マイホームヒーロー最終話 窪の死亡とラスボス志野の最後について【それぞれの本名】

漫画

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はじめに

前回、マイホームヒーローは
おそらくあと8話ほどで完結すると予想しました。

原作者、山川直輝先生の
『マイホームヒーローのラスボスについて』のとても興味深い
YouTube動画があったので紹介します。

マイホームヒーローあらすじ

第一部

推理小説好きの平凡なサラリーマンだった
鳥栖哲雄が娘・零花のために半グレの麻取延人を殺し、
その犯行を半グレのひとり間島恭一になすりつけます。
その後、延人の父親である麻取義辰に犯行がばれ、
麻取も殺し、山中に埋めます。

第二部

半グレの狙いは哲雄の妻である鳥栖歌仙の実家の資産でした。
歌仙の実家はカルト教団で
親族である鳥栖洋二中心のヤクザに守られています。
そこに半グレのリーダーである窪が乗り込み村人とヤクザをほぼ壊滅させます。
その後、哲雄vs.窪の直接対決になり、
状況的に哲雄の勝利でしたが、
窪は逃走します。

詳しくはこちらの記事を読んでください。
マイホームヒーロー 二部 ネタバレ あらすじ 
歌仙の実家の村編 完結 49話から150話 6巻から17巻に収録

第三部

村での事件から7年後。
哲雄は窪を殺害後、
(さらっと書いたのですが詳しくはこちらの記事を読んでください。
マイホームヒーロー 第三部 時系列ネタバレ 
151話~192話 18巻から22巻 )
麻取や窪の雇い主である志野と直接対決しています。
(2024年5月15日現在216話までネタバレ記事はこちら
マイホームヒーロー 第216話『不覚』最新話 ネタバレ)

それぞれのラスボスについて

まず、前提として鳥栖哲雄の身体能力を1~10の『1』
に設定したそうです。
他作品との差別化を図るためです。 
『1』は弱いです。
設定上、 歌仙と哲雄が本気で戦っても、歌仙が勝つそうです。

第一部のラスボス「麻取義辰」

本名 山内義辰

 哲雄と同じ身体能力『1』の
最弱、電話詐欺師。
(電話詐欺能力『10』)
最弱 対 最弱の仁義なき物理バトルで幕を閉じました。

電話詐欺能力全振り。

第二部のラスボス「窪」

本名 佐武辰巳(さたけたつみ)

 哲雄に対する対比として身体能力『10』の最強の殺し屋。
 二部のラスボスなので死ぬ予定だったのが、 
人気が出すぎて編集者による延命が行われ、
第三部まで生き残ることになったそうです。

身体能力全振り。

窪は二部で死亡する予定だった

窪は人気が出すぎて編集者による延命が行われ、
第三部まで生き残りましたが、
山川先生と朝基先生双方の共通見解として
「窪にもうこれ以上の仕事は無い」という結論になったそうです。
しかし「窪を殺せば第3部は描かせない」と脅され
生かさざるを得ない状況になり、
その結果として、「窪ファンにも第3部を読んで貰いたい」
という「繋ぎの仕事」だけを残して
23巻末の結論
(窪は第三部の冒頭では実はもう死亡していた)を、
3部開始前の準備期間中に朝基先生が考えたそうです。

第三部のラスボス「志野」

本名 小堀大成(こぼりたいせい)

志野の身体能力は『4』ぐらいで、
人よりちょっとだけ弱いけど普通の人。
実は犯罪もそこまで上手くない(よくミスる)。
まあ普通よりは上… 『7』ぐらい。
電話詐欺も口が上手いからまあまあできるけど、
麻取義辰よりは上手くない。『8』ぐらいでしょうか。
窮地に陥るとパニクって本領発揮できるまで時間がかかる。

志野。仲間を作る能力全振り。

志野は普通の人

志野はたった一つ。
「仲間を作る能力」に全振りした、
麻取義辰と別バージョンのピーキー能力者です。

他作品・王道との差別化

第1部、麻取。電話詐欺能力全振り。
第2部、窪。身体能力全振り。
第3部、志野。仲間を作る能力全振り。
全ては「他作品・王道との差別化」により生み出された、
1点全振りのピーキー能力者であり、
そんなラスボス、 そんなラスボスが登場する
バトル漫画を生み出したのは王道を避けたからだそうです。

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志野は死亡するか

山川直輝先生はほとんど
自分を説得させるために漫画を描いているそうです。
その話を聞くと、志野は死亡すると思いました。
人生初完結漫画だそうです。

ドラゴンボールと、志野、窪、麻取の話 全文

YouTubeの全文の聞き取りです。

ヤンマガ最新号におけるマイホームヒーローの志野とドラゴンボールの話

鳥山明さんが2024年3月1日に他界されました。
代表作『Dr.スランプ』は1980年〜1984年
『ドラゴンボール』は1984年〜1995年 連載だったようですね。
自分は1988年生まれで、
鳥山明さんといえばドラゴンボールとドラクエで、
ドラゴンボールはZで、
フリーザ、セル、魔人ブウと戦っていて完全にバトル漫画のイメージでした。

他界された際に、
Dr.スランプ世代の人達がイラストやメカデザインに驚き、
心酔していたコメントを出していて、
「あ… そんな感じの認識なんだ…」と思いました。
もちろん「その衝撃があった」という旨の話は聞いていましたが、
まず『バトル』が1番で、
その次にイラストやメカデザイン…
という話なのだと思っていました。

Dr.スランプアラレちゃんのアニメは
再放送と2期の両方観ていますが、
鳥山先生本人が描いた訳でもないアニメだったので、
イラストのイメージもメカデザインのイメージも特に無かったです。

そんな訳で、自分の中で
鳥山先生=バトル漫画家 (とドラクエの絵)であり、
生まれる前からレジェンドで、
幼少期もずっとレジェンドで、
中学に上がる頃には半分漫画家を引退していた…。
そんなタイプのレジェンドでした。
居るのが当たり前で、概念として太陽に近しい存在でした。
鳥山先生の死去は、
自分としては「太陽の横にあったでかい星が消滅した」
みたいな印象で捉えていて
「え…?あの星が消えることってあるんだ…」という印象です。

バトル漫画を描いている

そんな訳で。
自分が「漫画家になりたい」
と最初に思ったのは幼稚園の年長。
アニメの『飛べ! イサミ』を観た時でした。
ですが、それは最終的に背中を押した作品であり、
そもそも『ドラえもん』が大好き、
ドラえもんみたいな作品が作れたらいいな、
というベースで「本音は漫画家になりたい」があった上で、
ドラゴンボールも超絶流行っていてそれも観た上での決意でした。
で、幼稚園の年長から絵本、
小2から漫画を描き始めたんですが、
描くものはバトル漫画です。

ドラえもんのような空想科学アイテムを考える能力は
小学校低学年にはありませんし、
人間ドラマを描ける能力も無い。
だけど、バトルだけは描けます。
「戦えばいいだけ」ですから。
良くも悪くも、クオリティの差は天地あれど、
バトル漫画とは、登場人物が別の登場人物と戦えばバトル漫画なんです。
そしてバトル漫画といえばドラゴンボール。
バトル漫画の金字塔であり、正解であり、
教科書なのがドラゴンボール。

漫画家 山川直輝の身体は、
ドラゴンボールという骨に、
ドラえもんという肉を受肉し、
飛べ! イサミという靴を履いて歩き出しました。
そんな感じで、35歳になった今、
概ね30年間ずっとバトル漫画を描いています。
これからもずっとバトル漫画を描いて行くでしょう。

反抗期?

そして、バトル漫画ばかり描き続けて、
途中でとある疑問にぶつかります。
「インフレバトルってどっちが強いのか曖昧じゃね?」と。
ドラゴンボールは、フリーザ戦の時点で
『本気を出せば星を一つ破壊できる』力を手に入れます。
そして、それ以降のセル、魔人ブウ戦は、
フリーザ編よりも遥かに強くなった状態で戦っています。
ですが、戦場である地球は壊れない。
つまり皆「力をセーブした状態で戦っている」とも捉えられます。
もちろん「力を圧縮している」とも捉えられるので、
「まあそっちなんだろうけど…」との認識ではいましたが。
もう一つ、「星を壊せるようになるパワーを持った
インフレバトルって、やっていいのドラゴンボールだけじゃね?」と。
単純に絵と漫画が上手くて
キャラが魅力的だからドラゴンボールのバトルは成立しているのであって、
「星を壊せるようになるパワーを持ったインフレバトル」
は設定としては『超つまんない』んですよね。
毎回『その攻撃を、眼の前の敵じゃなくて
足元の地球にぶち当てれば
いつでも全人類と一緒に敵を殺せる』中で戦う訳ですから。
(セルやブウが地球が消し飛んで
宇宙空間に飛び出た程度で死ぬのか?
という話は一旦別にして。
地球ごと全人類が死んだら倒せても倒せなくても同じことだし)

そんな考えに至ったのは中学ぐらいでしょうか。
その頃は人並みに「ジャンプ作家」を目指していましたが、
ジャンプはどの作品を見ても
主人公はスーパーパワーを持っていて、
肉体のみで戦う作品が無い。
当時のジャンプとしてはせいぜい『るろうに剣心』ぐらいでしょうか。
それもそれで、人間には不可能な剣技などを使いますが。
肉体のみと言っても『刃牙』みたいな超人バトルも自分の中では違う。

そんな訳で、実写のアクション映画みたいな、
『概ね物理法則に従いつつ、
ちょっとのワイヤーアクションなどの嘘とちょっとの超能力を使う』
…ぐらいのバトルに傾倒していきます。

勝利のロジック

あらゆるバトル漫画の勝敗は、
言ってしまうと『作者の塩梅』です。
作者が『主人公 勝て!』と思えば主人公は勝ちます。
が、その『作者の都合』が読者に見えたら興ざめな訳です。

そこで、作者は漫画に説得力をもたせる必要が出てきます。
「勝利のロジック」です。
誰に向けての説得なのか、説得する相手は、主に2人います。
・読者か
・作者、自分自身か
前者は「商業作家寄り」
後者は「アーティスト寄り」で、
自分は圧倒的に後者です。

もちろん大抵の人はその「両方」であり、
『何:何』の塩梅が変わる形ですが、
自分は『1:9』で、ほとんど自分を説得するために描いています。
で、バトル漫画における勝利のロジックとは
・ドラゴンボールでは亀仙人や界王様の下で行った修行シーンだったり、
・『北斗の拳』のサウザー戦においては、
サウザーの内蔵の位置が通常の人間より
左右逆であることを突き止めることであったり、
『ジョジョ』や『ハンターハンター』においては
敵の能力や弱点の追求であったり、
その情報を元に、相性のいい味方側の能力者を戦わせることであったり。
・そして、「覚醒」があります。
特に最も作者の都合なのが「覚醒」。
ドラゴンボールのフリーザ戦で
悟空がスーパーサイヤ人になったのも区分としては覚醒なんですが、
それはいいんですよ。
なぜなら「クリリンの死という覚醒のためのロジックがあった」事と、
「最初にやった有名な作品だから」ということ。
ドラゴンボールほど有名じゃない作品で
主人公の覚醒を描いた漫画はあったでしょう。
ですが1988年生まれからすると最初に認識した覚醒がスーパーサイヤ人だったので。
ですが時たま、前兆なしに突然行われると、
興ざめする事があります。

自分は人生で一番好きな漫画は『ハンターハンター』で、
冨樫先生の大ファンですが、
ゴンのゴンさん化と、
浦飯幽助の隔世遺伝はあんまり好きじゃないです。

…という形で「バトル漫画における勝敗のロジック」
の一例を出しましたが、
いずれも突き詰めれば作者の都合ではあるとも思えるんですよね。
『ジョジョ』や『ハンターハンター』などの能力バトルにおいて、
相性がいいキャラ、能力を、いつ用意したのか。

→相性のある能力者を初めから敵味方に用意して→戦わせる
のか…

→先に能力者を出して →相性と関係なく戦わせてみる
のかによってご都合度が上下します。

ジョジョは後者だと聞いたことがありますし、
だからこそラスボス戦で時間止め能力者に
太刀打ちできない事が判明し、
勝利のための打開策としてスタープラチナはさらなる能力に覚醒した、と。
このパターンは、「覚醒」ではありますが、
その前のバトル部分においてはご都合主義を排したバトルになっています。
とは言え、究極を言うと
パンチ一発にしても作者が「当たれ!」と思えば当たるし、
どんな必殺・逆転の一撃でも「外れろ!」と思えば外します。

バトル漫画で作者の都合を0にできないことが判明しました。

だがそうなると自分を説得できない。
自分が納得できない。
すると次の段階、ご都合主義がより少ないものとして
「頭脳バトル漫画」が現れます。 

金字塔しては、『デスノート』
大前提として存在するチートアイテム、
死神が落とした「デスノート」
最初にその本のルールを説明して、
そのルールに従って双方が頭脳バトルを駆使する。
ここで「途中で本ってみが変わったら」興ざめです。

最も自分を説得しやすい、ご都合主義 最低限のタイトルでした。
ですが、そんな作品を描く能力も無ければ、
物理バトルシーンと描きたい。
そうやって、それら全ての要素をちょっとずつ盛り込んだ作品
『100万の命の上に俺は立っている』を描きます。

・身体能力は、元の力をベースとした、ちょっとだけチート。

・魔法は基本3種、裏2種の合計5種類のみ。
5種類の能力は全て説明しており、
この5種類以外の超能力は登場しない。
・その「ちょっとした身体能力のチート」と「5種類の魔法」を駆使した
頭脳+物理のバトル漫画
それが『100万の命〜』

最弱の呪い

その1年後、
そこから更に物理のバトル要素をほとんど奪われた
『マイホームヒーロー』の連載が始まります。
自分は漫画を描く際、 主人公の強さを、
10段階中上から4番目、下から6番目にいつも設定していました。
個人的にその「普通の人よりは強いけど、主人公より強い奴は大勢いる」
という状態が一番萌えるからで、
100万の命~の主人公 四谷友助もその強さです。

ですが、その設定を初めて変えてみたのが、
100万の命~の読み切りバージョンを描く
1作前に描いた読み切り漫画、
人生初の頭脳バトル漫画の主人公です。
その主人公は、「真逆」として、身体能力を「1」に設定しました。
ミステリーサスペンスの頭脳バトル漫画。
・恩人の不審な自殺。
高校生の主人公が、恩人の死を他殺と考え、
一人で、存在するかも分からない「犯人」を探す漫画です。
途中で犯人と対峙、戦闘になりますが、
完全無抵抗にボコボコにされます。
一切反撃できないどころか、反撃の素振りすら見せません。

その読み切りを読んだ事のある当時の担当編集者が、
のちに「サスペンスを描いてくれ」というオファーをしてきて、
それが『マイホームヒーロー』になります。

その作品の主人公の遺伝子を
『100万の命~』『マイホームヒーロー』両作の主人公は色濃く受けており、
マイホームヒーローにおいては、
主人公鳥栖哲雄の 1〜2部における
身体能力を『1』と設定しているのもこの作品 由来です。
なので哲雄は必ず物理のバトルになれば
ボコボコにされてきました。
同じ身体能力『1』である、麻取義辰と戦うまでは。
(そんなシーンは存在しませんが、
設定上、歌仙と哲雄が本気で戦っても、歌仙が勝ちます。)

自分は漫画を描く際、
自分の作品だけで完結する作品を描くことはありません。
「あらゆるメディアの中の一作としての本作」
という描き方をします。
端的に言うと「他作品との差別化を図る」という事です。
マイホームヒーローにおいて哲雄と歌仙がグルなのは、
「『ブレイキング・バッド』で主人公と妻が仲間じゃない」
事に対しての差別化です。
そして哲雄の身体能力が『1』なのも、
その他大勢の作品に対する差別化です。

サスペンスつながりで言うと、
『名探偵コナン』はキック力増強シューズで超強い。
サッカーボールを蹴る瞬間は10段階中7か8ぐらいでしょうか。
毛利蘭は8か9ぐらい、京極さんは10です。
『金田一一』はまあ人並み。5ぐらいとしましょう。
それに対しての1は超弱い。新しい。
なぜ差別化を図ろうとするかというと、
「そうしないと生き残れないと思ってるから」です。
「王道では勝負できないと思ってるから」です。

かつてヤンジャン編集部に持ち込みに行った際に言われた、
「『ブリーチ』第一話が、漫画の第一話としてどれだけ優れているか」
という解説。 
ですが自分は「ブリーチを描きたいとも、
ワンピースを描きたいとも1ミリも思わない」
「描けたとしても描きたくない」 描きたいものじゃないから。

そこで一定の挫折を味わうんですよね。
「俺は大ヒット作家にはなれない。
なぜなら王道を面白いと思ってないから」と。
「王道では戦えないから差別化を図って脇道に逸れよう」と。

そうやって描き始めた、
「俺のブリーチ」 それが『マイホームヒーロー』になります。

マイホームヒーローのラスボス

長くなりました。
以上を前置きといたしまして、今回。
人生で初めて連載漫画の完結を迎えようとしている漫画 『マイホームヒーロー』
第1部のラスボス「麻取義辰」
哲雄と同じ身体能力『1』の呪いを受けた最弱電話詐欺師。
(電話詐欺能力『10』)
最弱 対 最弱の仁義なき物理バトルで幕を閉じました。

第2部のラスボス「窪」
 哲雄に対する対比として身体能力『10』の呪いを受けた最強の殺し屋。 
2部のラスボスなので死ぬ予定だったのが、 
人気が出すぎて編集者による延命が行われ、 第3部まで生き残りましたが、
自分と朝基先生双方の共通見解として
「窪にもうこれ以上の仕事は無い」という結論。
でも「窪を殺せば第3部は描かせない」と脅され、生かさざるを得ない状況。
その結果として、「窪ファンにも第3部を読んで貰いたい」
という「繋ぎの仕事」だけを残して
23巻末の結論を、
3部開始前の準備期間中に朝基先生が考えました。

第3部、人生初完結漫画の最終章のラスボスとして用意した最後の敵、
ヤンマガ最新号、単行本25巻収録で
ついに本性を表し…いや、 実力を発揮できたラスボス、
「志野」 (映画では分かりやすく「志野寛治」となっておりますが、
原作において「志野」は偽名であり、下の名前は存在しません)
志野の身体能力は『4』ぐらいでしょう。
人よりちょっとだけ弱いけど普通の人。
実は犯罪もそこまで上手くないです。
よくミスるし。 まあ普通よりは上… 『7』ぐらいでしょう。
電話詐欺も口が上手いからまあまあできるけど、
麻取義辰よりは上手くない。『8』ぐらいでしょうか。
窮地に陥るとパニクって本領発揮できるまで時間がかかる。
志野はたった一つ。 「仲間を作る能力」に全振りした、
麻取義辰と別バージョンのピーキー能力者です。
第1部、麻取。電話詐欺能力全振り。
第2部、窪。身体能力全振り。
第3部、志野。仲間を作る能力全振り。
全ては「他作品・王道との差別化」により生み出された、
1点全振りのピーキー能力者であり、
そんなラスボス、そんなラスボスが登場するバトル漫画を生み出したのは王道を避けたからです。

光あれ

あらゆる「他作品」の基本骨子の、
芯の芯、 折れ線グラフにおける『0地点』に存在しているものが、
ずっとドラゴンボールでした。
いや、これからもずっとドラゴンボールです。
自分にとって、世界にはまず最初にドラゴンボールがあって、
ドラゴンボールを元にそれ以降の作品が作られていきました。
ワンピースもハンターハンターも。
だから、自分にとって、鳥山明先生は、
悪く言うと、あんまり「人」だと思ったことは無かったですね…。
会った事も無いし、
会った事ある人にも会った事無いし。
自分にとっては自分が生きているこの『バトル漫画世界』の、「最初」でした。
旧約聖書の創世記で、 神が「天地」を作り、
「水」を作り、「太陽」を作り、「空と海」を作り、「植物」を作り、
「動物」を作り、最後に「人」を作ったとありますが、
ドラゴンボールは自分が生まれた時から
この世界の金字塔で、それからもずっと金字塔でした。

太陽の横に光り輝くでかい星。
ずっと在って、
ずっと在るのが当たり前ずっとそう思ってました。
だから、そんな星が消える日が来るとは思ってなかったですね。
マイホームヒーローも100万の命~も、
ドラゴンボールという灯台から見てどの方向に進んでいるか、
という指針を元に描いています。
私の骨です。
これからもその指針を元に進んでいきます。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。

おわりに

哲雄の推理力や行動力は数値にするといくつなのか
気になりました。

ここまで読んでいただきありがとうごさいました。

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