ねずみの初恋　第82話『love training』最新話　ネタバレ

はじめに

大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第82話『love training』のネタバレです。
「ねずみの初恋」は毎週月曜日に更新です。次回更新は10月13日予定です。

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ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。
何も知らない普通の青年、碧(あお)。
二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。
あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。

ねずみは子供たちと一緒のコンテナに入れられていた。子供たちに「うちらのことも・殺すの？」と言われあおくんを殺したと言われている気がして大泣きしてしまった。

コンテナの中の子供たちに食事が配れれた。わずかな冷凍ピラフだ。ねずみは縛られて座っている。暗い顔をしていた。

子供たちの中のミナトという女の子とセイという男の子が、コン(ねずみが戦った長髪に両腕入れ墨の男)に襲われたときにコンを殺す練習をしていた。

ミナトが襲われるだろうから、セイをコンに見立てて五寸釘を首に刺すシュミレーションをしていた。その様子を見ていたねずみは碧に殺しを教えたときのことを思い出していた。

ミナトとセイは首じゃなくて心臓を刺そうと考え心臓の位置を確認しはじめた。黙って聞いていたねずみだったが「それ、刺さらない」とアドバイスをしはじめた。骨と筋肉があるから心臓を刺すのは子供の力では無理だと教えた。

セイがどこを狙ったらいいか聞いてきたので、ねずみは「目」と答えた。

ミナトはねずみに「まだうちらのこと、殺す気なの？」と確認した。ねずみはたぶん。と答える。

鯆の命令は親父と瑠璃以外全員殺せだったからだ。

時間が立ち「おしごと──」と言って入ってきたコンが指定したのはミナトではなくセイだった。セイは理解できず、オレはミナトちゃんじゃないです。と言ってしまう。しかし、『仕事』があるのはセイで間違いなかった。コンはセイに排泄の確認をする。肛門を犯すのだろう。

ミナトはセイを助けなければと思ったのだろう。急にうずくまり激しく咳き込みはじめた。その様子にコンが近づいてきてミナト背中をさすろうとする。

ミナトは五寸釘をコンの目に刺そうと手を伸ばした。しかし、あと僅かで届かない。手が震えていた。コンは「力が入らないように、死なない絶妙なラインに食事を調整してるからね。」と笑った。青ざめるミナト。

ミナトが謝りかけたそのとき、ねずみがコンの背後にいて、ミナトの手をつかんでそのまま五寸釘をコンの目に刺した。つぷっと嫌な音がした。

怯えるミナトにねずみは「じっと見てれば慣れるから大丈夫」と言った。それはかつて碧に教えたことだった。

コンはセイを担ぎ、「クソ女(ねずみ)起きてる、扉締めて！」と慌てて出ていった。

しかし、間に合わない。ねずみはしごとしないと。と扉に手をかけた。

第83話ネタバレ→

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