はじめに
大瀬戸陸の「ねずみの初恋」第46話『Glitch』のネタバレです。
ねずみの初恋 – 第４６話 「Ｇｌｉｔｃｈ」 | ヤンマガWeb
ねずみの初恋 – 大瀬戸陸 / 【第46話】Glitch | マガポケ
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第46話ネタバレ
ねずみがナイフで殺しの仕事をしている。
ターゲットのオフィスからは『ひな人形専門店QWビルデパート縹』『祝 村重春彦投手グレープス入団！！応援SALEデパート縹』の垂れ幕が見えた。
ねずみは垂れ幕を見つめる。立ち去ろうするが、ターゲットがまだかろうじて生きている声が漏れ聞こえたから、踵を返しもう2回ナイフでトドメを刺した。
場面が変わり、ねずみと碧と水鳥でラーメン屋に並んでいた。
ねずみははじめてくるラーメン屋で、水鳥と碧はきたことがある様子。ねずみに「きたことあるの？」と聞かれ、碧は「ねーちゃんが好きだったから」と答えた。
食券を買うのにもたつく3人。ねずみがどれにしようか迷っている。『大豚ダブル』というものを注文しようとした。咄嗟に水鳥が止める。他のお客さんが食べているどんぶり山盛りに野菜が盛られたラーメンを見るよう言い、「あれはこの店の並なの。」と教えた。そして、食券販売機の上には『絶対に残すなよ。』の張り紙があることも教えた。
食券を買い終えた3人はカウンター席にねずみを真ん中に座り、ラーメンを待つ。
水鳥はねずみをからかった。注文時ににんにくや油、野菜を増やしたいことを告げるとき、手を挙げるとお店の人が聞きに来てくれるよ。と嘘を教えた。碧は横目で見ている。
ねずみは素直に真っ直ぐ挙手した。一瞥してスルーする店員さん。水鳥と碧が笑いを堪えている。
騙されたことに気がついたねずみは「ひどくないっ」と怒った。碧にも「今日はあお君と口聞かないっ」とすねた。
注文したラーメンが見えたのか「あっ水鳥のきたんじゃない？」と言っている背後で豚磨が『大豚ダブル』の食券を買っていた。
感想と考察
3人でラーメンを食べるほのぼの回かと思ったら、突然のホラーです。
第44話で意識が戻っていると判明した豚磨がもう歩いて外出しています。
水鳥は豚磨のことを憎みきれずにいるのでしょうか。それとも生きていくために従うしかないのでしょうか？
この話の題名Glitchは［機器に発生する］問題、故障、誤作動、異常という意味です。
前回に引き続きねずみを人間扱いしていないということでしょう。
またGlitchにはスラングで［計画の］狂いという意味もあります。
誰の計画が狂ったのでしょうか。もしかして碧かもしれません。
ここで、豚磨と対面してしまうのか、お互いに気が付かずすれ違うのかも気になります。
第29話でもターゲット殺したあとそのオフィスから垂れ幕を見ていました。
『水木里奈のおかしな絵画展2/10から6/6よこみち美術館』
『祝村重春彦投手おめでとう！！縹市から世界へ！！グレープス入団』
時間の経過はそれほど経っていないとわかります。
垂れ幕にも何か意味があるのかと勘ぐってしまいます。
ねずみたちが活動しているのが『縹市』というところだというくらいしか私にはわからなかったですが。
おわりに
作者の大瀬戸陸先生がYouTubeで第44話について「豚磨が大量に食べることで“欲があるんだ。”と不穏になる。」と言っていて、本当にそうだなと思いました。
生きることと食べることは切り離せませんから。
そう考えるとこの作品は食べるシーンも重要なのですね。
メシアもねずみとの直接対決の前にハンバーガー食べてましたし。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。
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