はじめに
『月刊少年ガンガン』で連載中の荒川弘先生の『黄泉のツガイ』9巻ネタバレです。
登場人物とツガイ
11巻までのネタバレを含む
メインキャラクター
ユル
東の村で夜と昼が等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子の男子の方。16歳。
『封』の力を持つことができる予定。力を手に入れるには一度死ななけれはならない。
しかし、生き返る可能性は100%ではない。
『封』の力は世のあらゆるものを強制的に「とじる」事ができる。
ツガイ『左右様(さゆうさま)』
個体名「左さん」と「右さん」
左右様は元々は双子が生まれた東村の入口にあった守り神のような対の石像。
本来なら『解』と『封』を制御するために第三者が持つべきツガイ、しかしトラブルでユルが主になってしまった。
左さん…女の鬼『封』の暴走を止める。
右さん…男の鬼 『解』の暴走を止める。
アサ
東の村で夜と昼が等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子の女子の方。16歳。
『解』の力をすでに持つ。
『解』の力は世のあらゆるものを強制的に「とく」事ができる。
強力な結界だろうが、なんだろうがいとも簡単にこじ開ける。
ツガイ『陰陽』
個体名「おはぎ」と「だいふく」
このツガイは2巻で影森家を襲ってきた侵入者のひとり・羽村ケンイチから奪った。
ツガイの契約を強制解約できるのも『解』の力。
デラさん(田寺リュウ)
『番小者』という村と下界(外界)の連絡係。
代々田寺家がしている仕事。
ユルの保護者。
現在はツガイなし。過去に契約していたツガイが自分を守って死んだため、未練があり他のツガイと契約していない。
段野ハナ
デラの後輩で番小者のペア。下界の雑用で村には一度も行ったことない。
ユルを匿うために、デラと結婚した。東村関係者からは“墓掘り”と呼ばれ、死体処理をしている。
ツガイ『前虎後狼(ぜんここうろう)』
個体名「虎鉄」と「二狼」
猫と柴犬。スマホも使いこなす。
田寺ケン
先代田寺の息子。デラの腹違いの弟。13歳。
自分が契約してしまった手長足長が悪さできないように餓死する覚悟でマヨイガに入っていた。
ツガイ『手長足長』
個体名「手長」と「足長」
名前の通りの見た目の人を食う悪い妖怪。
田寺ロウエイ
先代。デラとケンの父。アサを村の外に逃がす手引きをしたあと、番小者の仕事をデラに引き継いだ。
影森家
ガブちゃん
アサの一番近くにいる少女。
ツガイ『名称不明』
個体名「ジョー・ウィリアムフレデリック・ガブリエルⅠ世」と「カーク・ダグラス・ウオルドグレイヴ・ガブリエルⅡ世」
巨大な歯の上下。
当主 影森ゴンゾウ
御館様と呼ばれる影森家の当主。アサを匿っている。
ツガイ『百鬼夜行(ひゃっきやこう)』
個体名たくさんいて不明
長男・影森ヒカル
波久礼(はぐれ)ヒカルというペンネームで漫画家をしている。
長男なので、次期当主の予定だが本人は家を継ぐのを嫌がっている。
ツガイ『黒白(こくびゃく)』
個体名「ホワイト」と「ベタ」
黒と白の毛玉のようなもの。
次男・影森アスマ
胡散臭い笑顔の男性。
ツガイ『金烏玉兎(きんうぎょくと)』
個体名「朝霧」と「夜桜」
白い女性に似た姿の朝霧と髑髏で体が烏のような夜霧。2個体とも体は蝶と蛾の集まり。
話さない。
末っ子三男・影森ジン
インテリヤクザ風の男性。
ツガイ『掃除屋(スカベンジャー)』
個体名「愛ちゃん」と「誠くん」
チョウチンアンコウのような姿。大きいほうが愛ちゃん。
黒谷四姉弟
長女・黒谷ナツキ
ゴンゾウの側近のひとり。
ツガイ『なもみはぎ』
個体名は不明。
なまはげのような姿。
長男・黒谷フユキ
ゴンゾウの側近のひとり。
ツガイ『閻魔帳(ブラックリスト)』
個体名「エンブレイス」と「ウィスパー」
巨大な腕と帳面の姿。
次男・黒谷ハルオ
ゴンゾウの側近のひとり。
ツガイ『名称不明』
個体名「カメちゃん」と「うさちゃん」
見た目はそのまま。カメとウサギ。
三男・黒谷アキオ
ゴンゾウの側近のひとり。
ツガイ『ヤマノカミ』
個体名「山風」と「谷風」
倉庫に入らないくらい巨大な一つ目の怪物。
本当は西ノ村の人間。影森家を裏切っていた。
その他の部下
立川マコト
東村関係者に雇われて影森家を襲撃したが、捕まり影森家に雇われることになった。
ツガイ『狐狸変化(こりへんげ)』
個体名「赤井さん」と「みどりさん」
キツネとタヌキの姿。
羽村ケンイチ
同じく、雇われで影森家を襲撃したが捕まり、影森家に雇われることになった。
ツガイ『陰陽(いんよう)』
個体名「おはぎ」と「だいふく」但し、今はアサのツガイになっている。
新郷家
新郷ハヤト
アスマの伯父。どうみてもヤクザ。アスマにあたりがきつい。アスマの母・イオリの兄。
イワンに口封じのために殺された。
ツガイ『風神雷神(ふうじんらいじん)』
個体名「風神」と「雷神」
姿は名前のまま。常に主の肩にいる。
東村関係
ヤマハ
ヤマハおばぁと呼ばれる東村の長。400歳を超えている。任意の地域を「封」じて下界と隔離する力を持つため、東村を「封」じている。
姉の力で寿命も「封」じている。
キョウカ
ダンジの母。ダンジはユルと仲が良かった少年。
キョウカは本丸で働いている。
ツガイ『ザシキワラシ』
個体名「ダンジ」と「キリ」
本来は男女の子供の姿だが2個体ともそれぞれ別の姿に変化して指令にしたがっていた。
東村 過激派
ヤマ
祈祷師として村に出入りしていた下界人のひとり。
デラとも仕事仲間と思われたが、実はユルを殺そうと下界から山賊を送り込んでいた。
イワンにより殺害。
ツガイ『名称不明』
個体名「レディー」と「ジェントルマン」
小人の姿。
社長
ユルの命(つまり『封』の力)を狙う過激派の筆頭。山賊を束ねている。
ツガイ『災神』
個体名「雫」と「篝」
山賊
ユルの命(つまり『封』の力)を狙う山賊の中のひとり。
ツガイ『マメガラス』
個体名「ガニマタ」と「ウチマタ」
他人の体を乗っ取って操れる。
西ノ村
御陵(みささぎ)
西ノ村のリーダー
『中華料理 西家』という店の店主。料理がうまい。
ツガイ『天と地』
個体名「天」と「地」
与謝野イワン
2本の刀を操る男性。強い。
ツガイ『マガツヒ』
個体名「小凶」と大凶」
刀の姿。柄の部分の模様が目玉になっている。
空間を斬って入れ替えたり、人から精気を取って別の人に移すことができる。
醍醐(だいご)
武闘派。
ツガイ『サドマゾ』
個体名「ドM」と「ドS」
ドMが受けた攻撃をドSがコピーし放出する。
椥辻(なぎつじ)
他人のツガイに寄生させて、情報を聞いたり、爆発させたりできるツガイを持つ。名称は不明。
峰山アンナ
死体処理係。バイト感覚でやっている。
ツガイ『魂コロガシ』
個体名「タロウ」と「ヒメ」
タロウが死体を丸め、ヒメが圧縮する。
小野ミナセ
アキオの母親。ヤマハの双子の姉。
巫女で「封」の力の一部、寿命を「封」じる事ができる力が降りてきたから、そのとき自分の老いを止めた。(400年以上前の話)
相関図
ネタバレ
前巻まで
裏切り者はアキオだと判明。
東村関係者の役職持ちの集会が開かれた。集会場所が西ノ村勢力によって爆破された。
9巻ネタバレ
爆発後、ハナちゃんと峰山が対面。そこに山賊と社長も来て、峰山がなぜここ(今日東村の集会がある場所)にいるのかつめられる。
イワンが『中華料理 西家』という店に入る。店主は御陵(みささぎ)という顔の半分に虎柄の入ったいかつい男。
峰山のヘルプで醍醐が到着し、社長と醍醐の戦い。醍醐のツガイに押され気味で社長は片腕を失う。
その場に田寺ロウエイが登場。顔を布で巻いて隠している。アニメキャラ(プリきゅん☆マミたん、作者波久礼ヒカル)のTシャツを着ている。ロウエイはハナちゃんを知っている。『墓掘り』の娘ちゃんかい？
ロウエイと醍醐の戦い。醍醐のツガイ『サドマゾ』個体名「ドM」「ドS」
ドMが受けた攻撃をドSがコピーし放出する。だからハナちゃんがドSを攻撃した。
椥辻が車で来て「ユルの情報が無いなら退け」という御陵の命令で醍醐と峰山を回収。
社長が死にかけだから、野良ツガイにならないように雫と篝は本尊に戻る。
ロウエイは山賊のネット環境に侵入して今日の集会を知った。会ったのは10年ぶり。
ハナちゃんは田寺やケン、ユルと暮らしていることをロウエイに隠す。
ロウエイから田寺に「ねぐらで待つ」とメールするように言われる。すべて田寺に報告。
ハナちゃんは尾行の可能性を考えそのまま情報収集へ行く。峰山の生徒手帳を回収してたから。峰山の学校へ。
田寺リュウは今の仕事(番小者)をロウエイから引き継ぐ前は海外で傭兵をしていた。ロウエイに戻ってこいと言われたタイミングで戦場で怪我して日本に戻った。ツガイが守ってくれなかったら死んでた。戦場で田寺を守ってツガイは死んだ。その未練があってほかのツガイとは契約していない。番小者を引き継いた当時の相方はハナちゃんの母親。
ハナちゃんは峰山から情報を聞き出す。
バイト代を払っているのは与謝野イワン、ツガイ『マガツヒ』空間を斬って入れ替えたり、人から精気を取って別の人に移すことができる。
峰山は死体処理屋、ツガイ『魂コロガシ』「タロウ」と「ヒメ」タロウが死体を丸める、ヒメが圧縮する。
爆発させたのは椥辻のツガイ。タロウも寄生されてるから筆談でハナちゃんに話す。
御陵の店の2階の住居部分にアキオがいる。アキオの母は小野。
小野はアキオには旦那に子供をさらわれたと言っているが、実際は影森家に潜り込ませるために、影森が運営する乳児院前に置いてきた。
峰山の魂コロガシが作った肉団子からは新しいツガイが生まれる。肉団子になった人間の個性を基に生まれた新世代のツガイ。
ゴンゾウとアスマが影森家の墓参りをしている。新郷ハヤトは行方不明ということになっている。
アスマは前に田寺を尾行したときに隠しねぐら(マヨイガ)がわかったから、影森家で行方不明になった者たちの死体回収に向かう。骨は拾って墓だけでも作ってあげたい。アスマは朝霧と何人か兵を連れてマヨイガに到着した。
しかし、ちょうどロウエイとリュウが会う予定のときだったから、先にいたロウエイに捕まってしまう。リュウが敵ではないとロウエイを説得。ロウエイが着ているマミたんのTシャツを見て「波久礼ヒカルは私の兄です。」
ヒカルは漫画が売れなくて挫けそうなとき、アサが漫画を読んで続きを楽しみにしてくれて、その漫画がハッピーエンドで終わったのを心底喜んでくれたから、漫画家を続けることができた。
立川マコトは人から簡単に行方不明になる影森家に仕事を続けて行く自信がなくなっている。
リュウはロウエイにアサに会ったことと、十年前サギサさんに東村脱出の仕方を教えたんだって？と問いただす。
ロウエイは「誰がそんなデマを？」ととぼけるが「ケンから」というと認めた。
ロウエイはリュウが東村を裏切ってユルを連れて逃げていることを知っていた。
リュウが昨日の爆発は影森の仕業かアスマに聞き、違うことを確認。椥辻のツガイで「ツガイに寄生して爆発させるタイプ」というとアスマは「うちもやられた奴だから詳しく教えてほしい。」
ロウエイが「西の方のでよそのツガイに寄生するツガイを使う男と仕事をしたことがある」と言う。しかし、名前は椥辻じゃないし、爆発する能力もなかった。『ひっつきもっつき』
アスマがロウエイとリュウに「影森と東村で手を組まないか」と提案してきた。
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おわりに
久しぶりに自分の前巻までの記事を読んだらまあまあひどいですね…。
というか、黄泉のツガイ、まあまあわかりにくい話ですね…。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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