はじめに
とうとう薬屋のひとりごとが最終回を迎えました。
今回は楼蘭の最期について書いていきます。
楼蘭は死亡した?
楼蘭は2期23話(47話)で撃たれましたが、そのまま砦から落ち遺体は発見されませんでした。
48話 エンディング後
市場に現れた少女は楼蘭です。アニメだと声優さんのおかげでわかりやすいですね。
少女は猫猫からもらった壬氏の簪を売り、『玉藻』と名乗ります。
楼蘭=玉藻前
楼蘭は玉藻と名前をかえて日本にやってきました。
原作者のブログより
子翠:虫好きゴーイングマイウエイ女官。実は翠苓の内通者。おそらく緑と赤の見分けがつかない。
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楼蘭:子昌の娘、皇帝の妃。お付の侍女ともどもに派手な格好をしていた。のちにそれが子翠として行動するのを欺くのに利用していたと判明。皇帝一族、後宮、国を恨む母に呪詛とともに育てられた娘だが、その精神はまっすぐなまま、不器用ながらにことをおさめようとしていた。異母姉と幼い一族の子どもたちをすくうため、稀代の悪女を演じようとする。翠苓とともに元医官に勉学を習ったためか虫に詳しく、それゆえ今後起こりうる国の危機を察していた。そのため、この国に子の一族はいらないと判断する。
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玉藻:名前の意味が分からないなググるといいかも。
玉藻とは玉藻前のことです。
「玉藻(玉藻前/たまものまえ)」の伝説について、詳しく紹介します。これは日本三大妖怪伝説のひとつにも数えられる、有名な怪異譚です。
玉藻前(たまものまえ)とは?
概要
玉藻前とは、平安時代末期に鳥羽上皇の寵愛を受けた美女でありながら、その正体は人間に化けた**九尾の狐(きゅうびのきつね)**だったという日本の伝説上の存在です。
- 美貌、知性、教養すべてを備えた絶世の美女。
- 実は、長い年月を経て化けた妖怪=九尾の狐。
- 日本中に災いをもたらしたとされ、最終的には討伐されます。
玉藻前伝説の詳細(日本のバージョン)
起源
- 元々は中国やインドにいた九尾の狐で、歴代の王朝に取り憑いては国を滅ぼしてきたとされる。
- 最後に日本に現れ、「玉藻前」という名で宮中に入り込む。
日本での伝説の流れ(主に『玉藻前曦袂(たまものまえ あさひのたもと)』より)
- 玉藻前、宮中に仕える
鳥羽上皇に寵愛される。非常に賢く美しく、誰もが魅了された。 - 災いの兆し
玉藻前が現れてから、上皇は病に倒れ、怪異が宮中を襲うようになる。 - 陰陽師の活躍
安倍泰成(やすなり)ら陰陽師が調査を行い、玉藻前が妖狐であることを見破る。 - 討伐
玉藻前は逃亡。那須野が原(栃木県)で討伐隊により射殺される。 - 殺生石(せっしょうせき)になる
死してなお毒気を放つ石「殺生石」となり、人や動物が近づくと命を落としたという。
殺生石(せっしょうせき)の伝説
- 現在も栃木県那須町に「殺生石」があり、観光名所にもなっています。
- 2022年には「殺生石が真っ二つに割れた」というニュースが話題になり、「玉藻前の封印が解けたのでは」とSNS上で騒がれました。
玉藻前伝説の国際的背景(東アジアでの共通モチーフ)
国 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
中国 | 妲己(だっき) | 商王朝の紂王に仕えて国を滅ぼした美女。九尾の狐が化けていたという説あり。 |
インド | 魔性の女性 | 悪しき精神や魔女が王に取り憑き、国を乱すという伝承が複数存在。九尾ではないが共通点あり。 |
日本 | 玉藻前 | 鳥羽上皇の寵姫であり、九尾の狐が化けた姿。災厄をもたらし、陰陽師に討たれる。 |
つまり、九尾の狐は「美と妖しさを兼ね備えた、国家を滅ぼすほどの力を持つ存在」として、アジア各地に伝わっているのです。
象徴的な意味・イメージ
要素 | 意味・象徴 |
---|---|
九尾の狐 | 長命・霊力・妖しさ・美貌の象徴 |
玉藻前 | 美女と毒、知性と策略の二面性 |
殺生石 | 呪いや怨念、災いの残留物としてのシンボル |
アニメ薬屋のひとりごと2期 DMMTVで配信中
薬屋のひとりごとおわりに
楼蘭は死亡せず、海外逃亡に成功したと思われます。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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