転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 12巻(100話から108話) ネタバレ リーツ・ミューセスの過去

漫画
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はじめに

井上菜摘(漫画)・未来人A(原作)・jimmy(キャラクター原案)
『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
〜弱小領地を受け継いだので、
優秀な人材を増やしていたら、
最強領地になってた〜』
12巻のネタバレです。
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転生貴族、鑑定スキルで成り上がる12巻
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ここまでの戦い

アルスたちはクラン軍

州都アルカンテス→弟バサマークが占拠
センプラー→兄クランが占拠

クラン『東の大都市ベルツドを陥落させよう』

戦力をミーシアン州内で奪い合っても仕方ないから
北にあるパラダイル州をこちらに引き込む。
パラダイルとの交渉成功。
サイツ州ともこちらを攻めぬよう交渉、牽制成功。

アルファーダ郡、サムク郡陥落。
ロルト城開城。
スターツ城陥落。

ネタバレ

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アルスの正体ばれる?!

アルスは突如クランから疑いの眼差しを向けられた。
「貴様一体何者なんだ?何を隠している?」
アルスの答え。
「僕はただの一介の領主です。
領地の民が笑って暮らせる
平和な世界を作ることが目的です。」
疑っていたのはクラン本人ではなく
家臣たちだった。
玉座を狙っているのでは?
という声もあった。
クランはアルスらしい答えだと言った。

雪を初めて見たシャーロット。
リーツやジョーも兵たちも巻き込み雪合戦をした。
ロセルも雪だるまをつくり楽しむ。
夜、雪が降るのを見ながらリーツが過去を思い出す。

リーツ・ミューセスの過去(傭兵時代)

リーツは『フラッド』傭兵団に
おとり役、ただの捨て駒として銀貨一枚買われた。
団長のバロックは一ヶ月で戦えるようになれば
傭兵団の一員にしてやろうとチャンスを与える。

バロックはリーツに剣を教えた。
「余計なことは考えるな!
敵を殺すことだけに集中しろ!」
リーツは強くなった。人を殺した。
正式にフラッド傭兵団の一員になった。

戦利品である女を助けようと仲間に剣を向ける。
助けたのに、女には
「触らないでマルカ人!」と言った。

バロックに言われる。
正義の味方になりたければ
どっかの善良な領主様に仕官すればいい。
だがマルカ人のお前には無理だ。
奴隷から抜けられても傭兵以外にはなれない。
傭兵の仕事は戦で相手を殺しまくること。
それだけだ。
リーツはそれからは考えることをやめた。
「敵を殺すことだけを考えろ」
というバロックの言葉をだけを反芻し、
戦場にいるときだけすべてを忘れられた。

一年後
バロックはのし上がろうと、
貴族との戦いに手を出した。
しかし魔法部隊に惨敗。
死にかけ、傭兵団の皆に見捨てられた。
リーツはバロックを見捨てられず背負って歩いた。

バロックも元は奴隷だった。
殺しや悪事は苦痛だったけど我慢していたら、
何も感じなくなった。
慣れたのではなく心が壊れたのだ。
リーツに「俺みたいになるな。
傭兵団にいてはだめだ。
いつかお前の価値に気づくやつが必ず現れる。」
といって死んだ。
バロックの「敵を殺すことだけ考えろ。」
という教えが心が壊れないようにという
優しさだったとリーツは気付いた。

傭兵団は解散。
バロックの言葉通り、
他の傭兵団には移らず傭兵時代に稼いだ金で
ミーシアン中を旅した。
金つき、気力も限界にきたときアルスが現れたのだ。

いよいよベルツド城攻略へ

ロルト城、スターツ城を攻略したから
次はベルツド郡の最重要拠点ベルツド城の攻略を目指す。
ベルツド郡長の使者が休戦を申し込んできた。
その気になればこの辺り一面を焦土にすることも可能な
秘密兵器を開発したという。
同じミーシアンの民として
殺戮兵器を使いたくないとのこと。
そんな兵器をベルツドだけで造れるわけないし、
噂も聞いたことがない。
ハッタリが大雑把すぎることがむしろ気になる。

ミレーユとトーマス

トーマスはミレーユにどうしても勝ちたかった。
二人の父親は総督に忠誠を誓っていたのに
突如、謀反を企てた罪で
貴族の地位を剥奪され、処刑された。
誰かに嵌められたのだ。

ミレーユは貴族の地位を剥奪されても
逃げず忠誠を誓った父親をバカにした。
トーマスは父を最後まで忠誠心を捨てなかった
立派な男だと思っていた。
『ミレーユに勝って父の正義を証明したい。』
それがトーマスの想いだった。

兵器はハリボテだった。
トーマスの真偽がわからない。
アルスが模擬戦に似ていると気がつく。
つまり
“嘘の情報を見破らせて進軍させようとしている。
油断して進軍してきたところを一気に叩こうとしている。”

ロセルはさらに上をいく作戦を考える。
敵(アルスたち)を進軍させたトーマスは
ベルツドまでの進軍経路で通らざる得ない場所、
かつ部隊が縦に延びて伏兵に弱くなるカイの森に潜んでいるだろう。
そこに潜伏している伏兵を森ごと焼き払う。

軍師

カナレ軍が森ごと焼き払う
と読んでいるトーマスは森に
火に反応して誘爆する魔導装置を設置。
火を放てば起爆しカナレ軍は大損害を被る。
さらに爆発の中混乱に乗じて敵将の首をとるという。
この作戦は命がけだから、
誰もついてこないかと思った。
しかし、兵たちはトーマスに忠誠を誓っていた。
トーマスはトーマスの父を無罪だと思っている
と言ったバサマークに忠誠を誓っていた。

策を見破ったアルスたちは
火を放たず森を突っ切ってきた。

姉弟

クランを狙うトーマスの前にミレーユが現れた。
また負けた。殺せと悔しがるトーマスに、
策を見破ったのはミレーユではなくロセルだと伝える。

ミレーユの本心で
弟に「やるようになったじゃん」と言った。
トーマスは勝ちたかったのではなく、
ミレーユに認められたかったのだと気付いた。

ベルツド城降伏

クランはトーマスに
今の状況はバサマークに不利とわかっているはずだから、
俺に使えれば好待遇を約束する
と言うが、
トーマスは「損得ではなくバサマークに忠誠を誓っているから」と断る。
そのためトーマスは牢に連れて行かれる。

トーマスの作戦が失敗したことで
ベルツド城は抵抗を諦め降伏した。

13巻に続く

ここまで読んでいただきありがとうごさいました。

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