黄泉のツガイ　あらすじ　1巻(1話から4話)ネタバレ　登場人物一覧　つまらないと言われるのはなぜ？

はじめに
黄泉のツガイ　どんな話？
1. ツガイとは
登場人物
つまらないと言われる理由
ネタバレ
おわりに

はじめに

『月刊少年ガンガン』で連載中の荒川弘の『黄泉のツガイ』1巻のネタバレです。(2022年6月10日発売)

月刊少年ガンガン 2024年10月号

黄泉のツガイ　どんな話？

「東の村で夜と昼が等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子。それが生まれた時代は世が割れる」以前は400年前。国が東西に分かれて大戦(関ケ原の戦い)があった。

そんな言い伝えがある世界線で、まさにその双子として生まれたユルとヨル。
ふたりにはそれぞれ『封』と『解』の力を持てる。
しかし、その力は一度死ななければ手に入れられない上に、強大な力を手に入れたい複数の一族に命を狙われる。生まれた村にさえ。

村の外を下界と呼び(村は山の上にある)ユルは下界に逃げることになった…。

ツガイとは

そして、この世界線(漫画の舞台)には『ツガイ』というものが登場する。
ツガイとは「対なるもの」で、幽霊、妖怪、化け物、異形と様々な呼ばれ方をする。
2体で一組で、血で主(あるじ)と契約する。
主はツガイ使いと呼ばれ、他の人が使役するツガイも見えるようになる。
一般人には、ツガイは見えない。

主はツガイに個体名をつけ親しみを持つ。ツガイにも心があるから。

主は必ずしも人間でなくてはならないわけではない。
ツガイは基本的に主の命を優先する。

ひとりで複数のツガイと契約することも可能。
しかしツガイ同士の相性があるため基本は1人に1ツガイ。

アマゾン公式でお買い物はこちらへ

登場人物

メインキャラクター

ユル

東の村で夜と昼が等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子の男子の方。16歳。
『封』の力を持つことができる予定。『封』の力は世のあらゆるものを強制的に「とじる」事ができる。

ツガイ『左右様(さゆうさま)』
個体名「左さん」と「右さん」

左右様は元々は双子が生まれた東村の入口にあった守り神のような対の石像。
本来なら『解』と『封』を制御するために第三者が持つべきツガイ、しかしトラブルでユルが主になってしまった。

左さん…女の鬼(？)『封』の暴走を止める。
右さん…男の鬼　『解』の暴走を止める。

アサ

東の村で夜と昼が等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子の女子の方。16歳。

『解』の力をすでに持つ。
『解』の力は世のあらゆるものを強制的に「とく」事ができる。
強力な結界だろうが、なんだろうがいとも簡単にこじ開ける。

ツガイ『陰陽』
個体名「おはぎ」と「だいふく」
このツガイは2巻で影森家を襲ってきた侵入者のひとり・羽村ケンイチから奪った。
ツガイの契約を強制解約できるのも『解』の力。

デラさん(田寺リュウ)

『番小者』という村と下界(外界)の連絡係。
代々田寺家がしている仕事。
ユルの保護者。

現在はツガイなし。ツガイが見えるため以前は契約していたツガイがいると思われる。

段野ハナ

デラの後輩で番小者のペア。下界の雑用で村には一度も行ったことない。
ユルを匿うために、デラと結婚する。東村関係者からは“墓掘り”と呼ばれ、死体処理をしている。

ツガイ『前虎後狼(ぜんここうろう)』
個体名「虎鉄」と「二狼」
猫と柴犬。スマホも使いこなす。

田寺ケン

先代田寺の息子。デラの腹違いの弟。13歳。
自分が契約してしまった手長足長が悪さできないように餓死する覚悟でマヨイガに入っていた。

ツガイ『手長足長』
個体名「手長」と「足長」
名前の通りの見た目の人を食う悪い妖怪。

田寺ロウエイ

先代。デラとケンの父。アサを村の外に逃がす手引きをしたあと、番小者の仕事をデラに引き継いだ。
デラもケンも現在の居場所を知らない。写真も残っていない。

影森家

ガブちゃん

アサの一番近くにいる少女。本名が出ていないのが気になる。(私は“ガブちゃん”はツガイの名前だと思っていた。)

ツガイ『名称不明』
個体名「ジョー・ウィリアムフレデリック・ガブリエルⅠ世」と「カーク・ダグラス・ウオルドグレイヴ・ガブリエルⅡ世」
巨大な歯の上下。

当主　影森ゴンゾウ

御館様と呼ばれる影森家の当主。アサを匿っている。

ツガイ『百鬼夜行(ひゃっきやこう)』
個体名たくさんいて不明

長男・影森ヒカル

波久礼(はぐれ)ヒカルというペンネームで漫画家をしている。
長男なので、次期当主の予定だが本人は家を継ぐのを嫌がっている。

ツガイ『黒白(こくびゃく)』
個体名「ホワイト」と「ベタ」
黒と白の毛玉のようなもの。

次男・影森アスマ

胡散臭い笑顔の男性。

ツガイ『金烏玉兎(きんうぎょくと)』
個体名「朝霧」と「夜桜」
白い女性に似た姿の朝霧と髑髏で体が烏のような夜霧。2個体とも体は蝶と蛾の集まり。
話さない。

末っ子三男・影森ジン

インテリヤクザ風の男性。

ツガイ『掃除屋(スカベンジャー)』
個体名「愛ちゃん」と「誠くん」
チョウチンアンコウのような姿。

黒谷四姉弟

長女・黒谷ナツキ

ゴンゾウの側近のひとり。

ツガイ『なもみはぎ』
個体名は不明。
なまはげのような姿。

長男・黒谷フユキ

ゴンゾウの側近のひとり。

ツガイ『閻魔帳(ブラックリスト)』
個体名「エンブレイス」と「ウィスパー」
巨大な腕と帳面の姿。

次男・黒谷ハルオ

ジンの部下。

ツガイ『名称不明』
個体名「カメちゃん」と「うさちゃん」
見た目はそのまま。カメとウサギ。

三男・黒谷アキオ

ジンの部下。長身。

ツガイ『ヤマノカミ』
個体名「山風」と「谷風」
倉庫に入らないくらい巨大な一つ目の怪物。

その他の部下

立川マコト

東村関係者に雇われて影森家を襲撃したが、捕まり影森家に雇われることになった。

ツガイ『狐狸変化(こりへんげ)』
個体名「赤井さん」と「みどりさん」
キツネとタヌキの姿。

羽村ケンイチ

同じく、雇われで影森家を襲撃したが捕まり、影森家に雇われることになった。

ツガイ『陰陽(いんよう)』
個体名「おはぎ」と「だいふく」但し、今はアサのツガイになっている。

新郷家

新郷ハヤト

アスマの伯父。どうみてもヤクザ。アスマにあたりがきつい。アスマの母・イオリの兄。

ツガイ『風神雷神(ふうじんらいじん)』
個体名「風神」と「雷神」
姿は名前のまま。常に主の肩にいる。

与謝野イワン

新郷に雇われている2本の刀を操る男性。

ツガイ『マガツヒ』
個体名「小凶」と大凶」
刀の姿。柄の部分の模様が目玉になっている。

東村関係

ヤマハ

ヤマハおばぁと呼ばれる東村の長。正体不明。結界を操ることができる模様。

キョウカ

ダンジの母。ダンジはユルと仲が良かった少年。
キョウカは本丸で働いている。

ツガイ『ザシキワラシ』
個体名「ダンジ」と「キリ」
本来は男女の子供の姿だが2個体ともそれぞれ別の姿に変化して指令にしたがっていた。

ヤマ

祈祷師として村に出入りしていた下界人のひとり。
デラとも仕事仲間と思われたが、実はユルを殺そうと下界から山賊を送り込んでいた。

ツガイ『名称不明』
個体名「レディー」と「ジェントルマン」
小人の姿。

つまらないと言われる理由

話題になっている漫画の題名を検索すると次に出てくる予測変換はだいたい決まっています。
“打ち切り”“ネタバレ”“アニメ化”“つまらない”“最新話”といったところでしょうか。

今回は『つまらない』に焦点を当てました。

実際につまらないという意見は少数派ですが見かけました。
ネガティブなことなので引用しませんがⅩ(旧Twitter)で検索してみてください。

理由としては、

①荒川弘先生の有名作品『鋼の錬金術師』からの期待度が高すぎる。

②3巻ぐらいまで全体像が見えない。特に1巻はかなりわかりにくいのでそこで離脱する場合が多いと思います。実は私もそうでした。

しかし、読み進めていくと面白いです。

敵が複数いて、その敵も一枚岩でなかったり、どの人物が怪しいか描くのがうまいです。
もはや、わざと敵や黒幕に見せているふしもあります。

ツガイというキャラクターが様々な能力を持っているので、
そのバトルも楽しめます。

ネタバレ

夜明け間際に産気づく女性ナギサ。
夜と昼を別つ子が生まれてしまった。と嘆く夫・ミネ。
着物みたい服。文明がない。馬に乗っている。
男女の双子。
ユル(主人公)
ダンジ・黒髪1つ結びの少年
「また一人で狩りに行ってたのか！1人で山に入ってなんかあったらどーすんだ」
大丈夫、左右様が守ってくれるから。
入口にある狛犬のような石像。
ヤマハおばぁ。ダンジの母さん(黒髪)

アサはお務めを果たしている
地下の座敷牢に閉じ込められている黒髪ロングの少女。

ユルとアサが双子。
ユルが牢の前に来て、今日あったことをアサに話す。
下界からデラさんが薬や塩など届けにきた。出稼ぎのやつらからのものとか。
ダンジは村の外に出たい。

空から結界が破られた。ヘリコプター2機、迷彩柄の男達が村人を殺していく。
ヤマハおばぁ「結界が破られたようだ。」とにかくユルを隠さないと。

ユルは迷彩の男達に発見されるが弓矢で対抗。
左右様の石像の下に本丸への抜け道があり、ユルとダンジはそこからアサのところを目指す。

ヘリから降りてきた三つ編みの少女・ガブちゃん。
手で「ガブっ」とやると人がなにかに食われる。子供以外は殺された。ガブちゃんだよー
地上部隊はデラさんに殺されていた。
携帯が通じる＝結界が破られた。
デラはハナちゃんに電話「たぶん、アサが来た」

ヤマハおばぁを殴って？アサ(本物、右目を黒い三角の眼帯で隠してる)が牢にいるアサ(偽)の前に来た。アサが手を広げると牢は砕け、アサ(偽)も血を流して倒れた。
それをちょうど目撃してしまったユル。ユルが「アサ！！！」と声を上げると眼帯の女が「はい。アサだよ兄様。むかえに来た。そして兄様以外みんな殺す」目つきわるい。

ガブちゃんのもとにデラさん到着。ガブちゃんのツガイはでかい口。きれいな歯並び。

アサ(眼帯)がユルを攻撃して城？も壊す。アサ(偽)は影を伸ばしてアサ(眼帯)を足止め。
ヤマハおばぁがデラに「ユルわ連れて逃げな！！」と命じる。
「下界に隠れるんだ。見つかるんじゃないよ」

ユルはデラに抱えて連れて行かれる。
抜け道を通り、このまま山を降りるぞ、ついてこい。と進もうとするが、上空のヘリから攻撃。
挟み撃ちになるから、ユルに「左右様を使え」という。
首から下げていたペンダントを左右様の真ん中にある石畳にある穴にはめて、ユルの血を零す(顔面ぶつけて鼻血出させた)と石像が光ってヘリを攻撃した。
「ツガイ」が出た。強そうな男女の鬼？。祭りのような格好。

アサ(眼帯)はヤマハおばぁを殺してはいない。
「私たちはあなたたちを絶対許さない。必ず報いを受けてもらう。」といい本丸をあとにする。
出口でダンジに会う。母をかばうダンジ。それを見て何もしないで走り去るアサ(眼帯)。

ユルは本丸への抜け道を父親から教わっていた。
左右様はいつもお前たちを見守ってくれているからな。ということも。
左右様はユルの命令しか聞かない。主(あるじ)の命令しか聞かない。

ガブちゃんが追ってきた。村人を殺したことを怒ってユルが攻撃。
左右様には三つ編みの少女(ガブちゃん)が俺の獲物であとは好きにやれという。あと、生きてる村人の保護。
男鬼が村人の保護にいき、女鬼がガブちゃんのツガイと戦う。
ユルはガブちゃんを弓矢で撃つ。まず左足。

男鬼が子供をまとめてると、アサ(眼帯)がきた。

女鬼はガブちゃんに勝ちそう。
アサが合流して、ユルと対話。「妹のアサだよ」というがユルは信じない。
男鬼が匂いで兄弟だという。本丸でお務めしてたのは偽物。

アサは10年前村を逃げ出した。
ユルを村に縛り付けるためにアサ(偽)が作られた。

一旦お互い引く。
アサ(眼帯)はユルが生きていたことを喜んで泣いた。「兄様、生きてた…！！！」

ヤマハおばぁが結界を戻す。

村が見つかってしまったから、下界で人混みに紛れることにする。
デラが待ち合わせしてたハナちゃんという女性と合流。彼女もツガイのこと知ってる。

ユルは訳がわからない状態。(私も…)
デラとハナは組んで番小物(つがいこもの)をやっている。
ハナが乗ってた車で街へ。ユルも左右様も車を知らない。
敵は影森家あたりでは？とデラ。

馬と着物女性のツガイが左右様のところにくる。
左右様の古い友人。オシラサマ。デラとハナがめちゃくちゃ驚いてる。神様レベルらしい。

アサとガブちゃんはジン(胡散臭いちょび髭、眼鏡、スーツ)に迎えに来てもらった。
ジンはデラを田寺家の者か！と怒る。
アサ曰く、ユルはガチハンターメンタル。

ユルを匿うために、デラとハナは結婚する。
左右様に名前をつける。男鬼が「右さん」、女鬼が「左さん」
ユルは左右様に説明を求める。
左右様は400年間、東村の入口に座って出入りするものを見ていただけ。
村の中であったことは詳しくはわからない。
双子が生まれた噂は聞いて、ユルは見るようになった。アサは見かけないから生まれてすぐ死んだと思っていたが、10年前ユルの父母がアサを連れて村から逃げて行くのをみた。
ユルは父母に兄妹で置いていかれたと思ってたけど、置いていかれたのは俺だけだった。てことは、アサ(眼帯)は父母の居場所を知ってるかもしれない。となにかに決める。
影森家は東村を出て下界で地位を築いた村の分家みたいなものの1つ。
考え方の違いから村と決別した。

デラとハナは詳しくは知らない(フリ)。先代から受け継いた仕事。
仕事はヤマハおばぁに「東村の場所は一族以外に知られるな」「アサとユルは他の者に絶対渡すな」としつこく言われていた。
デラは物資調達と連絡係。ハナは下界の雑用で村には一度も行ったことない。

ユル「俺たち兄妹って一体何なんだ？」
右さん「東の村で夜と昼が等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子。
それが生まれた時代は世が割れる」前は400年前。国が東西に分かれて大戦があった。

アサには『解』の力、世のあらゆるものを強制的に「とく」事ができる。
強力な結界だろうが、なんだろうがいとも簡単にこじ開ける。
それと対になるものが『封』、世のあらゆるものを強制的に「とじる」事ができる。

東村は結界を張ってる。
結界は通り抜けられる決まった道筋がある「この岩場を左に何回周る、この辻󠄀を右に行ったあと次の辻󠄀で戻って谷を抜けて」みたいな感じでややこしい。まず一見には入ることは不可能。

ユルの母・ナギサは山で迷って偶然その道筋をたどって村にはいってしまった下界の民。
『ユル』は沖縄で夜という意味。ナギサは沖縄の人。

ユルはデラとハナを信用してない。というか信用できなくなった。
だから、2人に内緒で左右様に「アサ(眼帯)を捕まえて父母のところに案内させる」から手伝ってほしい。とお願いする。

ハナが部屋を借り、そこに引っ越した。
ハナのツガイ『前虎後狼』虎鉄・猫と二狼・犬。

影森家にいるアサ。
アサはまだ力が思い通りにコントロールできない。
御館様と呼ばれるおじいさん・当主、影森ゴンゾウ。
アサにこの屋敷にいるように言う。ガブちゃんは治療に専念。ユル探しはジンに任せる。

ユルは勝手に出かけた。左右様が他のツガイの気配がわかるから、ツガイが集まってアサの匂いのする場所を探してもらう。左右様がユル掴んで倉庫まで飛んでいった。(群馬か埼玉から、東京)

倉庫でジンとアサが話しているのを柱の影からみるユルたち。
ユルが出ていく。ジンの罠だった。ジンのツガイ『掃除屋(スカベンジャー)』

2巻ネタバレ→