はじめに
こちらは、薬屋のひとりごと～猫猫の後宮謎解き手帳～
(サンデーGXコミックス)
最新話80話『事の始まり』のネタバレです。
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前回までのあらすじ
子一族が反逆を企てる北方の砦に壬氏率いる禁軍が到着。
禁軍は猫猫を救出し、
さらに一族を率いる高官・子昌を討伐した。
砦の奥に進む壬氏は、そこで桜蘭に飛火を突きつけられ、
さらなる深部へと誘われた。
そこには桜蘭の母・神美と、桜蘭の異母姉・翠苓がいた。
そして、桜蘭は子昌たち子一族の数奇な過去を語り始めた。
ネタバレ
↓79話ネタバレ
子昌は子一族の傍流の生まれでしたが、
聡明で『王母の眼』を持っていました。
そのため、一族のものは本家の娘の婿にすることで
子昌を本家に入れようと考えていました。
その娘こそ、神美でした。
子昌は神美に一目惚れしました。
しかし、そのころ
女帝が子一族の稼業である奴隷交易をやめるよう圧力をかけてきました。
そして、一族の当主であった神美の父に
“娘を妃として後宮に入れろ”と迫りました。
神美は自分が人質として後宮にはいることも知らず、
まだ先帝には子どもがいなかったので
好機だと思っていました。
皇后の座も夢ではないと。
子昌は自分たちがいずれ結婚することを話しますが、
「こんな北の地の首長の妻で終わってたまるものですか」
という神美を「君がそう望むなら…」と見送りました。
そうして、子昌は一度は神美のことを諦めたのです。
しかし、先帝の幼女趣味が発覚し、
16歳だった神美にはまだ通いがないのに、
侍女である大宝が身ごもりました。
大宝は女児を産みましたが先帝は認知しませんでした。
体裁を気にした女帝が認めさせなかったのでしょう。
女児は医官の子とされ、そろって後宮から追放され、
大宝だけが後宮に残されました。
医官と大宝の娘は子昌のもとで匿っていました。
神美は大宝を恨んでいました。
子昌はどうすれば神美が後宮から解放されるか考え、
それが女帝の信頼を得ることだと策を練りました。
そして、後宮を広げる案を女帝に進言しました。
工事も子一族に任せてもらい女帝の信頼を得ていきました。
そのころ安氏が男児を出産し皇后になりました。
神美は“通いがない方”と女官に陰口を言われていました。
子昌は精神が荒れていく神美のために、
工事の人に頼んで抜け道をつくってもらい迎えに行きました。
一緒に逃げないか？
と。
しかし、神美は
「“侍女に先を越された上級妃”と言われたまま、
負け犬のまま終われるものか！」
と子昌をつっぱねました。
子昌はその後も地道に女帝の機嫌を損ねぬよう働き続けました。
先帝にも信頼されるようになっていきました。
神美が後宮に入って19年たったあとも、
子昌は神美を想って独身でした。
そのため先帝に
「お前の望みを叶えるかわりに大宝の娘を妻に迎え、
子一族で幸せにしてやってくれ」
と言われ断ることができませんでした。
そして、子翠（翠苓）が産まれました。
翠苓は「子翠」という名前でしたが、神美に名を奪われています。
子昌は望みどおり、神美を下賜されました。
神美は桜蘭から自分が後宮にいた20年は質だったと
聞き納得できない様子です。
子昌も信用できないと言いました。
しかし、先帝は大宝の娘に皇帝の血が流れるものしか持てない
鳳凰の簪を持たせていました。
翠苓はそれを持っていました。
桜蘭と壬氏は、神美に子昌が死んだことを告げました。
一族で幅を利かせていたのは神美でした。
そして神美に媚を売るものは国庫の横領をしていました。
子昌はそれを知ってもあえて止めず、
自ら国賊を演じることで子一族の膿もろとも破滅するつもりだったのです。
語る桜蘭に激昂し、神美は桜蘭を殴りました。
そして、飛発を奪い、銃口を桜蘭にむけます。
しかし、桜蘭は「まるで小物だ」と怯みません。
銃声が鳴り響き、血がビシャッと地面を汚しました。
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おわりに
今まで出ていた、子昌や大宝の話の
総まとめという感じでした。
神美は後宮に20年もいて、
それを待っていた子昌は愛だと思いました。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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