はじめに
マガポケで連載されている
龍茶文十(りゅうちゃあやと)の「地球防衛隊X」
を紹介します。
地球防衛隊X – 龍茶文十 / 【第1話】無敵の大和 | マガポケ (shonenmagazine.com)
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あらすじ
地球外生命体から日本を守る秘密組織、地球防衛隊。
隊員である大和孝一は、
外生体(地球外生命体の略称)を捕らえることこそが
国の平和に繋がると思っていた。
彼女に出会うまではーー。
「本当に日本をダメにしているのは外生体なのかしら？」
不況、少子化、汚職、裏金。
国の内側に巣食う法で裁けない理不尽な悪、老害。
正義の名のもとに老害どもを駆逐せよ。
真の愛国心を問う、令和のピカレスクロマン。
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登場人物
大和孝一(やまとこういち)…防衛隊特殊学校を首席で卒業し、
7年間常に成績トップ“無敵の大和”の異名をもつ。
ピロ子…美人のトランスン星人。
手を触手のように伸ばし広げ相手を包み込み、
養分を取りこみ、手のひらサイズの黒い球体にする。
歩美…大和が地球防衛隊になる以前の隣人だった。
認知症の祖父のために大学進学を諦めて介護をしていた。
ケセバレ星人…虫しか食べない
林道アキラ…現総理大臣。寿明党。
高齢者福祉を手厚くてすることでシニアの支持を安定して集めている。
権力私物化で、日本を腐敗させているクズ。
信濃みなと…地球防衛隊特別対策室室長。
ハーバード卒の財務官僚、元首相の孫で
使えない人材は容赦なく切り捨てる。
ついた異名は“空爆の使者”
ブンツー星人…人造型外生体で高度な科学技術を持つ。
外見は人間と見分けがつかない。
ゴスロリの恰好をしている。
1巻ネタバレ
配属
主人公・大和孝一(やまとこういち)は
警視庁の試験に合格した。
2次受験者数930 人中
合格者280 順位1位。
合格通知には
『人前で開けないでください』と書いてある部分があった。
そこを開けると
『あなたは地球防衛隊に配属されることになりました。』
とあった。
受験
「では最後の質問です。
あなたは日本が平和な国であると思いますか？」
「はい。犯罪件数を他国と相対評価したとき
日本は平和な国であると言って差し支えないと思います。
ですが…
“無敵の人”がいつ爆発するかわからない
持続不可で不安定な社会であると私は考えます。』
邂逅
７年後
美人の宇宙人が人間を手で包み込み手のひらサイズの黒い球体にする。
トランスン星人だ。
大和孝一が地球防衛隊捜査一課として
捕えようとする。
しかし、トランスン星人に
「あなたは何から日本を守りたいの？」
「私を殺せばこの国は平和なの？」
「私が無能を喰ってあげましょうか？」
と言われ心が揺らぐ。
「社会に役立てない老人が溢れている、
未来を殺す存在は消すべき。」
万物は有限でいつか朽ちると知っているもの。
それでも抗うのが生命の常。
私は祖国を救えなかった。あなたはどうするの？」
トランスン星人の惑星は滅亡していた。
結局、大和はトランスン星人を見逃した。
神隠し事件
60歳以上の行方不明者が増えた。
神隠しとネットで噂される。
大和はトランスン星人の仕業と予想する。
大和が隅田川沿いを歩いていると、
6年ぶりに同じアパートだった女の子・歩美に会った。
彼女は認知症の祖父のために大学進学をやめて介護していた。
人生を奪われた歩美は目が死んでいる。
そこにトランスン星人が現れ、老人の腕を切り落とした。
大和は歩美を逃がす。
トランスン星人は大和の発する電磁波を探知し、後をつけていた。
トランスン星人「私の理解者はあなただけ、あなたの理解者も私だけ」
私を逃したのは無能を消して欲しかったから。
非生産者ばかり消えている話を
人々が噂しているのを聞いて大和は顔が笑っていた。
これって日本の希望じゃね？
大和は老人を殺した。
処分はトランスン星人がした。
ふたりは協力者になった。
トランスン星人は名前を持たないからピロ子と命名した。
X誕生
大和は日本の老害である
『既得権益にしがみつく者』
『不自由さを免罪符に若者や社会に寄りかかる者』
を裁きたい。
それには圧倒的な暴力による選民しかない。
２人の神隠しはXと呼ばれるようになっていた。
1ヶ月でホームレス居座り問題の原因だった
ホームレス109人を葬った。
政府は地球外生命体の存在を公にできないから、
Xについてだんまりを決め込んでいた。
ピロ子は1日10人程度しか殺せない。
寿明党の林道アキラを殺すことにする。
現総理大臣。
高齢者福祉を手厚くてすることでシニアの支持を安定して集めている。
権力私物化で、日本を腐敗させているクズ。
タイムリミットは特別国家が行われるまでの70日間。
歩美がピロ子を目撃しているから、
その件でピロ子の代理を用意し、
その事件を解決しなくてはならない。
内通者
地球防衛隊特別対策室室長、信濃みなとが配属され、
抜き打ちで人間ドッグが行われた。
捜査員の中にXの内通者がいる可能性が高いから。
信濃の根拠は痕跡がなさすぎるから。
神隠しは捜査隊の捜査網をことごとくスルーしていた。
Xが社会的思想を持ち合わせている。
シニアを支援する政界の人間もXの標的である可能性が高いことを見抜いた。
監視カメラが破壊されていることから、
電磁波を感知できる外生体であることも見抜いた。
特別対策室
特別対策室が形成された。
“X”の捕縛を目的としている。
信濃みなとの人選によって形成された計5名。
防衛隊員の家宅捜索開始と言い出したところに
大和は「隅田川事件で接触した外生体がXではないか」と、
自分から信濃に報告する。
『宣戦布告だ』と言われたと証言。
Xは防衛隊に私怨のある外生体ではないか。
ターゲットを絞ることで同一犯であると防衛隊にアピールしていた。
特別対策室の人員を隅田川の件に回すようにいう。
信濃以外は大和の意見に賛成。
宣戦布告
大和の考え
『Xが防衛隊の捜査網をスルーしていたから
内通者がいるというのは根拠として不十分』
信濃は真っ先に反応した大和を疑っていた。
大和は疑われても構わない。
宣戦布告だった。
ピロ子の身代わりを用意して
形式上“神隠し多発事件”を片付ければ特別対策室は解体され、
信濃はよそへ出向となる。
林道アキラの暗殺計画を邪魔する者は皆、排除する。
身代わりはピロ子と類似した特徴があるブンツー星人
VSブンツー星人
隅田川班
大和孝一、三崎漁、品川まい
調査班
船橋倉之介、浦賀臨治
オペレーター班
信濃みなと
大和はブンツー星人の特徴を三崎と品川にいう。
三崎と品川が、捕まえると予想していたが、
ブンツー星人は強かった。
大和がブンツー星人と対戦する。
ブンツー星人は老人を人質にとった、
怯まない大和に
この人間は『社会に巣食う異分子』と感じる。
ブンツー星人は負けた。
信濃に、身柄を人目のつかないエリアに移動させると報告。
捕縛失敗
信濃は浦賀に大和を尾行するように言っていた。
大和はアッパーホテル302へ。
それは信濃も確認済。
浦賀が303で待機しようと、ホテルの下までいくと、
302で爆発が起きて窓から人影が飛んでいった。
部屋に入ると負傷した大和いた。
窓からXが逃げたという。
ブンツー星人 秋葉原捜査ファイル
軽症者1名、大和孝一
重傷者2名、三崎漁、品川まい
死者1名、一般人
隅田川外生体 通称：X
種族：ブンツー星人
捕縛失敗
大和はブンツー星人をあえて逃がしていた。
2日後に林道アキラが秋葉原で街頭演説をする。
そこをブンツー星人に襲撃させる計画だ。
11話までネタバレ
ブンツー星人の正体は小さな2人組。
パイロット(姉)キャビーとコーパイ(妹)、ビーキー。
惑星ブンブンブ女王様公認の異星調査員。
異星の情報という“蜜”をかき集めてそれを故郷に持ち帰る。
そして、惑星ブンブンブは科学や文明を発展させてきた。
大和はブンツー星人に取引を持ちかける。
捕まえないかわりに、林道アキラを殺せ。
ビーキーは人質としてピロ子とともに。
三浦ヒカリ(通称：ミュラ号)という人型ロボットに
操縦席を髪飾りに模して頭部につけている。
大和がブンツー星人逃がしたのはもちろん芝居だった。
わざと怪我を負うように爆発させた。
街頭演説
街頭演説当日。
大和も近くで演説きいている。
ブンツー星人(ミュラ号)は動いた。
飛んでいき、ナイフで林道アキラに襲いかかった。
SPが盾になった。
報道カメラが飛んでいるミュラ号を捉える。
ネットで拡散される。そして、これってX？となっている。
キャビーはビーキーのために林道を殺そうと必死になった。
しかし、浦賀に撃たれた。
信濃は浦賀と船橋(特別対策室)を配置していた。
特別対策室が張っていることを知らされていなかった大和は
自分が疑われてもいること、
林道襲撃の場に自分がいた場合、
Xの内通者の確信が深まることを理解した。
信濃はすでに監視カメラで大和を見つけていた。
そこで大和は自らブンツー星人と戦う浦賀の前に姿を現した。
ミュラ号を攻撃する形で。
大和は自分もXが社会的思想で行動している可能性を考え
街頭演説にきたと浦賀に主張。
むしろなぜ自分は本作戦から外されていたのか！！
ピロ子とビーキー
ピロ子はビーキーとともに近くに待機していた。
ビーキーは
祖国に貢献するためにまだやり残したことがあるから、
ミュラ号の元に連れて行ってくれという。
ブンツー星人(キャビー)は殺された。
プラン変更を知らされたピロ子によってビーキーも、殺された。
ブンツー星人はミュラ号が捕縛された。
信濃はまだ大和を疑っている
相違
大和はピロ子にしばらく息をひそめると宣言。
ピロ子は林道アキラの電磁波をキャッチしたから
いつでも殺しにいける。
信濃の出方を見るべきだという大和に
「信濃を殺してしまえば全て上手くいく」とピロ子。
「信濃は殺さない。対象となるのは社会的に悪影響を及ぼす人間だけだ。」
大和による選民の“線引き”
生産活動をしない高齢者であっても
孫の面倒をみるなら社会活動。子育て中の親の負担を減らせる。
殺すのはあくまで老害ども。
国民としての責任感と恐怖心を植え付ける。
殺された穴にXを植え付ける
Xは常に人間を監視している恐怖の種
ピロ子は納得しないようで、部屋を出ていった。
「今夜はもう眠るわ」
『強い首輪がいるのかもな…』と大和は考えた。
テレビ番組では
厚生労働省の発表によると再就職率がアップしたことを放送していた。
思想の伝播？
自称X、この世の執行者です。
というバッドもった、ヤンキー3人組が
ホームレスを襲う。
おわりに
デスノートを思い起させるという感想が多いです。
デスノート好きな方はぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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