はじめに
2025年12月9日発売『薫る花は凛と咲く』21巻。
今回のコミックスは、恋の大事件／学校間の対立／友情の“覚悟”が濃縮された、シリーズ屈指の“危険な”巻になっています。
20巻までの甘く切ない関係が――
21巻で一気に緊迫の群像劇へ突入。
この記事では、収録予定の第157〜164話のネタバレをストーリー形式で解説しつつ、
“21巻が読みたくなるワクワク”も盛り込んでいきます。
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※コミックス派の方はご注意ください。重大ネタバレを含みます。
薫る花は凛と咲く21巻ネタバレ
第157話：1年ぶりの夏祭り 最高のデートが始まるはずだった
約束の日。
浴衣姿で前髪をチェックする薫子は、凛太郎を見つけた瞬間“ぱぁっ”と顔を輝かせます。
「すごく会いたかった！！」
この一言だけで、1年ぶりの夏祭りがどれほど大切だったかわかる…。
2人は食べ歩きしながら今日だけは受験も就活も忘れよう、と全力で楽しむ。
そして夕暮れ、薫子が切り出した話題は――
「まだケーキ屋さんでバイトしてる？」
凛太郎が就職を報告すると
「言ってよ〜！」と可愛いプチ怒り。
……なのに、“ある場所”へ連れていくと言い出す。
この流れが、後の大事件に繋がるとは誰も思っていなかった。
第158話： 花火とキス、そして悪夢の訪れ
薫子が連れてきた穴場スポット。
実はここ、まどかが教えてくれた場所で――
ここから見える花火を“就職祝い”にしたかった。
花火が上がる直前、薫子からキス。
こぼれ落ちる想い。
「大好きだよ」と抱きつき、今度は凛太郎がキスを返そうとした瞬間。
横から凛太郎の肩を掴む手。
鋭く睨みつける、薫子の担任・土岐先生。
そして一言。
「触らないでいただけますか？ うちの大事な生徒に。」
このセリフから、21巻は一気に修羅場へ転落します。
第159話：千鳥×桔梗、教師レベルの“対立”に発展
土岐先生は凛太郎を責め立てる。
薫子が何を話そうとしても「黙りなさい」と制止。
凛太郎は恐怖で言葉が出ず、
「今すぐ帰りなさい。」
その帰り道、凛太郎はベンチに座り込む。
自分が何をすべきかわからず――
仲間たちへLINEで事情を報告。
朔や絢斗、まどか、昴が集まり、
“桔梗の教師にバレた”という事態の重さを痛感する。
そして通話に、震える声で薫子が参加してきた。
第160話：「私、頑張るね」強くなる薫子
薫子は先生に全部話したという。
付き合って1年。
想いは両想い。
自分から交流を始めたことも。
ただし、昴やまどかと千鳥の関わりは言っていない。
聞かれていないから。
薫子は皆に言う。
「私だけでどうにかならなそうなら…助けてくれたら嬉しい。」
仲間たちは
「もちろん！」と即答。
そして翌日、桔梗女子の校長室で告げられた言葉が――
「なら、桔梗女子をやめたらいかがですか？」
その瞬間、薫子の瞳から光が消えた。
第161話：校長室での“追及”と、突き刺さる言葉
薫子ひとりで呼ばれた校長室。
学年主任も教務主任も、薫子の気持ちの強さを認める。
けれど“千鳥”という存在だけが問題視される。
薫子ははっきり言う。
「絶対に別れません。」
その芯の強さに校長は理解を示す――が。
土岐先生が放つ。
「では、桔梗をやめたら？」
空気が凍りついた。
その時、
校長室の扉が勢いよく開く。
入ってきたのは
昴とまどか。
まどかは挑発気味に問いかける。
「私たちもやめたほうがいいってことですか？」
ここから21巻のドラマは、一気に群像劇へ。
第162話： “5人”の覚悟と、10年前の傷害事件
校長室の外で聞いていた亜由美・千紗・すずかも
「行かなきゃ友達じゃない」と入室。
5人は言い切る。
「千鳥の人たちは友達です。」
土岐先生とまどかは真っ向衝突。
なぜここまで千鳥を嫌うのか？
その理由が語られる。
――10年前の“傷害事件”。
桔梗と千鳥を分断してきた過去の因縁。
土岐先生の怒りの根源。
校長は今日はここまで、と話を切る。
一方、土岐先生はトイレで、
薫子に向けられた軽蔑の視線を思い出し、
悔しさで震え、洗面台を叩いた。
彼女もまた“傷ついた大人”なのだと示唆される深いシーン。
第163話：友情の強さが、物語を大きく動かす
話し合いは1時間以上。
それでも、
「後悔していない」
と言い切る4人。
まどかは穴場を教えたことを悔いるが、
薫子は
「楽しかったよ。気にしないで。」
と笑う。
その絆を見て、薫子はみんなに
“ある話”を切り出す。
その頃――
千鳥高校の教室では、
凛太郎たち4人が塚田先生を呼び出していた。
第164話：大人の力を借りる決断
凛太郎は全部話した。
薫子との出会い、交際1年、今日の出来事。
そして、震える声で言う。
「助けてほしい。」
翔平は泣きそうな声で問いかける。
「千鳥の自分たちがあの子たちと仲良くするのって、そんなに悪いことなの？」
塚田先生は静かに頷き、
「わかった。協力する。」
どうやら塚田先生は
“10年前の傷害事件”の当事者らしい――。
そして土岐先生へ電話をする。
「凛太郎ほか4名と、そちらの生徒複数名との関わりについて、お話があります。」
土岐先生は塚田の名前を聞いた瞬間、
息を飲んだ。
ここで21巻は最大の“対峙”への前夜となる。
21巻の見どころ
夏祭りデートの甘さが、後の修羅場をより鮮烈にする
浴衣・キス・花火。
最高の恋が一瞬で崩れるショックがたまらない。
土岐先生の怒りの理由が深掘りされる
ただの“厳しい教師”ではない。
10年前の事件との関わりが示され、人物像に厚みが出る。
桔梗女子の5人が全員「味方になる」熱さ
友情回としてはシリーズ屈指。
特に亜由美の「ここでいかなきゃ友達じゃいられない」は名言。
千鳥・桔梗・教師陣…ついに“大人”が動き出す
塚田先生の登場は衝撃。
21巻のラストは22巻への引きが完璧すぎる。
群像劇として一気にスケールアップ
恋だけでなく、学校同士の関係、先生たちの過去など
ドラマ性が最大級に膨れ上がる巻。
【21巻、豪華特典】単行本限定＆書店限定のスペシャル特典まとめ
『薫る花は凛と咲く』21巻には、ファンなら絶対に見逃せない
2つの超豪華特典が付いてきます。
今回の特典は“読むだけ”では終わらない――
感情に刺さる・コレクション性が高い・作品愛が深まる
そんな最高のラインナップになっています。
特典①：単行本限定 描き下ろし特別話
第156.5話「1年ぶりの浴衣」が丸ごと収録！
21巻には、ここでしか読めない“描き下ろし番外編”が追加収録されています。
タイトルは「1年ぶりの浴衣」。
夏祭りデート本編の前日談として、
薫子が浴衣を選ぶシーンが 9ページ にわたって描かれた完全新作エピソードです。
- 今年はどんな浴衣で凛太郎に会おう…？
- 鏡の前で浴衣を当てて悩む薫子の可愛さが爆発
- 去年と違う“特別な日”への想いが伝わってくる
- 本編の夏祭りシーンの尊さが何倍にも増す内容
この番外編は、21巻でしか読めません。
単行本を手に取る価値が一気に跳ね上がる、破壊力のあるオマケです。
特典②：数量限定 書店購入特典
描き下ろしイラストカード（冬の電話ボックスの薫子）
数量限定で、書店購入者には
描き下ろしイラストカードがプレゼントされます。
今回の絵柄は――
冬の赤い電話ボックスから、少し照れたようにこちらを見る薫子。
雪の雰囲気とマフラー姿が最高にエモい…。
まるで“冬の青春のワンシーン”のような1枚で、
コレクションアイテムとしての完成度がめちゃくちゃ高いです。
- 書店ごとに配布の有無・数量が異なる
- 数量限定なので、発売日〜早期の購入が必須
- 再配布や再版は期待できない一品
あなたが“薫る花は凛と咲く”の世界観を大切にしているなら、
絶対に手元に置いておきたい特典です。
おわりに
21巻は本編だけでも衝撃展開の連続ですが、
そこに 描き下ろし番外編＋イラストカード が加わることで、
- 物語の余韻が深まる
- キャラへの愛着が増す
- コレクションとしての満足度も高い
という“特別な一冊”になっています。
特にイラストカードは数量限定。
確実に欲しい方は、発売日の12月9日に書店へ！
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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