帯に『最後のページから目を上げた時、きっと世界は少し違って見える』とあり期待。
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ネタバレと感想
わたしの美しい庭Ⅰ
小学5年生の百音(もね)は統理(とうり)と2人暮らし。
統理は百音の母親の前の結婚相手。(統理と百音の母親は結婚していて、
離婚して次に結婚した旦那との間に生まれたのが百音。
百音のほんとうの両親は交通事故死。
もねが5歳のとき。その後とうりが引き取る)
そこに統理の親友でゲイの路有(ろう)がごはんを一緒に食べにくる。
一緒のマンションに住んでいる。
マンションの屋上に庭園があり、その奥に神社がある。
縁切神社。
とうりはそこの神職(宮司の仕事)をついでいる。
ほかに翻訳の仕事。
もねが生意気というかしっかりしていてかわいい。
8歳のとき近所の人にとうりとの関係を言われてモヤモヤして、
それを縁切する。『よくわからない灰色のモヤモヤしたもの』
とうりの
幸せに決まった形なんてないんだからってセリフがよい。
あの稲妻
同じマンションに住む桃子という39歳の独身女性が主役
見合いをすすめられてうんざりしている。
会社(事務職)ではお局で煙たがられている。
路有は屋台の飲み屋をやっているから、
そこに飲みに行ったりする。
もねやとうりとの交流もある。
桃子は高校生のときに付き合っていた彼氏を
はじめて結ばれた翌日に交通事故で亡くしていた。
浴衣を着て花火大会にいく予定の直前で。
彼氏に「浴衣、すげぇ楽しみ」と言われた。
路有に「桃子さん、(浴衣)すげえかわいい」と言われて、
昔を思い出して泣いてしまう。
わたしだけが、今もあの夏を更新できないでいるなんてね。
その帰りにとうりから茨木のり子の詩集をもらう。
『けれど歳月だけではないでしょう
たった一日っきりの
稲妻のような真実を
抱きしめて生き抜いている人もいますもの』
それを、読んで無理に彼氏のことを忘れるのをやめる。
縁切に『世間体』と。
ロンダリング
路有がメインの話
新しい彼ができそうだけど前に進めない路有。
路有は4年前に同棲していた彼に突然捨てられた。
彼は親のために女と結婚した。
その元恋人から暑中見舞いが届く。
メッセージはない。
仕方がないから、元カレに会いに行く。
元カレは奥さんが妊娠中で、路有と逃げたいというが、
結局はただのマタニティーブルーだった。
この男が本当にひどい。
でもそういう人いそう。
奥さんと別れて逃げたいと言っておきながら、
昼に奥さんが作ったカレーを食べる。
路有がいくら言ってもやめてくれなかったのに、
生まれてくる子どものために禁煙する。
路有が彼と別れてボロボロになった当時を思い出すんだけど、
そのときとうりともねがやさしくて読んでて泣いてしまった。
元カレを説得して形代を書かせて帰ってくる。
縁切の形代には『逃げ癖』
とうりが奥さんと別れた理由はとうりが細かいから。
とうりはまだ奥さんが好き。
兄の恋人
桃子の彼氏だった坂口くんの6つしたの弟、基(もとい)がメインの話。
準大手ゼネコンに勤めていたが33歳で鬱病になり、実家に帰ってきた。
彼女はいる。
メンタルクリニックの受付で偶然桃子に会う。
兄の命日に墓参りに行って、桃子と会い話をする。
路有の屋台にも偶然あって飲んだりする。
彼女にプロポーズしようと焦って突然家に行ったりもする。
彼女の負担になっていて、結局別れる。
頑張ることを諦める、病気を受け入れる感じかなぁ。
形代はここでは書かない。
鬱病の少し元気出て、行動したらそのあと落ち込んで寝込む、
みたいのがすごいリアルだった。わかる…
もう同じ仕事には戻れないかなぁ…ってなったとき
それまでは年内に治す!
減薬もうまくいってる!てしてたのに、つらかった。
わたしの美しい庭Ⅱ
もねがメイン。
学校で『思いやり』について話し合い
両親のことをみんなが愚痴ってるなか、
突然謝られてモヤモヤするもね。
かわいそうな子扱いされたことにむっとしている。
うまく処理できない感情をとうりと路有が真剣に答えてくれる。
とうりは子ども相手でもごまかさないできちんとした言葉で説明してくれる。
事実というものは存在しません。存在するのは解釈だけです。
もねが『へんな思いやり』
桃子と基がそれぞれ『お見合いの斡旋』『再就職の斡旋』を縁切りに。
もねは、毎日とうりが手入れして守っているこの美しい善い庭が好き。
最後に
とうりのことももっと知りたかったです。
とうりは形代になにを書くのか。自分が宮司だから書かないのでしょうか…
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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