はじめに
大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第63話『murashige』のネタバレです。
毎週月曜日に更新です。次回更新は4月21日予定です。
ねずみの初恋 – 大瀬戸陸 / 【第63話】murashige | マガポケ
ねずみの初恋 – 第63話 murashige | ヤンマガWeb
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ねずみの初恋 あらすじ
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。
何も知らない普通の青年、碧(あお)。
二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。
あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
ねずみの初恋 ネタバレ
前回まで
図書館で豚磨(とねずみ)を襲撃してきたうちの1人が豚磨と接触してきた。彼は自分を『ヒソク』だという。そして「自分が誰か本当に知りたいなら、今回のことは他言無用でお願いします。組織はあなたのことをよく知っていますよ。」とねずみにもわからないように豚磨にメモを渡した。
第63話『murashige』
鯆と浅葱は豚磨とねずみを後部座席に乗せて、児童買春が行われていた家に向かっていた。
その道中、浅葱が先日豚磨を襲撃したのは3人とも血が繋がった韓国国籍の人間で使用された銃のルートから今回のために雇われた可能性が高いことと、単独の動きじゃないことから、また襲ってくる可能性があることを報告した。大元は調査中だ。
豚磨は拳を見ながら話を聞いていた。
鯆は「大方、親父(豚磨)が裏でしとったビジネスに一枚噛んどった連中じゃろ」とぼやいた。桔梗会の連中の可能性もあり。
浅葱は豚磨に襲われたときに誰かとなにか話したか、聞いたが豚磨は「とくになにも…」と嘘をついた。
たどり着いた場所は、森の深くにある見た目は普通の一軒家だった。
鯆を先頭に中に入るように促される。今はうちの組が管理しているということだった。
豚磨は水鳥からその家のことを聞いていた。
そこには児童の生年月日や体重、身長、健康状態、食事などを記録したノートがあった。『礼』『祝』『祈』と書かれた日付と『感謝』という印がある。何冊かノートを見ていると水鳥の記録も見つけた。当日、水鳥は8歳。体重は26キロしかなかった。「26キロて…」とつぶやく水鳥に豚磨は汗をかくしかなかった。
そして、地下へと続く床下をあけた。子どもたちが監禁されていた場所だ。鯆、浅葱、豚磨は降りていく。
水鳥は先に進むことができなかった。その様子をみた組員のひとりが「組長、水鳥ちゃんはここで見張ってもらってていいですかね?」と助け舟を出した。水鳥は座り込んで顔を伏せた。
地下に降りて豚磨が見たもの。それは真っ暗な空間だった。かなりの広さがあるように感じる。
豚磨は奥に進んでいき部屋の角の壁に触れた。
鯆は豚磨に「あんたはこの場所でガキを使って商売をしていた。組にはなにも言わずに。なぜ言わなかった。」
豚磨はまだなにも思い出せないと鯆に背を向けたまま拳を見つめて言う。
最初は自分のことを「村重春彦」だと思っていた。眠っている間、何度も「春彦さん」「村重さん」「村重春彦さん」と呼ばれた気がすると。
過去の病室で誰ががそう豚磨に呼び掛けていた。ベッドサイドに座るその顔は見えない。
壁を見つめたまま背を向けている豚磨を置いて鯆は少し離れた。
豚磨がずっと握っていた拳にはヒソク渡されたメモがあった。そこには『OHPS.//wpst78L_mooz.』と書かれていた。
「わしは…誰なんじゃ…」とつぶやく豚磨の口角は上がっているように見えた。
鯆が振り返って豚磨を見つめていた。
第64話ネタバレ→
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考察
病室で豚磨に呼びかけていた人物
病室で豚磨に「村重晴彦さん」と呼びかけていたのは中縹先生です。
顔は映っていませんが、58話(ネタバレ記事はこちら)とカーディガンが一緒で結婚指輪もしています。
豚磨は記憶を取り戻している?
最後の「わしは…誰なんじゃ…」というセリフから豚磨が記憶を取り戻している、もしくは取り戻しかけていると考えます。
今まで、豚磨の一人称は『わたしは』だったからです。『~~じゃ』という口調も記憶がない間は見られませんでした。
村重晴彦って誰?
『村重晴彦』という名前は第29話(4巻)(ネタバレ記事はこちら)でねずみがターゲットを殺したあとそのオフィスから見た向かいのビルの垂れ幕にありました。そこには『祝 村重春彦投手 縹市から世界へ!!おめでとう!!グレープス入団』とありました。
そして、そのあと『村重選手がアトランタグレープスへの移籍を発表したした!』という報道を碧も別の場所で仕事(殺し)をしながら見ています。
第46話(ネタバレ記事はこちら)でも『村重春彦』という名前は出ていて、同じくターゲットを始末したねずみがオフィスから向かいのビルを見上げた先に垂れ幕がありました。『祝 村重春彦投手グレープス入団!!応援SALEデパート縹』これらのことから、村重春彦は野球選手だとわかります。
豚磨を村重晴彦だと思いこませる理由
中縹先生による暗示で豚磨は自分を『村重晴彦』だと思いこみ記憶もなくなった(封印された?)と考えますが、その理由はなんでしょうか。
中縹先生は児童買春にもかかわっていた?中縹先生は性的な意味ではなく記憶操作等の人体実験のサンプルとして豚磨から児童を買っていたのではないでしょうか。
そしてそのことは組織にバレたくないので豚磨を別人だと思いこませたと考えました。
おわりに
今回、地下に進めない水鳥をフォローしてくれた組員がいたのが救いでした。
ねずみと碧がどうなっているのか気になります。
ねずみのスマホにあった新着メッセージは戦闘から気をそらすための囮だったのでしょうか…。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
第64話ネタバレ→
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