はじめに
大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第55話『Today』のネタバレです。
毎週月曜日に更新です。
ねずみの初恋 – 大瀬戸陸 / 【第55話】Today | マガポケ
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ねずみの初恋ってどんな話?あらすじ
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。
何も知らない普通の青年、碧(あお)。
二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。
あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
ねずみの初恋 ネタバレ
前回まで
ねずみは初めてのカラオケでオールした。
迎えた朝は3月31日。1年記念日。ねずみは事前に性行為の仕方をネットカフェで勉強していた。
第55話『Today』
ふたりはラブホテルに入っていた。
碧がお風呂に入っているのをひとりベッドに入りねずみは待っている。その間もスマホで性行為のやり方(前にネットカフェで調べたことをメモしていた)を確認していた。
ホテルの外にはテングが乗り付けていた。
やがて碧がお風呂から出てきた。お待たせしました。とねずみの横に寝る。もちろんダブルベッドだ。ふたりとも天井を見ていた。ふたりの手は触れそうで触れない位置にあった。
天井を見つめたままふたりに沈黙が流れる。
ねずみが体を起こした。それに続き、碧も体を起こす。再び沈黙が流れた。碧が「みーちゃん…」と言いかけたのをねずみが人差し指を碧の鼻にあて止めた。「私がリードする。」ねずみの手には固くスマホが握られている。スマホで性行為の手順を見ながら行為に及ぼうとする。
ねずみが指示を出す。「ふく…ぬぎます。」碧が言われるまま服を脱いだ。ねずみも脱ぐ。ねずみはまだスマホを見ていて「お互いの…せいきが挿入できる状態か確認…」としどろもどろいう。わたしはたぶん大丈夫。
聞いている碧の顔はどんどん赤くなっていった。もちろんねずみの顔も真っ赤だ。碧も「おれも大丈夫です。」と答えた。キスをとばしたことにねずみが気がつくが、あとにして続けることにした。
ねずみが仰向けに寝転がり、「上にきてください。」と言った。
碧がねずみの上にのしかかり目を見つめる。ねずみはスマホで続きを確認したいがスマホが手から離れてしまった。碧がそのまま口づけしようと迫る。近づくふたりのくちびる。
そのときねずみのスマホが鳴った。相手はテングだ。
画面に『通話着信テング先生』と出ているのを見て、碧が「テング先生だって…」と言う。ねずみは動かなかった。「でなくていいの?」と碧がねずみに聞いた。ねずみは黙ってスマホの電源を切った。「私、悪い子だ。テング先生ごめんなさい」
碧がもう一度ねずみに顔を近づける。「キスじゃ…ないよ…?」とねずみに確認した。ねずみは頷き、目を閉じた。ふたりの手はしっかり握られていた。碧の体は鍛えられたくさんの傷跡があった。
碧がいっとき動かないから、ねずみが再び目を開けると碧は涙を流していた。
笑顔でねずみに「めっちゃ…愛してるよ。」と言った。
ねずみの頬に碧の涙が一粒落ちた。「私も…」まるで音のない世界。
水滴に血液が混ざり合っていった。
第56話ネタバレ→
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考察
①碧の復讐
最後の水滴に血液が混ざる描写はなんなのか考えました。
私は碧はねずみに姉が殺されたことを復讐することが目的で近づいたと考えているので、ねずみが刺されたのだと考えました。
「めっちゃ…愛してるよ」の涙は1年かけて、やっと復讐できるという嬉し泣きだと思いました。
②碧が死亡
しかし、テング先生がふたりが入っていったホテルの前にいることと、水滴(涙)はねずみの頬に落ちたことから、テングが碧を刺したのでは。とも考えました。
電話は最後のチャンスだったのです。ねずみが電話に出れば見逃てやったけど、出ないから、ねずみの仕事の邪魔になるだろう碧を始末したのではないでしょうか。やはり、性行為をする前とあとではねずみが碧に持つ感情の重さが変わってくると思います。
ねずみが殺人の道具として、ちゃんと機能するには、碧は邪魔でしょう。「いつか、小僧のことも忘れる」と言われているので碧が始末されたと考えます。
おわりに
血液の描写が不穏すぎて次回どうなるのか気になります。
次回このふたりではなく、豚磨やペトロの話に飛びそうな気もしますね。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
第56話ネタバレ→
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