囲の人間を識別する役割も担っています。

アニメ版の声優は内山昂輝さんです。

陸孫はアニメ1期14話からすでに登場していた

陸孫がアニメで初めて登場したのは、第1期14話「新しい淑妃」です。

宮廷で起きた爆発について調査する羅漢のそばに、すでに副官として登場しています。

さらに1期21話では、青い薔薇を見つめる羅漢を会議へ呼びに来ています。

第2期46話でも、猫猫を助けるため禁軍を動かした羅漢の補佐として登場しました。

つまり第3期になって急に出てきた人物ではなく、かなり早い時点からアニメの背景にずっといた人物なんですね。

原作小説では5巻まで登場しない

ここが面白いところです。

原作小説で陸孫が本格的に初登場するのは、小説5巻。

猫猫が羅半とともに、白娘々が出演する劇場へ行く場面で登場します。

つまり、

アニメでは1期14話
原作小説では5巻

と、登場時期にかなり大きな違いがあります。

しかも、アニメ1期14話や21話、2期46話で陸孫が登場する場面は、原作小説にはありません。

アニメ側が陸孫の出番をわざわざ追加していたことになります。

なぜアニメでは陸孫を早くから登場させた?

では、なぜアニメでは原作よりかなり早く陸孫を登場させたのでしょうか。

これについて、公式から「後の重要人物だから先に出しました」という説明が発表されているわけではありません。

そのため断定はできません。

ただ、原作を先まで読むと、

陸孫を早い段階から視聴者に覚えさせておく意味はかなりあった

ように感じます。

最初は羅漢の横にいる名もない部下のように見える。

その人物が第3期以降、徐々に猫猫と関わるようになり、さらに先では西都をめぐる大事件の中心人物になる。

そう考えると、アニメ1期から少しずつ顔を出していたこと自体が、長期的なキャラクター配置のようにも見えてきます。

少なくとも「たまたまいつも羅漢の横にいる人」ではありません。

陸孫と猫猫が本格的に出会うのは小説5巻

陸孫と猫猫が本格的に関わり始めるのは小説5巻です。

羅半に連れられた猫猫が白娘々の劇場へ行った際、陸孫も同行します。

ここから、

「一度見た顔は忘れない」

という陸孫の能力や、穏やかそうに見えて実はかなり食えない性格が少しずつ分かってきます。

さらに西都では、猫猫と陸孫の距離がもう少し近づきます。

陸孫が猫猫をダンスに誘う

小説5巻では、陸孫が猫猫をダンスに誘う場面があります。

しかも陸孫は、猫猫の指先に口づけまでします。

「え?陸孫って猫猫のことが好きなの?」

と思ってしまう場面ですが、この時点では単純な恋愛感情とは少し違います。

陸孫は猫猫が身につけていたものなどから、壬氏が猫猫を特別に思っていることにも気づいていました。

つまり、ある意味では壬氏を刺激するための当て馬役を自ら買って出たような行動でもあります。

実際、壬氏は陸孫の存在をかなり気にすることになります。

陸孫は猫猫にプロポーズする?

そしてさらに驚くのが、小説11巻です。

陸孫は猫猫に、

自分たちは相性がいいのではないか、求婚してもいいか

という趣旨のことを言います。

猫猫は当然、本気にはしません。

壬氏がすでに猫猫へ結婚の意思を伝えていることを考えると、

「え?ここで陸孫まで参戦するの?」

と思ってしまいます。

ですが、実はこの求婚には別の目的がありました。

陸孫が猫猫に求婚した本当の理由

結論から言うと、陸孫は猫猫と本気で結婚するために求婚したわけではありません。

むしろ逆でした。

陸孫は、このあと自分が危険なことをするつもりでいました。

そして猫猫は非常に勘が鋭く、事件の違和感を見つけて真相までたどり着く人物です。

陸孫にとっては、これから自分がしようとしていることを猫猫に嗅ぎつけられると困ります。

そこで猫猫に冗談めかして求婚する。

その話が壬氏たちの耳に入れば、猫猫の周囲は陸孫を警戒するようになります。

猫猫自身も面倒を避けて陸孫と距離を取る。

つまりあの求婚は、

猫猫を自分から遠ざけるための一手

でもありました。

柔らかい笑顔の裏で、かなり先まで考えて行動していたことになります。

陸孫の正体は「戌の一族」の生き残り

では、なぜ陸孫は猫猫を遠ざける必要があったのでしょうか。

ここから陸孫最大のネタバレです。

陸孫の正体は、かつて西都を治めていた「戌の一族」の生き残りです。

戌の一族は女系を中心とした一族で、西都に大きな力を持っていました。

陸孫も、その一族に生まれた人物です。

しかし約17年前、戌の一族は反逆の疑いをかけられ、滅ぼされてしまいます。

当時まだ少年だった陸孫は生き残りましたが、母や姉など大切な家族を失いました。

「戌の一族」とは?名持ちの一族の仕組み

ここで「戌の一族」とは何なのか、少し整理しておきます。

アニメ第3期第49話「蝗」では、茘国に存在する「名持ちの一族」について説明されました。

名持ちの一族とは、帝に功績を認められ、特別な一文字を与えられた一族のことです。

建国時に仕えた3人の家臣の名に十二支の字がついていたことから、その後も帝に認められた一族には「子」「丑」「寅」「卯」など、十二支にちなんだ字が与えられるようになりました。

ただし後には、十二支以外の字も使われるようになります。

そのため、猫猫の実家につながる「羅の一族」や、玉葉后の実家である「玉の一族」も名持ちの一族ですが、十二支ではありません。

そして陸孫が生まれた「戌の一族」の読み方は、「いぬ」ではなく「イの一族」です。

戌の一族は、かつて西都を治めていた古参の名持ちの一族でした。

つまり陸孫は、単なる羅漢の副官ではなく、かつて帝に認められ、西都を治めるほどの力を持っていた名門一族の血を引く人物だったことになります。

戌の一族を滅亡に追い込んだのが玉鶯

そして陸孫の過去に深く関わっている人物が、玉葉后の兄・玉鶯ぎょくおうです。

戌の一族が滅ぼされるきっかけを作ったのが玉鶯でした。

そのため陸孫にとって玉鶯は、ただの上司ではありません。

家族と一族を失う原因を作った人物です。

ところが後に陸孫は西都へ派遣され、玉鶯の補佐を務めることになります。

表面上は穏やかに仕事をしていますが、陸孫の中には17年前の記憶が残り続けていました。

陸孫が西都へ送られたこと自体が伏線だった

小説7巻ごろから、陸孫は羅漢の副官を離れ、西都で働くことになります。

この時点では、

「優秀だから玉鶯の補佐に選ばれた」

くらいにも見えます。

しかし後から正体を知ると、陸孫が西都へ戻ったこと自体が非常に意味深です。

自分の一族が滅ぼされた土地。

家族を失った土地。

そして、その原因となった玉鶯がいる場所へ、陸孫は再び戻っていたことになります。

陸孫は玉鶯を殺す

小説11巻では、ついに陸孫の物語が大きく動きます。

玉鶯は西都でさらに危険な方向へ進み、隣国との戦争まで起こそうとします。

その中で玉鶯自身が人を殺す事件が発生。

そこへ陸孫が現れます。

そして最終的に、陸孫は玉鶯を自らの手で殺害します。

それまで柔和で冷静だった陸孫が起こす、かなり衝撃的な展開です。

しかし陸孫の過去を知ると、この行動には17年前から続く因縁があったことが分かります。

猫猫への求婚も玉鶯殺害につながっていた

ここで先ほどの猫猫への求婚がつながります。

陸孫は、自分が何かを起こしたあと、猫猫に真相を探られる可能性を警戒していました。

だから猫猫と距離を置くため、わざと周囲が警戒するような求婚をした。

一見すると恋愛イベントのようだった場面が、実は後の事件につながる行動だったわけです。

陸孫、思っていた以上にかなり計算しています。

そして同時に、猫猫の推理力をそれだけ高く評価していたとも考えられます。

陸孫は猫猫を好きなの?

では、陸孫は猫猫に恋愛感情がまったくないのでしょうか。

ここは単純に「ない」と断定するのも難しいところです。

陸孫は猫猫の能力をかなり評価していますし、5巻ではダンスに誘い、指先に口づけまでしています。

11巻でも「相性がいい」という趣旨のことを言っています。

ただし、作中で陸孫が猫猫へ明確な恋愛感情を持ち、「壬氏から奪いたい」と考えているわけではありません。

少なくとも現時点では、

壬氏・猫猫・陸孫の三角関係

になるような展開ではありません。

猫猫と壬氏の恋愛とは、分けて考えた方がよさそうです。

壬氏のプロポーズとはまったく意味が違う

ちなみに壬氏は、小説7巻で猫猫に対して結婚の意思をはっきり伝えています。

これは陸孫とは意味がまったく違います。

壬氏は本気で猫猫を妻にしたい。

一方の陸孫は、自分から猫猫を遠ざけるために「求婚」という形を利用した。

同じ「猫猫への求婚」でも、目的はかなり違うんですね。

私も小説8巻くらいまで読んだ時点では、壬氏が猫猫へ本気で求婚したところまでは知っていたので、「そのあと陸孫までプロポーズする」と知ってかなり驚きました。

でも11巻までの流れを知ると、恋愛のライバルが増えたという話ではありませんでした。

陸孫はなぜ人の顔を忘れない?

陸孫の特徴として最初から強調されているのが、

一度見た顔を忘れない

という能力です。

羅漢が人の顔をうまく識別できないのに対して、陸孫は正反対。

そのため羅漢の副官として非常に優秀でした。

ただ、この能力は単に羅漢を補佐するためだけのキャラクター設定ではなく、陸孫自身の人生にも深く関わっています。

一族が滅ぼされた過去を持つ陸孫にとって、

「顔を忘れない」

という特徴はかなり重い意味を持って見えてきます。

自分の家族を失わせた人物の顔も、当然忘れない。

正体を知ってから序盤を見直すと、陸孫の印象はかなり変わります。

アニメで陸孫を早く出したのは伏線だった?

改めて気になるのがここです。

陸孫は原作小説では5巻まで登場しないのに、アニメでは1期14話から登場しています。

しかも1期21話、2期46話にもアニメオリジナルで姿を見せています。

公式から「11巻の展開への伏線として登場させた」と説明されているわけではありません。

ただ、今後重要人物になる陸孫を、羅漢の副官として早くから自然に視聴者へ見せておく。

そして第3期で本格的に猫猫と関わり始めたとき、

「新キャラ」ではなく「前からいたあの人」

として認識できる。

アニメ版は、かなり長い目で陸孫というキャラクターを配置しているようにも見えます。

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内山昂輝さんが声優なのも納得?

陸孫の声を担当しているのは内山昂輝さん。

アニメ1期の時点では出番が少なかったため、

「この少ない出番の副官に内山昂輝さん?」

と思った人もいたかもしれません。

しかし原作の先まで知ると、かなり納得できるキャスティングです。

柔らかく穏やかに見えて、実際には壮絶な過去を持ち、大きな決断をする人物。

陸孫は単なる羅漢の補佐役ではありません。

今後アニメで西都編まで描かれることになれば、内山昂輝さん演じる陸孫が一気に注目されそうです。

陸孫の正体と猫猫への求婚をまとめると

陸孫について整理すると、

・羅漢の副官として登場

・一度見た人の顔を忘れない

・アニメでは1期14話から登場

・原作小説では5巻から本格登場

・アニメでは原作にない陸孫の登場場面が追加されている

・正体は西都の「戌の一族」の生き残り

・一族滅亡によって母や姉を失っている

・玉鶯とは過去から深い因縁がある

・猫猫に求婚するが、単純な恋愛目的ではない

・猫猫を自分から遠ざける狙いがあった

・小説11巻で玉鶯を殺害する

という人物です。

アニメだけを見ていると「羅漢の横にいる穏やかな副官」ですが、実際はかなり重い背景を持っています。

おわりに

『薬屋のひとりごと』の陸孫は、ただの羅漢の副官ではありません。

その正体は、西都をかつて治めていた戌の一族の生き残りで、一族を滅ぼされた壮絶な過去を抱えていました。

猫猫への求婚も恋愛目的だけではなく、これから自分が起こそうとしていることに猫猫を近づけないための行動。

そして小説11巻では、家族と一族を滅亡に追い込んだ玉鶯との因縁に決着をつけることになります。

原作では5巻まで登場しない陸孫が、アニメでは1期から何度も姿を見せていたのも改めて気になるところです。

今後アニメで陸孫の過去まで描かれたとき、「ずっと前からいたあの副官がこんな重要人物だったの?」と驚く人も多そうですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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