はじめに
大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第52話『SOVT』のネタバレです。
毎週月曜日に更新です。
ねずみの初恋 – 大瀬戸陸 / 【第52話】SOVT | マガポケ
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ねずみの初恋ってどんな話?あらすじ
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。
何も知らない普通の青年、碧(あお)。
二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。
あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
ネタバレ
前回まで
ねずみは碧とカラオケに行く約束をした。ねずみはカラオケ初体験だ。
第52話『SOVT』
ねずみはお風呂に入りながら、『歌声を自然に無理なく出す方法』という動画を見ていた。
見ながら実際にやってみる。口の前に手を重ねてロングトーンで話すというレッスン。『う─────』
ねずみの声は『ゔ────』
歯磨きをしに、碧が洗面所に入ってきた。ねずみに「はみがきしにきたー」と伝える。前回、驚かせてしまったからだろう。カラオケ嫌じゃなかった?と聞いた。ねずみは「大丈夫。私もあーくんとずっと行きたかったから。」と答えた。
真剣に『初心者向け歌声を安定させる練習4選!!』という動画を見ている。
カレンダーには12日に“カラオケ本番”の文字。
ねずみは動画を見て、部屋でも、公園でも、電車でも、寝室でも練習を続けていた。ベッドで練習している様子をみて碧が加湿器をかける。
ねずみは仕事帰りの車の中で練習をしていた。「ゔ───」
ふと右手の人さし指の先に点があることに気がついた。それをじっと見つめる。今日も仕事で誰かを殺した。首にナイフをたてた。
運転席にテングが座った。ねずみはもう一度指先を見た。殺した相手の顔は浮かばない。首をナイフで刺したということだけが映る。ねずみは「テング先生。私が今日殺したのって誰ですか?」と言った。テングは黙っている。「すいません。忘れてしまったので…。」と続ける。
テングは答えた。「忘れてええんじゃ。お前は覚えとかん方がええ。考えることが正しいとは限らん。何も考えるな。ねずみ。」ねずみは指先の点と殺した相手がまだ気になる様だ。あの…と言いかけるとテングに顔面を拳で殴られ言葉を遮られた。
「お前はいつか何もかも忘れる。小僧のことも。これ以上余計な詮索をするな。」
ねずみは「ゔ─────」と『歌声を自然に無理なく出す方法』をする。「ゔ─────」「ゔ─────」テングに何をしてる。やめろ。と言われても続けた。
テングが車を止めた。
ねずみは発生練習をやめた。口元から手を話すと鼻血がポタポタとこぼれていた。目は潤んでいる。「すいません。」
テングは、一度離したハンドルを再び握った。
第53話ネタバレ→
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考察
実は1年経っていた
今回の話でカラオケに行くのは12日とカレンダーにあります。
29話で1年記念日の3月13日(月)まであと25日と言ってるからその日は2月16日です。
3月13日が月曜日なのは2023年です。
45話のカメラに2024年3月3日の表示
52話のカレンダーでは12日の隣に次の日があるから2024年です。(2人は月曜はじまりのカレンダー使ってるから2023年だと3月12日は日曜日で隣はない。)
ということは52話はすでに1年記念日をすぎてほぼ1年経過しているのではないでしょうか。
英語のサブタイトル
第45話から英語のサブタイトルが続いています。
そのことからも、時間が2023年だったものが2024年になっている考えました。
注目すべきはねずみが鯆の指示によって中縹先生によって記憶を操作されていることでしょう。
1話ではねずみは豚磨に迫られたことを覚えているので45話(2024年3月以降)の調整で豚磨の記憶も消去したのではないでしょうか。
だから豚磨に再会しても覚えていなかったのではないでしょうか。
結末は?
結末はねずみは碧のことを忘れる。または碧によって殺されるのどちらかだと考えます。
おわりに
色々考えましたが、ペトロという謎すぎる人物もいるので先が全く見えません。
今回、ねずみが殺した相手もキーパーソンかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
第53話ネタバレ→
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