ねずみの初恋 第90話『練習』最新話 ネタバレ

はじめに

大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第90話『練習』のネタバレです。
「ねずみの初恋」は毎週月曜日に更新です。次回更新は12月29日予定です。

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ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。
何も知らない普通の青年、碧(あお)。
二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。
あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。

碧は生きていた。ねずみたちはコンテナ船のエンジンを停止させた。ねずみは碧にあらためて謝り、碧はねずみを許した。ふたりはヒソクたちとの直接対決に挑む。

ねずみは強かった。ヒソクたちは傷だらけになり、息も絶え絶えだった。ただ、誰も殺されていなかった。

ヒソクが、「とどめ、刺さないんですか？」みんなまだ生きている。ねずみに向ってくる男がまだいた。しかし、ねずみは碧の首を刺したときのシーンを思い出して動けなかった。

とっさにあおくんが庇い、その男の首を刺して殺した。あおくんに「ありがとう」と言うねずみに豚磨が大きな声を出した。「ありがとうじゃないでしょ。今、彼氏さん人を殺したんですよ」

豚磨はねずみは殺しを望んでないはずだと主張し始めた。彼氏さんと一緒にいるために人を殺し続けるのか？もうやめて、僕と一緒にきてください。とねずみに訴える。ねずみのナイフを持つ手が震えていた。

それを見た碧は、ねずみの腕を掴みその場から立ち去ってほかの船室まで敵をまいた。ふたりはランドリールームに入った。ねずみは伏し目がちになっていた。

あおくんが「怖い？」と聞く。ねずみはわからないけど、殺そうとしたときに力が抜けちゃう。怖いのかも。と答えた。

碧が「練習する？」と言い出した。その練習は第5話でねずみが碧に教えた『刃物を人に向ける練習』碧がねずみの手をつかんでナイフを自分の喉元に突き立てようとする。ねずみはびっくりして手を引っ込めてしまう。

しかし、碧が一緒に帰りたいけど、自分ひとりの力では勝てない。と言うと、ねずみも「一緒に帰りたい。」と『練習』をすることにした。

ねずみはゆっくりと碧の喉仏にナイフを近づける。碧の首を刺してしまったときのことが色濃く思い出される。しかし、ねずみは碧の喉仏にぐっとナイフを押し当てた。

喉仏に食い込む刃先を食い入るように見つめるねずみ。その顔はなにか呆気に取られているようだった。

第91話ネタバレ→

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