はじめに
※本記事は『みいちゃんと山田さん』最新26話までのネタバレを含みます。
『みいちゃんと山田さん』は、
物語の冒頭で 「みいちゃんは殺される」 ことが明示されています。
読者は最初から、
- みいちゃんは、いつ
- どこで
- そして 誰に殺されたのか
を考えながら物語を読む構造になっています。
みいちゃんと山田さんを読むならこちら
👉【おすすめ】DMMブックス(高還元・初回70%OFF)
👉 Amazon(スマホで読みやすい)
👉 楽天ブックス(ポイント派はこちら)
現時点では、事件そのものはまだ本編で描かれていません。
しかし、下カバーの新聞記事・掲示板ログなどから、
すでに起きた事件の結果だけは提示されている 状態です。
この記事では、
今わかっている情報を整理した上で、
「犯人になり得る人物・ルート」を考察 します。
1巻から3巻のネタバレ記事はこちら↓
4巻から最新26話までのネタバレ記事はこちら↓
みいちゃんの死について分かっている事実
作中およびコミックス下カバーから判明しているのは以下です。
- 本名:中村実衣子
- 年齢:21歳
- 宮城県の山林で遺体が発見
- 下着に近い状態
- 拷問の痕跡あり
- 覚醒剤の成分が検出
- 行方不明時期は平成24年12月頃
- 歌舞伎町でキャバクラ・風俗で働いていたことが噂になっている
突発的な事故や病死ではなく、
明確な殺人事件 であることは確定しています。
結論
結論から言うと、
犯人の可能性が最も高いのは「マオ」ですが、単独犯ではなく“複数関与”の線が強い
と考えています。
以下、理由を整理します。
マオが最有力の理由
実際に“売ろうとした”唯一の人物
26話までに
・みいちゃんを海外に売り飛ばそうとした
・買い主と接触していた
・本人の同意などない
ここまで明確に“人身売買”が描かれているのはマオだけ。
「売る」ために動いたという事実は、
「殺す」ことへの心理的なハードルも低い存在だと考えられます。
マオ自身も組織とつながっている
成田空港でマオは拉致され、
「男でも使い道はある」
と言われて連れていかれます。
=マオはすでに 人身売買ルートの末端 に関わっていた。
こういう組織は、
・商品(みいちゃん)が逃げた
→ 制裁として殺された
というパターンも十分ありえます。
みいちゃんの遺体から“覚醒剤反応”
作中で
遺体から覚醒剤が検出された
と示されています。
覚醒剤を扱うのは
・半グレ
・売春組織
・薬物ルートを持つ暴力団
などです。
=マオが繋がっていた相手の“領域”なのは間違いありません。
マオだけが実行したわけではない可能性
私は、
「マオが直接殺した」のではなく、
みいちゃんを売ろうとしていた“組織側”に殺される形になった
と推測しています。
理由は以下の通り。
みいちゃんは“売り物”として扱われていた
商品が逃げた場合、
犯罪組織は“見せしめ”として殺すことが現実にもあります。
マオ自身がその後どうなったか不明
マオは空港で連行されて終わり。
あの描写から
マオ=処分対象
になった可能性すらある。
つまり、
マオが殺したのではなく、
マオの後ろにいた “売人・ブローカー” が実行した方が自然です。
風俗店の店長・キャバクラ店長の関与は?
この2名は
・みいちゃんを搾取した
・風俗へ“資源として回した”
という加害者ではありますが、
殺しまで行うタイプではない と感じます。
理由:
- 店長2人は“カネのために搾取する”タイプで、殺人はリスクが高すぎる
- 覚醒剤や売買ルートと関わっている描写はない
- 自分たちが通報される恐れが出る殺人をする動機が薄い
=黒ではあるが「殺し」はしていない層。
シゲオは?
シゲオは犯人の可能性が低い
シゲオは精神的に不安定ですが、
- みいちゃんを「救いたい」と思っている
- 自傷傾向はあるが、他害までの描写はない
- そもそも覚醒剤ルートと接点がない
よって犯人候補からは外れます。
宮城の関係者の可能性は?
地元(宮城)に戻った後の関係者
みいちゃんの遺体は、
宮城県の山林 で発見されています。
つまり、
- 東京で殺され、遺棄された
- もしくは、宮城に戻った後に事件に巻き込まれた
という2パターンが考えられます。
祖母が行方不明ポスターを作っていた可能性が高いことから、
完全に縁が切れていたわけではない のも事実。
今後の本編で
「宮城に戻った空白期間」が描かれれば、
この線は一気に濃くなる可能性があります。
新聞記事・掲示板ログが示すヒント
下カバーの新聞記事では、
みいちゃんは 「身元不明の女性遺体」 として扱われています。
掲示板では、
- 「エフエのみいちゃんで確定」
- 「去年の夏くらいに消えた」
と、
夜の街の“噂”として消費されている。
ここから分かるのは、
- 犯人が特定されていない
- 事件として大きく扱われていない
- 真相が闇に埋もれている
という点です。
=犯人は捕まっていない、もしくは公になっていない可能性が高い。
真犯人像(推測)
現時点の情報から最も可能性が高いのは、
“マオが売っていた闇ルートの男たち”
もしくは
“海外売買ルートの組織そのもの”
つまり 人身売買・薬物組織 が実行したケースです。
みいちゃんは
・逃げられない
・反撃できない
・社会支援と完全に断絶している
・搾取しやすい
という“最も狙われやすい特徴”が揃っていました。
今後の展開予想
作風から考えて、作者は
「犯人が個人」という描き方より
「構造的な加害」の象徴として描く
可能性が高いです。
つまり、
犯人一人を特定するのではなく、
複数の大人の搾取が連鎖して殺した
という方向に行くと思われます。
このテーマに沿うからです。
まとめ
◎最有力:マオが繋がっていた“売買ルートの組織”
○次点:マオ
△関与はあるが実行犯ではない:店長2名
×ほぼ白:シゲオ
みいちゃんと山田さんを読むならこちら
👉【おすすめ】DMMブックス(高還元・初回70%OFF)
👉 Amazon(スマホで読みやすい)
👉 楽天ブックス(ポイント派はこちら)
おわりに
『みいちゃんを殺したのは誰か?』という問いに対し、
最も作品テーマに沿った答えは、
みいちゃんを殺したのは“ひとりの犯人”ではなく、
彼女を搾取し続けた社会そのもの
です。
ここまで読んでいただきありがとうごさいました。


コメント