このブログはアフィリエイト広告を使用、Amazonアソシエイトに参加しています。
端午の節句とは
端午の節句は、
毎年5月5日に祝われる日で、
男の子の誕生と健やかな成長を祝う日です。
もともとは中国の風習でしたが、
日本にも伝わり、
奈良時代には田植えの前に穢れを祓う
「五月忌み」という風習と結びついて広まりました。
以下に詳細を説明します。
由来と意味
- 端午の節句は、中国の政治家である屈原（くつげん）の死を悼むために始まりました。
屈原は陰謀によって失脚し、
川に身を投げて亡くなりました。
人々は彼の命日である5月5日に
供養のための祭りを行うようになりました。 - また、中国では5月に病気が流行しやすかったことから
「5月は悪月」とされ、
「5月5日は5が重なるから悪月の悪日」とされていました。
この日には病気や厄を払う薬草である菖蒲を飾り、
厄除けや健康祈願を行いました。
行事と習慣
端午の節句には、以下のような行事や習慣があります
菖蒲の飾り
菖蒲（しょうぶ）は病気や厄を払う薬草とされています。
自宅の門や玄関に飾る「軒菖蒲（のきしょうぶ）」をしたり、
菖蒲を浸したお酒を飲んだり、
菖蒲湯に入るなど、厄除けや健康祈願をします。
五節句
5月5日の「端午の節句」は五節句のひとつで、
季節ごとの旬の食べ物を食べて生命力を得て、
邪気を祓う目的で行われます。
他の五節句には1月7日（人日の節句）、
3月3日（上巳の節句）、
7月7日（七夕の節句）、
9月9日（重陽の節句）があります。
鯉のぼり
武家の習慣として、端午の節句には鯉のぼりを立て、
虫干しを兼ねて鎧や兜を飾ります。
「こどもの日」との違い
「こどもの日」は男の子と女の子の幸福を願う日であり、
昭和23年に制定された国民の祝日です。
一方、「端午の節句」は男の子の誕生と成長を祝う日で、
奈良時代から日本に伝わった風習です。
端午の節句は、子どもたちの幸せを願う日であり、
日本中で鯉のぼりや五月人形を飾り、楽しい行事が行われます。
端午の節句の食べ物
ちまき
ちまきは、もち米を「茅（ちがや、かや）の葉」で
巻いて蒸したものです。
現在はもち米ではなく、
ういろうや葛を包んだ和菓子が主流です。
江戸時代には江戸生まれの柏餅が広がりましたが、
伝統を重視する関西では今でもちまきが人気です。
中国の故事に由来し、端午の節句とともに日本に伝わりました。
柏餅
柏餅は「柏の葉」であん入りの餅を包んだ和菓子です。
柏の葉は新しい芽が成長するまで古い葉を落とさないことから、
「家系が続く」、「子孫繁栄」の願いを込めて、
江戸時代から端午の節句に食べられるようになりました。
東日本を中心に広く愛されています。
筍(タケノコ)
筍は「成長が早い植物」として知られ、
春が旬で、5月下旬ごろまで手に入ります。
子どもたちが筍のようにすくすくと育つことを願い、
端午の節句の祝い膳に用いられます。
煮物や筍ごはんがおすすめです。
カツオ
カツオは「勝つ男」に通じることから、
端午の節句にぴったりです。
ちょうど初鰹が出回っている時期で、
刺身で食べるのはもちろん、
ちらし寿司の具などにしてもおいしくいただけます。
これらの料理は、端午の節句にちなんで食べられ、
それぞれ意味が込められています。
お祝いの席で楽しんでくださいね！
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
コメント